シェアハウスは波乱の連続?僕が住む鴨川の家の「日常」をお伝えします!

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はじめまして!大学新卒で田舎暮らしを始めたみねと申します。

ぼくは今年の4月に、22年間住んでいた東京の実家を離れて、千葉県鴨川市に引っ越しました。大学の同期や知り合いが就職する中で、なぜ田舎に住むことにしたのか。

それは単純に、自然が好きで、自然の恵みをいただくことに幸福感を覚えるからです。以前から自然豊かなところで住みたいという思いはもっていたので、大学卒業というタイミングで行動に移すことにしました。

ちなみに自分の家は持っておらず、「居候」という形で家主の方にお世話になっています。現時点で、僕を含めて3人の居候が共同生活しており、毎日がそれはそれは刺激的です。

そこで今回は、住まいに関する記事ということですので、僕が住むシェアハウスの「日常」をお伝えしていこうと思います!

【著者】みね
新卒でいなか暮らしを始めた23歳。
鴨川の山を開拓しながら、自給自足できる村を作っています。

鴨川の『梅本』でシェアハウス中

千葉県鴨川市は、房総半島の先の方に位置しており、いわゆる「外房」といわれるところにあります。僕が住んでいるのは、鴨川の中でも内陸部にある地域です。


これが僕の住んでいる家。「梅本」の文字が印象的ですが、決して家主が梅本さんなわけではありません笑(もしそうだとしたら、自己顕示欲が強すぎる)

。そうではなくて、もともと梅本というラーメン屋さんだった店舗にそのまま住んでおり、そのときの看板が残っているんです。元飲食店の家に住むということだけでも、なかなかできない経験をしてるなあと思います。


玄関を入ると、当時の内装がそのまま残っています。ラーメンが安い。。そして丼ものがめちゃめちゃ美味しそう。営業しているときに来たかったです。


梅本の家の裏には、広い空き地があります。この土地は我々のものではないので使えないのですが、放置してあるらしいので、いつか使わせてもらおうと企み中です。ちなみにタケノコが採れるのが最高。


少し狭いですが、ぼくらで使える庭もあります。囲ってあるここは、数人分くらいの野菜なら賄えそうな小さな畑です。早く実らないかな〜


このように、省スペースで畑ができる環境を整えてあります。このやり方なら、東京の狭い土地でも野菜を育てることができますね〜

梅本の「日常」

以上のような環境に暮らし始めたぼくですが、ここからは梅本の「日常」をお話ししていきます。あくまでもぼくたちが住む家での「日常」なのであって、あなたが思う日常と一致しているかは分かりません。

皆で山を開拓している

梅本の住人は、近くにある山を皆で開拓しています。



この写真で見えているところは、使える山のほんの一部。実際はこの5倍くらいの広さの土地を自由に使わせてもらっています。

それも全て、持ち主の方のご好意です。「山の開拓」なんて響きが良すぎますよね。ロマンに溢れている。。 この土地は水はけがすこぶる悪いので、水が流れるように暗渠(水路)を作っています。

このように、山の開拓といっても、今はひたすら穴を掘るだけの作業です笑。今後の予定としては、この山に小屋を作り、畑を作り、自給自足のできる村にしていきたいと思っています。

冷蔵庫は野生食材で溢れている

梅本の家の冷蔵庫には、あらゆる不思議な食材が入っています。それら全て、この家の家主が持ってきたものです。

生粋の野食家であるその男性は、昆虫から爬虫類、獣や野草など、あらゆる野生食材に関する知識をもっています。そのため、普通の家では見られないであろう食品が冷蔵庫に貯蔵されているのが「日常」の光景でなのです。


これが冷凍庫の中です。何かよく分からないものがはみ出たりしているのが見えますが、まさに巣窟ですね。何が入っているかぼくも詳しくは知らないので怖いですが、一つ一つ見ていきましょう。


例えばこちら、何か分かりますか?実はこれ、カメムシです。カメムシのジャム。冷蔵庫を物色しながら、ご飯のお供ないかな〜と探していたところ、佃煮のようなものを見つけたんです。

食べようと思ってあけてみると、それがカメムシであることに気がつきました。ちなみに味は、青リンゴのような香りと甘さがして美味かった。


続いてこれ。イナゴかバッタのようです。いつ採れたものかは分かりませんが、めちゃめちゃ大きくて立派だ。



これはセミです。去年の夏の余りが残っているんだと思います。セミの余りってなんだ?

謎の虫です。


謎の肉です。


消費期限が去年のお刺身・・・!これ食べられるのか?だいぶ変色してない??

家主が蛇を捕まえてくる

この家の家主は、冷蔵庫を見ても分かるように、非常に変わった食材をたくさん蓄えています。ある日、家主が神奈川に出張に行ったとき、住人にお土産を持って帰ってきました。「良いお土産があるよ〜」と言っていたので期待して待っていると、出されたのはこれでした。


ヘビ。2匹。

神奈川の山で、ヘビを2匹捕まえてきてくれました。正直、今までもらったどんなお土産よりもエキサイティングで、おもしろすぎる。お土産はインパクトが大事と言いますが、その最上級ですよね。このあと皆で解体する予定です。

価値観を共有できる仲間と住む

以上、僕が住む鴨川のシェアハウスについてお話ししてきました。「田舎暮らし」というだけでも人によってはハードルが高いと思いますが、梅本はさらに人を選ぶ家だと思います。

少なくとも、虫や爬虫類が苦手な人は住めないでしょう。

冷蔵庫を開けたらご対面してしまうわけですからね。それでも、同じような価値観を共有する人たちがたまたま居候の募集を知り、たまたま出会ったこの家。

本当におもしろい繋がりだと思います。今までいろんなところでシェアハウスをしてきましたが、梅本ほど住人どうしの価値観やビジョンが一致している場所はなかったです。

価値観を共有できる人と暮らすのは、人生の幸福度が上がります。ほんとうに。今後、梅本の家にはどんな人が住み、どんな変化を遂げ、どんな歴史を歩んでいくのでしょうか。ずっとずっと見守ってもらおうと思います。

【著者】みね
新卒でいなか暮らしを始めた23歳。
鴨川の山を開拓しながら、自給自足できる村を作っています。
ブログ:http://minechann.com/
Twitter:https://note.mu/minechann
 
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