こんにちは、「過ぎし子育ての日々はほぼ笑い話」という育児ブログを運営している卯野ハンナと申します。

何かと物騒な世の中ですよね。

私には子どもが2人(姉弟)います。一戸建てに子ども達と3人で暮らしているため、防犯にはアンテナをはってきたつもりです。

たとえば子ども達の外出時はGPS(衛星利用測位システム)を持って行ってもらいます。

登下校や習い事の送迎など、車で送り迎えした方が心配は減りますが、私1人では手が足りません。歩ける範囲は自分で行かせます。

本日は「子育て世帯の暮らしの防犯」について関心のある我が家が、取り入れている防犯対策と意外な盲点を書きます。

【著者】卯野ハンナ
子ども2人と暮らしているアラフォーシングルマザーです。実体験をもとにした子育てアイデアや、子育て費用軽減、子供の防犯(GPS)、FP3級の知識で節約術などの記事を書いています。

防犯に力を入れるようになった経緯

我が家は親戚が建てた一戸建てを相続する形で住んでいます。

一番はじめにやった防犯対策は、建物をぐるっと覆っている何十本もの木を伐採し、網のフェンスに変えました。

不審者が隠れる場所をなくし、隣近所からよく見える状態となりました(苦笑)

イメージとしたらこちら↓


こんな丸見えの家だというのに、なんと庭に生えている果物の実をごっそりと泥棒されました!!!時間は早朝です。

実を取られたのはこの1回だけですが、たとえ1回でも庭に泥棒が入り、さらに道に面した場所ではないので、本当に気持ちが悪かったです。

防犯に対する意識の甘さを考えさせられる日々を過ごしていましたが、なんと夫が病気で他界し、シングルマザーとなってしまいました。

家に大人が私だけ・・・という状況は怖さと責任感に押しつぶされそうな毎日です。

それでも子供達も小さかったので落ち込んでもいられず「子ども達が被害にあわないために、私がしっかり考えないと!」という思いで生きてきました。

我が家の物理的な防犯対策

本当は「安心をお金で買う」という意味でホームセキュリティーを契約したいですが、初期費用に数十万、毎月数千円を絞り出す事が私の経済力ではできません。

そこで一般的によく言われている防犯対策は極力取り入れています。

  • ワンドア、ツーロック
  • 窓はすべてダブルロック
  • センサーライト
  • 室内の照明をつけて置く
  • わずかな時間も鍵を閉める
  • 家の周りに足場になるものを置かない
  • 植木鉢や家の周りに鍵を隠さない

一戸建ての防犯対策【その1】室内干し

ここからは自分なりに工夫した防犯対策です。

まずは洗濯物です。外に干すのをやめました。

泥棒の被害にあった際に、金額面でも大きくダメージをうけますが、精神的なストレスははかり知れません。

私は庭に実っていた果物だけで、とても凹みました。金額じゃないのです。自分の大切なエリアに勝手に入られて自分の物を取られたという現実は耐え難い辛さです。

よく世帯構成がわからないように、男性物の上着や下着を一緒に干す・・・という対策を聞きますが、泥棒って下見にくるといいますよね。

頻繁にチェックされたら、やはりばれませんか?

さらに近所に下着泥棒がでたのです。この恐怖から、もう外に干すのをやめました。

幸い浴室乾燥機がついているので、深夜電力を利用して浴室内に干しています。多少お金はかかりますが、これこそ安心をお金で買っていると思っています。

一戸建ての防犯対策【その2】地域の防災メールを受信する

私は自分の住んでいる地域の防災メールのほかにも、近隣の市町村の防災メールや不審者情報メールを受信する設定にしています。

日頃から情報を集める事はとても大切です。

メールを受信しはじめた当初は、こんなのどかな地域なのに月に数件は自転車泥棒や車上荒らし、空き巣の被害があるのです。

やはり身近に危険はあるのだという事をこのメールを受信する事で確認でき、防犯意識が高まりました。

一戸建ての防犯対策【その3】ほどほどなご近所付き合い

ご近所トラブルというのも聞きますが、防犯の面では地域のイベントに行ってみたり、環境整備の集まりに参加したり、ご近所さんと交流する事は有効です。

忙しい毎日の中で交流する事はわずらわしく感じるかもしれません。

しかし今の世の中、自分からかかわろうとしない限り、隣に誰が住んでいるかもわかりません。私が今の家に住む前に、賃貸マンションで暮らしていた時は、同じ階にどんな人が住んでいるかさえわかりませんでした。

できる範囲でいいのです。ゴミ拾い運動とか、古紙回収とか、ちょっとした事に参加して、あとはすれ違う時にあいさつを交わす程度で、私も子供達も顔を覚えてもらえました。

とくに田んぼや畑で作業している人たちは、通行人をよく見ているように思います。

ご近所と交流があるから言える事ですが、普段見かけない人がくると「だれかしら?」とじろじろ見てしまいます。

日頃交流がなければ、気にも留めないところではないでしょうか?

ご近所さんと交流する上での注意点

ご近所に限りませんが、自分の家の現状を事細かに言う必要はありません。

我が家を例にあげるなら、自分からわざわざ「母子家庭で、子供と3人で暮らしています」とはいいません。

もし聞かれれば正直にお答えしますが、必ず最後に「防犯上、まわりには子どもと3人だけで住んでいると言わないようにしているので、内緒でお願いします」と付け加えます。

ここまで言われて口外する人は少ないでしょう。

  • 一戸建てに大人1人と子どもだけで住んでいる
  • 女性1人で住んでいる
  • 老夫婦だけで住んでいる

こういった情報を聞いてほとんどの人は「へー、そうなんだー」ですむところですが、中には悪い事を考える人もいますよね。

びっくりされるかもしれませんが、世の中にはいろんな方がいて、悪気なくこういった個人情報を周りに広めてしまう方もいるのです。世間話の範囲と思っているのでしょうか?

同時に軽々とこういったよそ様の家庭環境を世間話の延長でお話しされる方は信用ならないと感じます。

そうなんです、私の親戚にいるのです(涙)

そして家庭内にもいたのです!!!

意外な盲点、我が家の要注意人物は子ども!

我が家の娘は、「口から生まれてきた」というたとえがぴったりだと思うくらいおしゃべりです。誰に似たのかしら(汗)

人見知りもなく、大人に話しかけられても平気でにこにこと受け答えする子でした。

正直にそのまま話してしまうので、


「お母さんと○○(弟)と3人で住んでいるのー」
「お母さんのお仕事は○○だから、○曜日は○○へ行くのー」
「○曜日と○曜日は○○(習い事)をしてるから家にいないのー」

など、小学校の低学年ぐらいまでは何を言い出すかと常にひやひやしていました。


その都度、話すべきではない理由を付け加えて、何度も言い聞かせてきました。

私「家の中に大人が2人いる家と、大人が1人であとは子どもしかいない家があったとして、自分が泥棒だったらどっちに入る?」

娘「えー??どっちかなー??」

私「大人が少なくて、さらに力も弱い女の人がいる家を私だったら選ぶよ。その方が顔を見られたり、警察を呼ばれたり、撃退される危険が少なくなるでしょ?」

娘「あー、ホントだー!!」

私「うちが3人で暮らしているって悪い事を考えている人が知ったら、泥棒にくるかもしれないよ!泥棒がきたら怖いし、あなたたちに何かあったら母さん悲しくていっぱい泣いちゃうよ!!」

娘「えー、泣いちゃうのー・・・?なんで??」

私「なんでじゃないでしょ!怖い人が来たらいやでしょ?自分からうちの情報を言わないの。相手が優しそうな人でも『わからないから、お母さんに聞いてください』って言ってね。あとお友達の家の事もぺらぺらしゃべっちゃだめだよ!!」


子供が理解できるように説明するって難しい。子育てがはじまってから言葉がきつくなるばかりです(涙)

このコントのようなやり取りは、口が達者になった3歳ごろから小学校低学年まで続きました(涙)

人懐っこくて誰とでもにこにことお話ができる子どもって、我が子でなければ微笑ましく感じます。しかし我が子だと常に心配の種です(苦笑)

さすがに小学生も折り返し地点を過ぎた今では、言っていい事と悪い事の区別が多少ついたようです。

娘には注意をうながすために、うちのような家族構成は狙われやすいと話しましたが、空き巣は家族構成よりも防犯対策の甘い、侵入しやすい家を狙うのだと思います。

最後に:我が家の住まいの防犯対策まとめ

物理的な防犯対策は、グッズが数多く販売されているのでできるところから少しずつ取り入れていくと良いですね。

しかし一番気を付けなければいけないのは、やはり「自分の防犯に対する危機意識」です。

日頃から不審者情報はないか?空き巣の被害は最近どこで起きているのか?といった情報を防災メールや回覧板、地域とのつながりの中で集め「人ごとではない!」という意識を持つこと。

他人から聞いた情報をつい誰かに悪気なく話してしまった。もしかしたらここで話した内容を聞いて悪い事を考える人がいるかもしれないと想像する。

私の今後の課題は「どうしたら娘の想像する力をのばしてあげられるか?」ですね。

私と娘のやり取りを日ごろから見ている息子(弟)は、何が余計な事かをある程度理解したようで口数は多めの男の子ですが家庭内の情報はしゃべりません(苦笑)

心の健康のためにも、住まいは安全な場所であってほしいです。そのために自分ができる事を考えて、子供達とともに楽しく暮らしていきたいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

【著者】卯野ハンナ
子ども2人と暮らしているアラフォーシングルマザーです。実体験をもとにした子育てアイデアや、子育て費用軽減、子供の防犯(GPS)、FP3級の知識で節約術などの記事を書いています。
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Twitter:unohan7
 
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