築40年と新築の鉄筋コンクリートの賃貸に住んで感じたこと

築40年と新築の鉄筋コンクリートの賃貸に住んで感じたことのイメージ

はじめに 独身の頃から住み慣れた鉄筋コンクリートの賃貸物件に現在も住んでいます。

母子で生活を始める時も、鉄筋コンクリートの建物のみを何件もピックアップして現在のマンションを選びました。

厳しい寒さの北海道に住んでいると特に、鉄筋コンクリートの物件は木造の物件より、なんとなくよさそうだと感じていました。

【著者】果実
モラハラ夫と離活裁判中の一児の母。
イラストレーター、ライターとして在宅ワークしてます。

母子で引っ越したのが昨年の10月。その時、鉄筋の建物に一番魅力を感じたのは耐震性と耐火性に優れていることです。


9月6日に北海道胆振東部地震が発生したのもあり、安全と安心が非常に重要であると再確認できました(小さい子どもが居ますので非常に大切なことです)。

勿論、鉄筋コンクリートが耐震性に優れているとはいえ、そればかりに頼らず、耐震グッズで家具を固定し、災害に備えています。

二番目に魅力を感じたのは、遮音性です。


これも、小さい子どもがいると非常に重要です。なるべく静かにに生活していますが、夜中に突然泣き出したり子どもはイレギュラーなことだらけ。

三番目に魅力を感じたのは、断熱性です。


鉄筋コンクリートの物件は夏は暑く、冬は寒い。

デザイン性には優れていても、見た目にあたたかみがないので、ひんやりしたイメージで、冬は特に寒く感じますが、熱が逃げにくい特性もあるので、ある一定の温度より下がらないという利点があります。

北海道の冬は、古い木造の建物だと暖房を消すと室内が0度までいっきに下がるので、毎晩水を落とさないと水道管の水が凍結してしまう恐れがあります。鉄筋の建物ですと、凍結する可能性はかなり低くなります。

以上の三点に魅力を感じました。そして、いざ住んでみて実家と現在の住まいのメリット、デメリットを感じたのでまとめてみました。

築40年の鉄筋コンクリート物件(実家 3LDK)

実家は、築年数が40年を超えているので凄く古いです。20年以上住んでいるので壁紙やお風呂のタイルも剥がれてボロボロです…。

メリットよりデメリットが多いですが、メリットが非常に大きいので住み続けています。

メリット
  • 冬暖かい。24時間集中暖房なので、冬でも室内で半袖で過ごせるくらい非常に暖かいです(常夏の温度です)。

洗濯物も朝干した物が夜には乾いています。 お風呂に中にも暖房があるので、入浴中も入浴後もあたたかいです。夜中にトイレに起きても寒くありませんし、外出先から帰ってきたらすぐに身体があたたまります。

そして、乾燥してるのでカビの心配もありません。

逆に、夏は確かに暑いのですが、北海道の夏は窓を開けて、風通しをよくしたり、扇風機を回せば乗り越えられる気温なので問題ありません。

  • 広い。収納が多い。
  • 寛げる


デメリット
  • とにかく冬は室内が乾燥しているので、まめに湿度をチェックしないと、ウイルスが飛びやすい環境なので、すぐに風邪を引いてしまいます。母は年齢的なものもありますが年々風邪の治りが遅い気がします。
  • 耐震性に優れているのはわかるのですが、古いので地震の時、非常に揺れます。北海道胆振東部地震の時は食器棚を押さえてても食器が落ちてきたり、お風呂場の鏡が落下したり、タンスの上の物が落ちたりの被害がありました。
  • 遮音性。こちらも古い建物なので意味なし…。息子が走り回ると、階下に響いているのがわかります。
  • 収納スペースが多いので、物が溢れて引越しのときが大変。

つまり、鉄筋コンクリート物件のメリットも古くなると薄れてしまうのです。

これは少し関係ないですが、古い物件は湯沸かし器も壊れやすい。

新築の鉄筋コンクリート物件(現在、母子で住んでる1LDKの賃貸)

新築のマンションで、防犯やデザイン性に優れているので、即入居を決めました。札幌なので家賃も安いです(調べたら、同じような物件を東京で検索したらとんでもない賃料でした)。


メリット
  • 防犯性やデザイン性に加え、鉄筋のメリットである耐震性と耐火性、遮音性、断熱性全てが当然のように優れています。

遮音性は予想以上に優れていて、上階の若者達複数人が夜中に大騒ぎしていても気になりませんし、夜中の0時に掃除機をかけていても気になりません。

単身者が多いのか、皆夜中にやりたい放題なので、逆にこちらも安心です(子どもが夜泣きしてもお互い様と割り切れます)。

  • とにかく綺麗!この綺麗な環境を維持しようと掃除を張り切れます。
  • お風呂に追い焚き機能がついているので、湯冷めしない。
  • お風呂とトイレに換気扇がついている。
  • エアコンが設置されている。
  • トイレにウォシュレットが元々ついている。
  • 真冬に水を落とさず家を数日留守にしても室内が10度以下にならないので水が凍らない。

デメリット


デメリット
  • とにかく狭い、収納スペースも狭い(家賃が安いので仕方が無い)。
  • 寛げるスペースがない。
  • 湿度が高いのでカビ対策が大変。部屋干しすると湿度が70%を超えます。
  • 日差しが余り入ってこないので少し不健康。
  • 冬非常に寒く、何をするにも億劫。夜中トイレに行くのに布団から出るのは勇気が必要。
  • 直に布団を敷くとフローリングが濡れるので、すのこベッドが必要(収納の問題で面倒)

上記二つの物件の良いところ

以上が実家と母子で暮らす賃貸物件のメリット・デメリットです。

鉄筋コンクリート造りだからといって、耐震性と耐火性、遮音性、断熱性全てが永遠に続くわけではないということがわかります。


調べると鉄筋コンクリートの物件の寿命は60年。実家は寿命が迫っていますね…(とはいえ正直、実家の方が寛げます)。 ここで気付きました。

次回引っ越すときは新築で、間取りは3LDK、床暖房の物件にすれば無敵なのではないでしょうか。

そうなると、家賃はどのくらいになるのか調べてみました。


画像引用:SUUMO

 

安くても13.9万(管理費:8000円)みたいです。ちょっと厳しいですね(円山なので少し家賃は高めなのだと思いますが)。

次回は小学校の近くに引っ越したいので、家賃と立地を考えると非常に厳しいです。

まとめ

お部屋選びはお金持ちでもない限り、何かを得るには何かを諦めなければならないことがわかりました。

以前、札幌で1番賃貸料が安い&高い物件をこのブログで紹介されてもらいましたが↓ 札幌で1番賃貸料が安い&高い物件はどこ?札幌のソウルフードとは?

– 果樹園 賃貸に住みたいと考えているうちは、理想の家には辿り着けないのかもしれないと考えるようになりました。

息子が中学生になるまでは何が何でも防犯性が高く、小学校に近い物件が良いですが、それ以降は、家を建てることも視野に入れたら、住みたい家に住めるかも?と、考えるようになりました。

札幌は政令指定都市の中で一番家賃も安いし、土地も安い。札幌近郊の市はもっと安いですよね。

住まいについて色々と考えるきっかけになりましたが、まだまだ道のりは長い。

【著者】果実
モラハラ夫と離活裁判中の一児の母。
イラストレーター、ライターとして在宅ワークしてます。
ブログ:https://www.kajuen-kacomatsu.com/
Twitter:https://twitter.com/kaco_matsu?lang=ja
 
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