公園のそばに住んで10年たちました

公園のそばに住んで10年たちましたのイメージ

【著者】フカザワナオコ
1973年生まれ、愛知県在住。イラストレーター&漫画家。 独身、彼ナシ、金ナシの楽しくも切ない毎日をつづったコミックエッセイ「毎日がおひとりさま。」が好評を博しシリーズ化。
以後継続してコミックエッセイを刊行し、雑誌やウェブサイトなどにもイラストや漫画を執筆。
2015年春、42歳のときに結婚。
著作は10冊以上を数え、『毎日がおひとりさま。』(主婦の友社)、『母娘台湾ふたり旅』(幻冬舍)、『アラフォーおひとりさま、結婚しました。』(KADOKAWA)、『ハワイ最高レッツゴー!』(イースト・プレス)他多数。 最新刊は『45歳、結婚3年、お金オンチの私にもわかるように 家計と老後のことを教えてください!』(ダイヤモンド社)。
日常のちょっとした発見を描く絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。

初めまして!

イラストレーター&漫画家のフカザワナオコです。

「ひとこま作者」という絵日記ブログを日々更新したり、コミックエッセイやイラストを描いています。

4年前に結婚して、3歳年下のサラリーマンの夫ハッチーと二人暮らしで、2DKで家賃65000円のなんてことない集合住宅に住んでます。

この部屋はもともと私がひとり暮らししてて、結婚して夫が引っ越してきたので(仕事部屋も兼ねてちょっと広めの間取りに住んでたので、二人で暮らすのもなんとかできたのでした~)、なんだかんだでこの集合住宅にも10年住んでるってことになります。

なぜここに決めたかというと、駅もスーパーもコンビニも近くて便利だし、何より目の前が緑もたくさんのそこそこ広い公園なので、仕事中ふと窓から外を見たときに、高い建物もなく、公園のグラウンドや木々が目に入ってきて、なんかいいかも!?って思ったんですよね。

私は家が仕事場でもあるので、住まいの環境って大事で、例えばすごく大きい道路沿いで車の音が気になるとこに住むより、やっぱりこういう静かな環境かなって。

でも、何事も実際住んでみないとわからないことってあるもので…。

というのも、公園がここまでにぎやかだとは思ってなかった!!!

まぁそりゃそうですよね、人が集まって遊ぶとこなんだもの。

公園の近くに住んだことがなかったので、今ひとつその感じがわかってなかったのかも。

昼間公園で子供が遊んでたり、サッカー教室が行われてたり、正しい公園の姿って感じでいつもにぎわってて、少子化とか嘘でしょ?って感じです。

そして公園としての正しい姿は、子供が昼間遊ぶ以外にもまだまだあったのです。

あれはここに住み始めて1ヶ月ぐらいだったかな。

前の晩夜更かしした私は、土曜日の朝、目覚ましもかけず寝てたんですけど、なんだか外がにぎやか。

時間としては7時ぐらいだったと思うんですけど、「カキーーーーン!」とバットにボールが当たる音や、グローブでボールをキャッチする「パンッ!」「パンッ!」って音がする…!

そう、目の前の公園では、週末になるとソフトボールチーム(おじさんたちが多かったので、趣味のチームなのかな?

ちゃんと公園に許可とってやってる練習のようでした。)の朝練が行われていたのでした。

そんな早朝から公園が必要とされてるなんて、それこそ住んでみないとわからなかったー!

しかもそのチームけっこうガチらしくて、10年たった今も月イチペースぐらいで、朝練行われてるんで、継続は力なりじゃないけど「みんな頑張ってるんだなー!」って感心しちゃったり。

そんなわけで10年公園のそばに住んでると、公園にどんな人たちが集まってくるかだいたいわかってきたのですが、最近ちょっと今までとは違う利用者も現れてきてて…。

それはちょっとやんちゃな10代の若者たち!

簡単に言ったらヤンキー!

夜になるとバイクや自転車で集まって、ワーワーしてるんですよね。

度を越すと近隣の住民も警察に通報するんですけど、パトカー来たら解散って感じで、また後日同じようにどこからともなくメンバー集まってきて、騒いで、通報されて…。

もうずっとその繰り返し!なんなの、ほんとに!

よく不動産のチラシとかに「目の前は公園で環境バッチリ!」みたいな宣伝文句あるけど、あれ鵜呑みにしちゃダメですね。

仲間で集まるのが楽しい年頃なのはわかるけど、飲み会帰りとかに公園の近く通ると「治安悪っ!」って思っちゃいます。

公園が正しい使われ方してにぎやかなのはなんとも思わないけど、やんちゃな若者がさわいでうるさいのはやっぱりイヤだなぁ~。

結婚もしたし、二人暮らしになったし、公園の騒がしさも気になってきたなら、引っ越しっていう選択肢ももちろんあるんですが、いざ考えると結局なんだかんだ言いつつも、ここから離れがたいのも事実なんですよね。

程よく駅から近くてスーパーやコンビニにも困らず、家賃もそんなめちゃ高いわけじゃなく、管理会社も対応よくて、隣人トラブルとかもなくて…。

そんな何回も引っ越ししてるわけじゃないけど、自分の選んだ場所が住みやすいとか居心地がいいって、けっこうラッキーなことじゃないのかな?って思うんです。

次どこか引っ越しても、もし隣が変な人だったら…!

もし欠陥住宅だったら…!

もし管理会社がめちゃ不親切だったら…!

そんなことを考えたら、結局今はまだ引っ越さないっていう選択肢を選んでしまいます。

年齢的には家買うとか買わないとか決断の時は迫ってる気もするけど、でも今は持ち家が欲しいのか借家でもいいのかよくわからないので、公園で騒ぐヤンキーにイラッとしつつも、この2DKの集合住宅でしばらくは夫婦二人慎ましく生活していくかなーって。

この先どんなとこに住むとかまだまだ人生設計未定ですが、賃貸でもそうじゃなくても、集合住宅でも一軒家でも、住みやすいとこだといいなー!

【著者】フカザワナオコ
1973年生まれ、愛知県在住。イラストレーター&漫画家。 独身、彼ナシ、金ナシの楽しくも切ない毎日をつづったコミックエッセイ「毎日がおひとりさま。」が好評を博しシリーズ化。
以後継続してコミックエッセイを刊行し、雑誌やウェブサイトなどにもイラストや漫画を執筆。
2015年春、42歳のときに結婚。
著作は10冊以上を数え、『毎日がおひとりさま。』(主婦の友社)、『母娘台湾ふたり旅』(幻冬舍)、『アラフォーおひとりさま、結婚しました。』(KADOKAWA)、『ハワイ最高レッツゴー!』(イースト・プレス)他多数。 最新刊は『45歳、結婚3年、お金オンチの私にもわかるように 家計と老後のことを教えてください!』(ダイヤモンド社)。
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