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ローコスト住宅の品質はどう!?安心で高品質なローコスト住宅とは

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ローコスト住宅の品質はどう!?安心で高品質なローコスト住宅とはのイメージ

今人気のローコスト住宅。
ローコスト住宅を扱う会社が増えて、そのデザインや標準仕様が良くなってきているので、今がローコスト住宅を買うのに良いタイミングかもしれません。

でも安いのは魅力ですが、「そんなに安いのはどうして?」「安いのは嬉しいけど品質は大丈夫?」と不安にもなります。

この記事では

  • ローコスト住宅はどうしてそんなに安いの?
  • ローコスト住宅って品質に問題はないの?
  • ローコスト住宅の会社選びで気をつける点は?

このような疑問を解決する手助けになるようにわかりやすく解説しています。
ローコスト住宅を検討している人の参考にしていただければと思います。

ローコスト住宅とは

じつは「ローコスト住宅」という用語には特にハッキリとした定義はありません。

一般的には大手有名ハウスメーカーよりも比較的安価で建てることができる住宅のことをローコスト住宅とよんでいます。

家の価格の目安として坪単価がよく使用されますので、ここでも坪単価で比較します。 坪単価とは「建物の価格」を「延べ床面積」で割った数字のことです。

大手有名ハウスメーカーの坪単価がおよそ60〜90万円なのに対して、ローコスト住宅の坪単価はおよそ25〜50万円です。

2,000万円未満で建てられる家が一般的に「ローコスト住宅」とされています。

ローコスト住宅はなぜそんなに安いの?

坪単価が80万円の家。
坪単価が40万円の家。
延べ床面積が35坪とすると、総額の差は1,400万円にもなります。

どうしてこんなにも安く家が建つのでしょうか?

ローコスト住宅会社は各社さまざまなノウハウでローコストを実現しています。

代表的な安さの理由を解説します。

規格住宅でさまざまなコストをダウン

規格住宅とは、広さ・間取り・電気配線・キッチンやバスなどの設備・内装などがあらかじめ決まっている住宅のことです。

ローコスト住宅の基本はこの規格住宅であることが多いです。

この規格化がさまざまなコストダウンにつながります。

材料の大量仕入れでコストダウン

規格住宅にすることによって使う材料の種類や数が最初からわかりますので、
大量に安く一括仕入れすることができます。

また、間取りがあらかじめ決まっているので木材のサイズや形が決まっています。
工場で木材をプレカットすることにより工期短縮や大工の手間の削減にもなります。

期間短縮でコストダウン

ローコスト住宅は一軒における利益率を下げている場合があります。

薄利多売で収益を上げるためには、一軒に費やす期間を短くする必要が出てきます。
そこで打ち合わせ期間や回数、工期を短くしています。

そうすることで販売棟数を増やすことができます。

人件費をコストダウン

規格住宅の場合、自由設計のような設計が不要なので設計に関わる人件費がカットできます。

工期が短いことで大工の人件費などの現場管理費がコストダウンできます。

広告宣伝費をコストダウン

大手有名ハウスメーカーは全国放送のテレビCMを流したり有名住宅公園に1億円以上するモデルハウスを展示したりしています。

広告宣伝費は会社負担ではなく、家を建てる人が負担することになります。

ローコスト住宅会社は地方放送限定のテレビCMにしたり、住宅公園にモデルハウスを展示せずに自社の土地に建設したりして極力広告宣伝費をコストダウンしています。

標準仕様のグレードを低くしてコストダウン

標準仕様のグレードを低くすることによって安くしている場合があります。
標準仕様とはキッチン、バス、トイレ、外壁材、屋根材、クロス、ドアなどです。

ローコスト住宅のメリット&デメリットを知れば安心

ローコスト住宅のメリットは?

ローコスト住宅の1番の魅力はやはり安さですが、
意外にも自由度が高いという点もローコスト住宅のメリットです。

①価格の安さ!入居後の家計が楽になる

まずはズバリ価格の安さです!

家の価格をおさえることができれば、住宅ローンの借入額をおさえることができますので、月々の返済額も少なくて済みます。家計に余裕があるのとないのとでは、入居後の生活が違ってきます。

せっかくの夢のマイホーム。
無理をして日々の生活がいっぱいいっぱい…なんてことになってはいけません。

余裕を持った住宅ローンを組みましょう。

②こだわりの自由設計をしても安い

基本は規格住宅としている会社が多いですが、今はローコストでも自由設計で建てられます。

規格住宅よりは価格が上がりますが、基本の価格が安いので総額が高級ハウスメーカーに比べるとかなり安くおさえることができます。

こだわるところはこだわり、標準仕様のままで良いところはおさえると、希望通りの家が2,000万円以内で実現できるかもしれません。

③建て替えやリフォームがしやすい

規格住宅なら1,000万円前後で建てられるローコスト住宅。
ここまで安いと住宅ローンの返済が早く終わります。

将来的に建て替えやリフォームを考えている人にもローコスト住宅はおすすめです。

④シンプルな外観や間取りが好きな人には◎

ローコスト住宅はシンプルな外観や間取りにすることによって、コストダウンをしています。シンプルなデザインが好きな人や、間取りにこだわりがない人には、この点もメリットとなります。

ローコスト住宅のデメリットは?

ローコスト住宅にはデメリットもあります。
デメリットを理解し納得することが最も大事になってきます。

一般的なローコスト住宅のデメリットを挙げていますが、会社によっては当てはまらないこともありますので、気になる会社には直接問い合わせてみてください。

①間取りプランが決まっている

規格住宅をメインとしている会社の場合は、間取りプランが決まっています。
変更は可能ですがそうなると個別に材料を仕入れることになるので価格が上がってしまいます。

②標準仕様のグレードが低い

標準仕様のグレードを低く設定して価格をおさえている場合があります。

グレードを上げることは可能ですが、オプション扱いになり割高になってしまうことがあります。

③打合せ期間や工期が短い

打ち合わせ期間や回数、工期を短縮している会社が多いです。
これは安くするためには仕方のないことなのですが、
業者とじっくり話をしながら進めたい人にはデメリットとなります。

④オプションが高額

標準仕様に含まれるものは必要最低限のものだけである場合があります。   それ以外の機能をつけたり、グレードを上げたりするとそれらはすべてオプションとなります。 オプションが多いとそれだけで高額になり、結局総額がローコストではなくなってしまうことがあります。

⑤家の品質が低い場合がある

材料の質を落としていたり、人件費を削るために腕の良い大工を雇えなかったりすると、家の品質が低くなることにつながりかねません。

耐久性、耐震性、断熱性、気密性などの家の品質の高さは、質の良い材料と高い施工技術によって作られるからです。

2.ローコスト住宅は品質に安心できる?高品質なローコスト住宅とは

ローコスト住宅を検討している人が一番心配なのは「ローコストだから、品質まで低くない?」という点ではないでしょうか?

たしかにローコスト住宅は、「耐久性が低いから一生住む家ではない」や「メンテナンスコストがかかるから結局トータルでみたら高くつく」などと言われることもあります。

しかし今のローコスト住宅会社は、低価格で高品質な家を提供するために努力しています。

ここからは、ローコスト住宅の品質について具体的に知るために、「工法」「断熱材」「耐震等級」「長期優良住宅」「住宅性能表示制度」について解説していきます。

工法の種類と特徴は?

まずは工法について解説します。
家の構造を作る工法は、耐震性能を決める重要なものです。

ローコスト住宅で採用されているのは木造の「木造軸組工法」と「2×4工法」の2種類です。どのような違いがあるのか、詳しくみてみましょう。

木造軸組工法

日本の伝統的な工法です。日本の風土に合っているため、
今でも日本の住宅の約8割はこの工法で作られています。

柱や梁などの木材を組み合わせて骨組みを造り、筋合いと合わせて家全体を支える構造となっています。間取りの自由度が高く、増改築にも柔軟に対応することが可能です。

メリット
  • 間取りの自由度が高い
  • 開口部を大きくとれる
  • 増改築に柔軟に対応できる
  • コストが安い
デメリット
  • 接合部の施工が非常に大事なので職人の腕に左右される
  • 柱が必要になるので大空間は作れない
  • シロアリ対策が必要

2×4(ツーバイフォー)工法

2×4材で枠組みを作り、合板などの板を貼って壁を作ります。その壁自体が家の構造になります。壁、床、天井すべてをこのように作り家を「面」で支える構造になります。
外部からの力が一点に集中することなく建物全体の面にかかるので、耐震性に優れています。

メリット
  • 在来工法と比較して耐震性が高い
  • 火災保険が安くなる
  • 規格化された工法なので職人の腕に左右されない
  • 気密性、断熱性にも優れる
デメリット
  • 在来工法と比較して間取りの自由度が低い
  • 大きな開口部を作りにくい
  • 増改築がしにくい
  • シロアリ対策が必要

どの工法が安心?

「木造軸組工法」と「2×4工法」では、2×4工法の方が安心であると言えます。

建物を「点」で支えるか「面」で支えるか、と聞けば「面」で支える方が強いのは当然ですね。

しかし木造軸組工法であっても建築基準法にそって設計されているので耐震性はきちんとあります。接合部に特殊な金具を使うなど、強度を上げる工夫がされています。
面材をとりいれて強度を上げる工法を採用している会社も多いです。

2×4工法は、開口部を大きくとれないので、「テラスにつながる広い掃き出し窓」などの間取りは実現できません。

両方のメリットとデメリットをよく吟味して選ぶことが必要です。
また、工法を選べない会社も多いですので工法が気になる人は最初に確認しておきましょう。

断熱材の違いは?

次は断熱材について詳しくみてみましょう。

断熱材はその名の通り、熱を遮断するものです。
昔の日本の家は隙間だらけで断熱性とは程遠いものが普通でしたが、今は断熱性が高くて当たり前の時代になりました。

断熱性が高いと、室内の温度が外の気温の影響を受けにくいので冷暖房費が安くすみますし、一年を通して快適に暮らせます。

部屋同士の気温差が少ないので、ヒートショックの危険性を減らすことにもなります。

断熱材の種類と特徴は?

断熱材には種類があります。
それぞれに特徴がありますので、ローコスト住宅を検討する際は、どんな断熱材を使っているか確認してみてください。

断熱材は大きく2つの種類にわけられます。
※天然素材系もありますが、あまり使われないためここでは割愛します。

① 繊維系断熱材
② 発泡プラスチック系断熱材

それぞれ以下のような種類の断熱材があります。

① 繊維系断熱材
  • グラスウール
  • ロックウール
  • セルロースファイバー
  • インシュレーションボード
② 発泡プラスチック系断熱材
  • ビーズ法ポリスチレンフォーム
  • 押出法ポリスチレンフォーム
  • ウレタンフォーム
  • 高発泡ポリエチレンフォーム
  • フェノールフォーム

ローコストハウスメーカーでは、グラスウールを使用していることが多いです。
ウレタンフォームやロックウールも使用されています。

ここではこの3種類について簡単に解説します。

■グラスウール

グラスウールはガラスを原料とした繊維状の断熱材です。 空気を含ませることによって高い断熱性を持たせています。

メリットは断熱性が高く、価格が安いので住宅によく使われています。

デメリットは、湿気に弱いことです。
綿のような材質なので湿気を吸いやすく、水を含むとその重みでふかふかだった状態がぺしゃんこにつぶれてしまい、断熱性が一気に損なわれてしまうのです。

■ロックウール

名前の通り、岩を原料とした鉱物繊維です。
日本で使用されているロックウールは鉄鋼スラグを原料としているものが多いです。

メリットは、熱にとても強く燃えにくいということです。600℃でも燃えないので火災にも強いです。

デメリットは、グラスウールと同じで湿気に弱いということです。

■ウレタンフォーム

ポリウレタンを原料として、発泡剤などを混ぜてフォーム状(気泡を含ませた状態のこと)にしたものです。低反発クッションなどにもよく使われています。

ボード状になっている硬質ウレタンフォームと、現場でスプレーして発泡させる発泡式ウレタンフォームがあります。

メリットは、スプレータイプの場合、簡単に隙間なく施工出来るということです。

デメリットは、湿気に弱いので気密シートも使わないといけないということです。
また最大の欠点は、燃えた時にシアン化水素という有毒ガスが発生することです。
万が一火災になって断熱材に引火した場合は危険です。

どの断熱材が安心なの?

ローコスト住宅でよく使われる断熱材の中で最も断熱性能と安全性を持ち合わせているのは、ロックウールと言えるでしょう。なぜなら火災に強いからです。

しかしどんな断熱材であっても、メリットとデメリットが必ずあります。
住宅メーカーによく相談しながら決めましょう。

耐震等級はどのレベルなら安心?

耐震等級は品確法という法律で定められた住宅性能表示の中のひとつで、地震の揺れに対する家の強度を表すものです。1〜3の3段階があり、数字が大きいほど耐震性が強く安心だとされます。

耐震等級1
数百年に一度の地震(震度6強〜7程度)がきても建物が倒壊や崩壊しない強度。
または数十年に一度の地震(地震5程度)がきても建物が損傷しない強度。

建築基準法ではこの耐震等級1と同じレベルをクリアしていなければいけません。

耐震等級2
耐震等級1で想定される1.25倍の地震が起こっても耐えられる建物の強度。

耐震等級3
耐震等級1で想定される1.5倍の地震が起こっても耐えられる建物の強度。

耐震等級1で充分?

現行の建築基準法では耐震等級1がないと建築確認が下りないので、家を建てることはできません。つまりローコスト住宅であっても必ず耐震等級1の強度はあるということです。

しかし耐震等級1というのは、「数百年に一度の地震(震度6強〜7程度)がきても建物が倒壊や崩壊しない強度。」です。これはつまり、「大地震が来ても建物がぺしゃんこにはならないが、家全体が傾く可能性はある」ということなのです。

耐震等級1は最低限の耐震性ということですね。

よく見かける「耐震等級3相当」って結局どういうこと?

「耐震等級3相当」とはどういうことなのでしょうか?

耐震等級を取得するためには住宅性能評価機関というところに申請して認定される必要があります。
そのためには数十万円の費用がかかります。

「耐震等級3相当」とは、耐震等級3と同等の強度ではあるのですが等級取得にかかる費用を浮かせてより安くより強い家を提供する、という会社の経営方針からそのような表示になっていると思われます。

耐震等級は取得しなくても安心?

「耐震等級3相当」でも耐震等級1の家と比べるとかなり強度があるので安心して住めると思います。

でも耐震等級を取得しているのと、そうでないのとでは決定的に違ってくる点もあります。
それは構造計算がなされているかどうか、という点です。

耐震等級を取得するためには、「構造計算書」が必要になります。
構造計算とは、建物にさまざまな力が加わった時の影響を計算することです。
この構造計算をすることで、確実に家の安全性が評価されるのです。

「耐震等級3相当」というだけでは、構造計算はしてくれませんので本当に強度があるのかは断言できません。

そのためには数十万円の費用がかかりますが、たとえ耐震等級を取得するつもりはなくても、この「構造計算」だけをしてもらうことで、安心安全な家にすることができます。

また、耐震等級を取得していると火災保険の保険料が安くなるというメリットがあります。

長期優良住宅なら安心?

「長期優良住宅」という言葉はよく聞きますが、具体的にはよくわからないし費用が高額になりそうなイメージがありますね。

でも実はローコスト住宅でも長期優良住宅を建てることは可能です。
たとえばタマホームの「大安心の家」は標準で長期優良住宅に対応しています。

長期優良住宅なら、ローコスト住宅でも品質に安心できるのでしょうか?
詳しくみてみましょう。

長期優良住宅とは

長期優良住宅とは、2009年に施行された法律に基づいた住宅で、国土交通省が「長期にわたり良好な状態で使用するための措置がその構造及び設備に講じられた優良な住宅のことです。」としています。(国土交通省HPより)

今までの日本の住宅事情は、一世代が住みつぶしては壊す、スクラップ&ビルド型でした。
しかしそれでは限られた資源の無駄遣いですし、環境にも良くありません。
メンテナンスをしながら長く安心して住める頑丈な家を建てることで、壊すことなく住み続けることができます。

長期優良住宅を建てるためには

長期優良住宅を建てるためには、厳しい検査項目をすべてクリアして認定される必要があります。

  • 劣化対策
  • 耐震性
  • 維持管理、更新の容易性
  • バリアフリー性
  • 省エネルギー性
  • 居住環境
  • 住戸面積
  • 維持保全計画

以上の要件を満たした家でないと長期優良住宅に認定されません。
申請するためには数万円~数十万円の費用がかかります。

長期優良住宅のメリットとデメリットは?

メリット
  • 高品質な家になる
  • 光熱費が安くなる
  • 家を次の世代に引き継げる
  • 家を売るときに一般住宅と比べて資産価値が高い
  • 減税措置を受けられる
  • 補助金が受け取れる場合がある
  • 次世代住宅ポイント制度のポイントが多くもらえる
デメリット
  • 長期優良住宅仕様にするために建築コストや事務手数料がかかる
  • 耐震等級2以上が必要なため、間取りに制限がかかる
  • 申請費用がかかる
  • 建築期間が長くなる
  • 入居してからも10年ごとの点検、補修、記録が必要なのでコストがかかる

注意が必要なのは、長期優良住宅の審査が厳しいのは家を建てる前までだけということです。建築中や完成後には検査はありません。ですので極端な話をすると、「図面上は長期優良住宅なのに実際の家は欠陥住宅」という可能性がゼロではありません。

せっかく費用をかけて長期優良住宅にするのなら、あともう少し費用を足して建築中のホームインスペクション(第三者による住宅診断)を実施することをおすすめします。

住宅性能表示制度に対応しているか

住宅性能表示制度という制度をご存じですか?

住宅性能表示制度とは、平成12年に施行された法律に基づき国土交通省が定めた「住宅の性能を評価し表示するための基準や手続き」によって運用されている制度です。

この制度を利用すると、住宅が第三者によってしっかり評価され性能が認定されます。
性能の項目は多岐にわたり、耐震等級をはじめ、耐火等級、維持管理対策等級、省エネルギー対策等級など10分野34項目もあります。
もちろん制度を利用するためには費用がかかりますが、そこは「ローコスト住宅」のメリットである価格の安さを活かせます!

長期優良住宅もあわせて申請する場合は、重複する項目があるので申請費用が割引してもらえるのでこれもメリット。また、高性能住宅には補助金がもらえる場合も多いので先にそちらをチェックしてから検討してみるのもおすすめです。

3.人気ローコストハウスメーカー7選!安心できる会社を選ぼう

今人気のローコストハウスメーカー7社をご紹介します。
ここでは、住宅性能表示制度に対応しているかについて注目して紹介しています。

等級取得が標準となっている商品がある会社なら、対応する設計や手続きに慣れていますので、それ以外の商品でも費用を出せば耐震等級などを取りやすいと思われます。

アイダ設計

坪単価 約30〜55万円
年間着工数 約2,700棟
採用工法 木造軸組工法
使用断熱材 グラスウール、硬質ウレタンフォーム
耐震等級 2~3

「設計」と社名に入っている通り、元は設計事務所からはじまったローコストハウスメーカーです。

土地の仕入れ、設計〜施工までを一括管理しています。
木材のプレカット工場を所有し、大工の育成にも力を入れてローコストでありながら高品質な住宅を作っています。

アイダ設計の公式サイトで家の品質について具体的に記載がある商品は「ブラーボ・コンフォート」です。

工法は、ダイライトという環境に優しい新素材を外壁と内壁の下地として使用する構法と面材工法(面で家を支える工法)を採用しているので耐震性能が高いです。

断熱材は発砲ウレタンフォームを使用しています。

また、住宅性能表示制度に対応していて、
・耐震等級3
・劣化対策等級3
・維持管理対策等級3
・断熱等性能等級4
・一次エネルギー消費量等級5
となっており、すべてが最高等級です。

アイフルホーム

坪単価約20〜55万円
年間着工数 約5,000棟
採用工法 木造軸組工法
使用断熱材 グラスウール、ハイクオリティパネル
耐震等級 3相当

リクシルのグループ会社がフランチャイズ経営しているローコストハウスメーカーです。

フランチャイズ経営による中間マージンの削減や、リクシルの設備を使うことでコストダウン<しています。

商品「セシボ」シリーズでは断熱材にハイクオリティパネルを使用します。ハイクオリティパネルとは、構造用パネルと断熱材を一体化した高性能な断熱材のことです。原料は火災に強いフェノールを使用しています。ハイクオリティパネルと同等の断熱性をグラスウールで得ようとすると約4.3倍の厚みが必要になります。

工法は「テクスター金物」を使用します。
木材の接合部をスリットというシンプルなカットのみで施工できるため、木のもつ本来の強度を損なうことなく接合できます。

住宅性能表示に対応した商品「セシボ」「スプリーム」「アヤ」シリーズは耐震等級、劣化対策等級、断熱等性能等級などの項目で最高等級を取得しています。

アキュラホーム

坪単価 約30〜55万円
年間着工数 約1,600棟
採用工法 木造軸組工法
使用断熱材 グラスウール
耐震等級 3相当

コンセプトは「品質も価格も諦めない」。
日本最大の工務店グループを主宰し、材料の大量仕入れをしてコストダウンしています。

工法は木造在来軸組工法を採用しています。
東京大学と共同開発した「ストロングウォール」という耐力壁を使うことにより、最大32畳の大空間を作ることを可能にしています。
梁の上に構造用合板を張り付ける方法をとっていて、2×4工法のように「面」で力を受け止めることができます。これにより強度が通常の在来工法の3倍になっています。

住宅性能表示制度では耐震等級、耐風等級、劣化対策等級などの7項目が最高等級に対応しています。

クレバリーホーム

坪単価 約30〜60万円
年間着工数 約1,900棟
採用工法 木造軸組工法、2×4工法
使用断熱材 ロックウール
耐震等級 3

フランチャイズ展開しているローコストハウスメーカーです。
一番の特徴は、標準で外壁にタイルを使用していることです。
外壁タイルは塗り替えが必要ないのでメンテナンスコストが少なくすみます。

工法は、「SPG構造」という土台から2階までの通し柱を在来工法よりも増やして強度をあげる工法と、「モノコック構造」という6面体の耐力壁の構造をかけあわせた「プレミアム・ハイブリッド構法」を採用しています。

断熱材は、壁と天井にロックウール、床には押出法ポリスチレンフォーム(ボード状で、水に強い素材)などを使用しています。
天井と壁の断熱材には気密シートを覆いさらに石膏ボードを貼るという徹底した施工をしています。

住宅性能表示制度に関して公式サイトに具体的な記載はありませんが、クレバinfoというオフィシャルサイトには、「住宅性能表示の取得はもちろん、長期優良住宅の取得も可能です。」と記載があります。耐震等級3の取得に対応可能です。

タマホーム

坪単価 約30〜55万円
年間着工数 約11,000棟
採用工法 木造軸組工法
使用断熱材 グラスウール
耐震等級 3相当

テレビCMでよく見かける有名なローコストハウスメーカーです。

ローコスト住宅の先駆け的な存在で、現在では品質の高さにも力を入れています。
国産の森林資源を活用し、材料の品質にもこだわっています。

工法は、一般的な軸組工法に加えて耐力面材を用いる工法を採用しています。
建物に外部からの負荷がかかったときに、それを分散させることができるので耐震性に優れています。

断熱材は発砲式ウレタンフォームを使用しています。
床にはフェノールフォーム、天井には吹込みグラスウールを使用しています。

住宅性能表示制度については、公式サイトには具体的な項目の記載はありません。
人気商品「大安心の家」は標準仕様で長期優良住宅に対応していますので、耐震等級などの長期優良住宅に認定されるための項目は取得可能です。

ユニバーサルホーム

坪単価 約40〜50万円
年間着工数 約1,900棟
採用工法 木造軸組工法
使用断熱材 発泡ウレタンフォーム
耐震等級 3相当

アイフルホームの元社長が創業したフランチャイズ型のローコストハウスメーカーです。

一番の特徴は、「地熱床システム」です。
通常の住宅に必ずある「床下」を砂利とコンクリートで埋め固めることにより、地熱を利用して室内をいつでも適温に近づけることができます。

地震が起きても砂利が揺れを吸収してくれるので制震効果が期待できます。
また、床下が存在しないので床下浸水が絶対に起こりません。
災害にも強いシステムと言えます。

工法は木造軸組工法を基礎とした「ハイパーフレーム構法」です。
ハイパーフレーム構法とは、エンジニアリングウッド・金物工法・剛性床をあわせた強度の高い工法です。

断熱材は発砲ウレタンフォームを使用しています。

住宅性能表示制度については公式サイトに記載はありません。
長期優良住宅には対応できると記載がありますので、耐震等級などの長期優良住宅の認定に必要な項目の取得は可能だと思われます。

レオハウス

坪単価 約40〜50万円
年間着工数 約1,800棟
採用工法 木造軸組工法、2×4工法
使用断熱材 グラスウール、発泡ウレタンフォーム
耐震等級

自由設計をメインとしているローコストハウスメーカーです。

工法は、軸組工法と2×4工法から自由に選択できます。
断熱材もグラスウールと吹き付け断熱から選ぶことができます。

住宅性能表示制度については公式サイトに記載がありません。
耐震等級や長期優良住宅についても記載がありませんので、検討したい場合は直接問いあわせてみてください。

4.ローコスト住宅を安心して建てるために。会社選びの注意点!

家づくりが成功するか失敗するかは、会社選びにかかっています。

ローコスト住宅を建てる場合は、ローコスト住宅ならではの注意点があります。
それをまとめましたので、ご参考にしてください。

安さの理由を確認し、総予算を先に伝えておく。

「なぜ安いのか」を納得のいくまで確認しましょう。
納得ができたら、あらかじめ予算を伝えておきます。その予算には、建物だけではなく、土地代、諸費用、外構工事費、予備費も含まれていることを伝えておきましょう。「○○円以上は出せない」と最初に言っておくのがポイントです。

使われる材料を確認する

使われる木材の産地や材質、断熱材の種類や厚み、外壁材や屋根材のランクなどを確認しておきましょう。

ホームインスペクションを検討する

ホームインスペクションとは「住宅診断」のことです。

基礎工事からホームインスペクションを受けておくことで、手抜き工事を防ぎ、施工ミスを指摘して補修してもらうことができます。

いくら良い材料を使っていても施工に不備があると意味がありません。

家が建ってしまうと見えなくなる部分こそ、家の強さの要です。
ローコスト住宅にホームインスペクションを受けることで価格も品質も安心できますので、契約前から検討しておきましょう。

その際は必ず契約前もしくは契約時に建築会社に話しておきましょう。

工期は短すぎないか

工期がどれくらいか確認しておきましょう。
通常は住宅の工期は3〜4ヶ月です。
工務店だと大工が一人で建築する場合は半年ほどかかる場合もあります。

ローコスト住宅会社の中には無理に工期を短縮している場合があります。
現場監督の監督不足や大工の手抜きを引き起こす危険があるので、工期が2ヶ月ほどとあまりに短い会社には要注意です。

現場監督や大工に会っておく

できれば契約前に現場監督や大工さんに会っておきましょう。
その時新築工事の現場があれば見学させてもらうのも良いですね。

現場監督の人柄や、現場の綺麗さなどをチェックしておきましょう。

メンテナンスコストとアフターフォローを確認しておく

将来的にかかるメンテナンスコストを確認して把握しておきましょう。

メンテナンスコストとは、外壁材の補修やクロスの張り替え、給湯器や太陽光パネルの交換などにかかる家の維持費のことです。

新築の時にいくら安くても、メンテナンスコストが高額だとトータル的にローコストではなくなる場合も<あります。

また、アフターフォローの有無についても要チェック!
10年保証なのか、30年保証なのか、無償でどこまでの保証か、有償なのか、わかりやすく説明してもらいましょう。

契約後のオプション追加はしない

契約前の見積もり段階で、希望のオプションはすべて含めてもらっておきましょう。

契約後は大幅な値引きには応じてもらえませんので、契約後のオプション追加はなるべく避けないと予算オーバーになってしまうことがあります。

そのためにも、早いうちから希望の間取りやこだわりたい部分を決めておき、優先順位をつけておく必要があるのです。

まとめ

この記事では、安心できるローコスト住宅の品質について詳しく解説しました。

結論としては、ローコスト住宅でも高品質な家を建てることが可能です。しかしそのためには費用がかかってしまいます。

「安心」と「お金」、両方のバランスをじっくり考えて決めましょう。

二級建築士・インテリアコーディネーター監修者コメント

河野由美子

高品質の住宅である証明とも言える長期優良住宅の認定は、ローコスト住宅でも受けられます。ただし建築費は高くなるので、品質と予算とのバランスを上手に取りながら間取りや仕様を決めていきましょう。
二級建築士・インテリアコーディネーター:河野由美子の詳細


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家づくりのイメージが固まっていない初期段階のうちにカタログ請求を使うのは抵抗がある方もいるかもしれませんが、それは逆です。

複数社のカタログを見ているうちに「これは好き」「これは嫌い」とどんどん自分の好みの家のカタチが分かってくるのです。そして、カタログの良いところはなんといっても「家族と見られる」ことです。

ご自身と、大事な家族と一緒にカタログを並べて、理想の家について話し合ってみてください。今度の週末は、こちらのカタログを見ながら、家族で家づくりの会議をしませんか?

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