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ローコスト住宅のキッチン!主要メーカーや価格、選び方を解説

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ローコスト住宅のキッチン!主要メーカーや価格、選び方を解説のイメージ

ローコスト住宅を建てる際にも、キッチンにはこだわりたいという方が非常に多いです。しかし、ローコスト住宅のキッチンにおいて次のような疑問を持っている方が多いのも事実。

  • キッチンってどうやって選べばいいんだろう?
  • ローコスト住宅で選べるキッチンメーカーは?
  • システムキッチンの価格帯っていくらぐらい?

こちらの記事では、正しいキッチンの選び方を解説しているほか、ローコスト住宅で選びやすいキッチンメーカーを紹介しています。それぞれのキッチンメーカーの特徴はもちろん、人気&おすすめ商品と具体的な価格相場も紹介しています。ローコスト住宅のキッチン選びに疑問を抱えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

ローコスト住宅のキッチンの選び方

こだわりを入れたキッチンでも高くならないようにするポイントをお教えします

まずはローコスト住宅におけるキッチンの選び方を紹介してまいります。
ローコスト住宅ではキッチンをオプションでグレードアップすると、追加費用が発生するケースもあります。

しかし、やはり家づくりにおいてキッチンはこだわりたいポイント
理想のキッチンと予算面とのバランスを考えるためにも、ぜひローコスト住宅におけるキッチンの選び方を覚えておいてくださいね。

それでは、ローコスト住宅のキッチン選びについて詳しく見ていきましょう。

理想的なキッチンの高さ

キッチンを選ぶときに大切なのが「高さ」です。

ローコスト住宅においてキッチンを選ぶときに大切なのは「高さ」です。あまり知られていませんが、実はキッチンには一人ひとり異なる理想の高さが存在しています。

そのキッチンを使う人にとって最適な高さになっていれば、毎日料理をしても疲れにくくなります。さらに、腰痛防止などのメリットも。

なお、ローコスト住宅のキッチン選びにおいて重視すべき高さには2種類が存在しています。その2種類とはなんなのか。詳しく見てみましょう。

ワークトップの高さ

★★図版 快適に作業するにはワークトップの高さがポイントに

ローコスト住宅のキッチンの使いやすさに直結するポイントがこちら。
ワークトップの高さです。

ワークトップとは?

ワークトップとは作業台の天板のことを指しています。システムキッチンの場合はシンクなども一枚の天板になっているのでまとめてワークトップと呼びますが、基本的には「私たちがキッチンで作業をする部分」と覚えておくといいでしょう。

まな板で食材を切ったりボウルで調味料を混ぜ合わせたり、そういった調理作業を行う部分がワークトップなのです。ローコスト住宅に限らず、キッチンのワークトップにはその人がもっとも使いやすい理想の高さが存在しています。その理想的な高さは、以下の通りです。

理想的なワークトップの高さ

床から天板までの距離=身長÷2+5cm

理想的なワークトップの高さ

例えば身長160cmの方であれば、床から85cmのワークトップのキッチンがもっとも理想的な高さだということです。ただし、この数値は一般的な目安でしかないので、あなたに最適なキッチンの高さは実物を見ながら確認する必要があります。ローコスト住宅のキッチンの実物は、ショールームなどで見ることができます。

ウォールキャビネットの高さ

ウォールキャビネットの高さも重要。背伸びしなくても開けられる高さが理想です。

一般的にキッチンの高さというと、先ほどのワークトップの高さのことを指しています。しかし、ローコスト住宅のキッチン選びにおいて、ワークトップ以外にも考えるべき高さが存在しています。それが、ウォールキャビネットの高さです。

ウォールキャビネットとは?

ウォールキャビネットとは、壁に取り付けるタイプの収納棚のことです。キッチンの上部には収納スペースがありますね。キッチンのウォールキャビネットとは、キッチン上部の壁に取り付ける収納棚ということになりますね。

ウォールキャビネットにはロングサイズやショートサイズなど、収納容量に差があります。しかし、使いやすさを考える時には床からウォールキャビネットの底までの高さを重視しましょう。

なぜなら、身長と比べて高すぎる位置にウォールキャビネットを設置してしまうと、手を伸ばしても物を取りにくくなってしまうからです。ロングサイズを選んだ場合には上の棚には手が届かないケースもありますが、基本的に下の棚に置いてある物には手が届くくらいの方が便利です。

理想的なウォールキャビネットの高さ

床からウォールキャビネットの底までの距離=145cm程度
(見上げなくても目に入り、手が届きやすい高さ)

理想的なウォールキャビネットの高さには、ワークトップのように計算式がありません。一般的には145cm程度が使いやすい高さだと言われていますが、身長などの個人差によって理想的な高さは変わってきます。こちらもショールームでの見学時に確認するようにしましょう。

収納スペースの容量

収納力によって見た目や価格が変わります。よく吟味しましょう。

ローコスト住宅のキッチンの高さを確認したら、次は収納スペースの容量を考えましょう。キッチンの収納スペースでカスタマイズしやすいのは、先ほど登場したウォールキャビネットです。

一般的に、ウォールキャビネットには、高さが900mmのロングサイズ、700mmのミドルサイズ、500mmのショートサイズがあります。

単純な容量だけを重視するのであれば、ロングサイズの方がよりたくさん収納することができます。一方、見た目をすっきりさせたい方や少しでも費用を抑えたい方であれば、ショートサイズを検討するのもありです。どちらでもないという方はミドルサイズがベター。

よく使う部分なので、住んでからの生活をイメージしながらよく検討しましょう。

クローズ型かオープン型か

それぞれにメリット・デメリットが違います。

ローコスト住宅において、キッチンは大別すると2つのタイプに分けられます。1つ目はクローズ型、そして2つ目はオープン型です。クローズ型は昔からよくある一般的なタイプのキッチンで、オープン型はオープンキッチンという開かれたタイプのものですね。

ローコスト住宅を建てる方の中にはオープンキッチンに憧れを持っている方も多いですが、クローズ型にもメリットは存在しています。まずはクローズ型のメリットとデメリットを確認しましょう。

クローズドキッチンのメリット
  • 調理中の姿が見られにくい
  • 匂いがリビングに充満しにくい
  • 収納場所を確保しやすい
クローズドキッチンのデメリット
  • 子供など家族の様子を確認できない
  • 料理中は孤独になる
  • 配膳や片付けをしにくい
  • 採光しづらく閉塞感がある

クローズドキッチンのメリットとしては、収納場所を多めに取りやすいことや匂いがリビングに充満しにくいことが挙げられます。これは、キッチンの周囲を囲うクローズ型ならではのメリットですね。

一方、デメリットとしては家族とのコミュニケーションを取りづらいことや、閉塞感があることが挙げられます。壁で囲って収納場所を確保するということは、窓を設置しづらいということ。太陽の光を採り入れて明るいキッチンにするのは難しいです。

それでは次に、オープンキッチンのメリットとデメリットを確認しましょう。

オープンキッチンのメリット
  • 家族とのコミュニケーションが取りやすい
  • 子供の様子を見ていられる
  • 煮込み調理などの際にリビングで待機できる
  • 配膳や片付けをしやすい
  • 整理整頓していれば見た目がおしゃれ
  • 壁付けにすると省スペースになる
オープンキッチンのデメリット
  • 匂いがリビングにも充満しやすい
  • 調理中の音がリビングにも聞こえる
  • 整理整頓できていないと見た目が悪い

オープンキッチンのメリットとして最も大きいのは、家族と話しながら料理できること。そして、子供の様子を見ながら作業できることです。小さい子供がいる家庭であれば、リビングに1人で放置しておくのは危険です。しかし、オープンキッチンなら調理中でもリビングで遊ばせられます。

また、きちんと整理整頓していれば見た目がおしゃれになる点もメリット。しかし、整理整頓ができずに物や食材が散乱している場合はむしろ見た目が悪くなってしまいます。

そして、オープンキッチンの1番のデメリットは匂いがリビングに充満しやすいことと、調理中の音がリビングにも聞こえる点です。リビングで家族や友人が過ごしている場合、調理や換気扇の音でテレビが聞こえづらくなってしまいます。

キッチンの形状

キッチンの形状をどれにするかで、使い勝手からLDKの雰囲気まですべてが決まります。

ローコスト住宅のキッチンのクローズ型かオープン型を考えたら、次はキッチンの形状を選びましょう。キッチンには様々な形状があり、どれを選ぶかで使い勝手や導線が全く違ってきます。キッチンの代表的な形状は、以下の通りです。

選べるキッチンの形状一覧

  • I型
  • L型
  • セパレート型
  • アイランド型

それでは、ここからはそれぞれのキッチンの形状の特徴やメリットとデメリットなどを見ていきましょう。

I型

もっともスタンダード

I型はもっともスタンダードなキッチンの形状です。クローズ型のキッチンはこの形状であるほか、オープン型でも壁付けにする場合はこの形状になります。

I型は壁の方を向いて調理するので、集中しやすいというメリットがあります。また、オープン型の場合は壁付けを選ぶと省スペースになるので、リビングを広く確保できることもメリット。

ただし壁の方を向いて調理するということは、子供の様子を確認するためには横や後ろを向かなければなりません。小さい子供がいる家庭の場合、リビングの形状に工夫する必要がありそうです。

L型

調理場所が広くて使いやすい

L型はキッチンが「L」の形になっているタイプ。ワークトップが広いので、調理場所を確保しやすいことが特徴です。調理場所が広いということは2人以上でも作業しやすいということ。ホームパーティーの時や、子供に調理を手伝ってもらう時などに重宝します。

セパレート型

調理場所が広く、家族と対面しながら料理できるメリットも

セパレート型は対面式のキッチンです。シンクとコンロの位置が別々になっていて、家族の様子も確認しながら調理にも集中しやすいです。こちらも調理場所はたくさん確保できるので、非常に調理しやすいキッチンの形状です。

デメリットを挙げるとすれば、シンクとコンロが離れているからこそ作業中に水滴や油が垂れる恐れがある点です。

ちなみに、セパレート型の片方が壁にくっついている場合は、ペニンシュラ型と呼ばれることもあります。

アイランド型

おしゃれさを取るならアイランド

アイランド型は名前の通りキッチンが島のようになっている形状のこと。学校の家庭科室をイメージするとわかりやすいです。家庭科室にはコンロやシンクのついたキッチンが複数用意されていますよね。あの一つひとつがアイランド型です。

アイランド型のキッチンはとにかくおしゃれで、開放感があることが特徴です。キッチンの周りの導線が多いので、調理はもちろん配膳や後片付けもしやすいです。

ただしアイランド型にはデメリットも多く、他のキッチンよりもスペースを取る上に、よほど大きなキッチンにしなければ作業場所はそれほど多くありません。また、収納スペースも確保しにくいです。

アイランド型のキッチンに憧れる方も多いですが、かなりの費用が必要になります。そのため、ローコスト住宅を建てたとしてもキッチンの費用が莫大になってしまう恐れがあります。憧れだけではなく、実際の利用シーンや費用についても十分に検討することが大切です。

ガス派?IH派?

コンロをガスにするかIHにするかで、掃除のしやすさや選ぶ調理器具まで変わってきます。

キッチンの形状を決めたら、コンロをガスにするかIHにするか考えなくてはなりません。IHコンロの方が先進的なイメージがありますが、最近ではガスコンロにも様々な先進技術が搭載されています。そのため、両者のメリットとデメリットを十分に確認して選ぶのがいいでしょう。

IHコンロのメリット
  • 拭き掃除だけでOK
  • 部屋が暑くなりにくい
  • 火を使わない安心
IHコンロのデメリット
  • 料理によっては調理しづらい
  • IH対応の鍋やフライパンが必要
  • 加熱直後に触ると火傷してしまう

いかがでしょうか。IHコンロの最大のメリットは、掃除が簡単なことと室温が上がりにくいことです。油や調味料が飛んでも拭き掃除だけでOKなので、掃除はこれ以上ないほど簡単です。また、ガスコンロだと火を扱うので部屋が暑くなってしまいますが、IHは電磁熱で調理するため室温も上がりにくいです。

一方、IHコンロのデメリットは料理によっては調理しにくいということです。IHコンロから鍋やフライパンを離すと加熱が止まってしまうため、フライパンを振る作業がしにくいです。また、火から離して火加減を調節することもできないので、特に「卵焼きを焼きにくい」という口コミが多いです。

一方のガスコンロには、次のようなメリットとデメリットがあります。

ガスコンロのメリット
  • どんな料理も調理しやすい
  • ほとんどの鍋やフライパンが対応している
  • 停電時にも調理できる
ガスコンロのデメリット
  • 掃除がしにくい
  • 使用中に室温が上がる
  • 火を扱うリスクがある

ガスコンロの最大のメリットは調理のしやすさにあります。ガスでの調理に慣れている方は、IHを使いこなすまでには時間がかかるでしょう。IHも慣れてしまえばそれほど調理のしにくさは感じませんが、フライパンを振ったり焦げ目を付けたりする調理はどうしてもしにくいです。

そしてガスコンロのデメリットとしては、掃除がしにくいことや使用中に室温が上がる ことなどが挙げられます。さらに、火を使っているので火事になるリスクはゼロではありません。子供が誤って火を触ってしまっても大変です。

ただし最近ではガスコンロも新しいものが開発され、安全機能が搭載されたものや掃除をしやすいモデルも登場しています。掃除や火事のリスクだけを考えてIHを選ぶ、というのは早計かもしれません。十分に両者を比較してから決めるようにしましょう。

ビルトイン食洗機を設置するかどうか

相場は20万円。収納スペースや手間を考えて決めましょう。

さて、こちらはキッチン自体の選び方というよりも、ローコスト住宅を建てる際に決めるべき内容です。キッチンとあわせて検討しなければならないのは、ビルトイン食洗機を設置するかどうかです。

ビルトイン食洗機には「皿洗いの手間が省ける」「節水になる」というメリットがありますが、「工事費用が必要」「洗えない食器もある」「キッチンの収納が減る」というデメリットも存在しています。

また、設備投資のための費用も必要になるので、ローコスト住宅を建てる時には導入するかどうかを慎重に考えなくてはなりません。ちなみに、ビルトイン食洗機の本体自体の価格は高くても10万円程度。工事費用と合計しても20万円くらいあれば取り付けられるので、ローコスト住宅にオプションでつけてもそこまで大きな負担にはならないでしょう。

水回りは近くにまとめると建築費が安い

水回り設備は近くにまとめると建築費を安くできる

最後に紹介するのは、ローコスト住宅の建築費を少しでも抑えるためのポイントです。一般的に、キッチンやお風呂、トイレなどの水回り設備は近い場所にまとめる方が、建築費が安くなります。離れていればいるほど水道設備を整える費用がかかってくるからです。少しでもローコスト住宅を安く建てたい方は、ぜひ間取りに工夫をして水回り設備を近くにまとめてみてくださいね。

【価格帯別】ローコスト住宅で選べるキッチンメーカー

ローコスト住宅でも有名メーカーのキッチンを選べます

ここまではローコスト住宅のキッチンの選び方を確認しました。
そして次は、ローコスト住宅で選べるケースが多いキッチンメーカーを比較してみましょう。

まずはローコスト住宅で選びやすい7社のキッチンメーカーを、価格帯と特徴で比較してみます。わかりやすいように一覧表にまとめて比較しましたので、まずはこちらをご覧ください。

メーカー 価格帯※ 特徴
ハウステック 約80万円〜 収納力に定評あり
TOTO 約70万円〜 掃除を楽にする排水機能
LIXIL 約50万円〜 掃除を楽にする排水機能
Panasonic 約80万円〜 ワイドIHなどの便利機能
クリナップ 約30万円〜 ステンレスに強い
タカラスタンダード 約30万円〜 ホーローに強い
トクラス 約70万円〜 人工大理石に強い
※参考:各社公式サイト

価格帯だけで比較するとクリナップがもっとも安いキッチンを扱っていますね。
また、知名度の高い大手メーカーでもある程度安めの商品は用意されています。ローコスト住宅の費用をできる限り抑えたいのであれば、価格面は重視したいポイント。

しかし、各社のキッチンには機能性について異なる特徴があるので、価格と機能のバランスを考えて選ぶようにしましょう。

それではここからは、各キッチンメーカーの特徴や人気商品について、より深く掘り下げながら解説していきます。

ハウステック

ヤマダ電機を母体とするキッチンメーカー。コスパが売り。

ハウステックというメーカーは、あまり耳にしたことのない方も多いのではないでしょうか?ハウステックはヤマダ電機グループに属するキッチンメーカーであり、キッチンの他には浴室やガス給湯器などの設備を提供しています。

ハウステックの特徴はとにかくコストパフォーマンスがいいこと。最安価格は他社よりも高めですが、値段の割に機能が充実しています。特に収納力に定評があり、安めのキッチンでも大容量の収納が確保されています。

コスパがいいので、ローコスト住宅の標準仕様でも採用されていることが多いです。大手キッチンメーカーのような華やかさはありませんが、シンプルで安いキッチンを選びたい方や、キッチンにはあまりお金をかけたくない方には最適です。

なお、ハウステックのキッチンはヤマダ電機の大きめの店舗に展示されています。そのため、実際のキッチンを見てみたい方はぜひヤマダ電機を訪れてみてくださいね。

ハウステックで人気のキッチン「SLシリーズ」

オールステンレスのスタイリッシュなキッチンがかっこいい

ローコスト住宅におすすめなのが、ハウステックのキッチンがSLシリーズです。ハウステックのSLシリーズは、ワークトップはもちろんキャビネットにまでステンレスが導入されている「オールステンレス」のキッチンです。

汚れにくい・湿気に強いというステンレスの強みを活かしたキッチンである上、見た目の統一感も人気です。そんなハウステックのSLシリーズは、公式カタログで約80万円〜の価格となっています。

TOTO(トートー)

大手商業施設も採用するTOTOは水回り設備では超有名

ローコスト住宅で選びやすいキッチンメーカーの1つ、TOTO。TOTOは水回りに関して豊富なノウハウを有しているメーカーで、商業施設のトイレなどで見かける方も多いでしょう。キッチンメーカーの中では大手に分類されるため、選んでおいて間違いのない安心感があります。

TOTOではタッチ式や足踏み式の水栓を導入しているので、設備投資さえすれば使い勝手の面でもバッチリです。また、シンク内のゴミが自然に排水口へ流れていく「すべり台シンク」という独自技術も人気の秘密。日々の掃除効率はグッと向上することでしょう。

TOTOで人気のキッチン「ザ・クラッソ」

美しさも機能性も最高のクラッソ

ローコスト住宅におすすめのTOTOキッチンが、ザ・クラッソシリーズです。見た目にもこだわり抜いているキッチンで、透明感のある見た目と滑らかな手触りのあるクリスタルカウンターを採用しています。タッチ水栓やすべり台シンクが導入されているため、使い勝手の面も良好です。

大手キッチンメーカーであるTOTOは価格相場も高めなのかと思いきや、意外にも約70万円からのプランが用意されています。ただし、本体価格が安くともローコスト住宅でオプション扱いになる場合には費用は高めになってしまいますので注意。具体的な価格はローコスト住宅メーカーに尋ねてみましょう。

LIXIL(リクシル)

TOTOと並ぶトップメーカーLIXILはデザインバリエが豊富

次に紹介するローコスト住宅で選びやすいキッチンメーカーがLIXILです。LIXILもTOTOと並ぶほど知名度の高い大手メーカー。水回り設備に強いノウハウを持っているほか、太陽光パネルなど住宅づくりに関してもサービスを展開しています。

LIXILのキッチンにはシンプルなデザインのものから個性的なデザインのものまで、様々な種類が展開されている特徴があります。普通に水を流すだけで排水口がきれいになる「くるりん排水口」という機能が特徴で、日々の掃除をラクにしてくれる便利なポイントが満載です。

LIXILで人気のキッチン「シエラ」

低価格が嬉しいシエラシリーズ

LIXILで最も価格帯が安めなのは、シエラシリーズです。プランニングが簡単で選びやすいことが特徴。とにかく価格の安さを重視した約50万円からのシリーズなのでハイスペックな機能や見た目の意匠性は搭載されていません。ローコスト住宅の標準仕様で選べる場合は、とにかくコストを抑えて導入できるキッチンです。

Panasonic(パナソニック)

女性目線で開発された機能的なキッチンが魅力

次に紹介するローコスト住宅で選びやすいキッチンメーカーがPanasonicです。家電のイメージが強いPanasonicですが、パナホームなど住宅づくりに関するノウハウも有しています。

Panasonicのキッチンは研究開発に女性社員が積極的に参加しています。そのため、キッチンを使う女性ならではの目線で開発された使い勝手のいいキッチンが魅力。「スキマレスシンク」という汚れが溜まりにくい構造や、IHコンロが横並びになっている「ワイドIH」の機能も人気の秘密です。

Panasonicで人気のキッチン「ラクシーナ」

パーツの色を選べるから自分好みのキッチンを作れる

ローコスト住宅におすすめのPanasonicのキッチンが、ラクシーナシリーズです。価格帯は約80万円からとなっていて、豊富なカラーバリエーションも魅力。室内のテーマカラーが決まっている方にとって、自分好みの色を選べるのは大きな魅力です。

ラクシーナシリーズでは、Panasonicの特徴であるワイドコンロの機能を搭載することも可能です。その他にも様々な設備をつけられるので、自分好みにカスタマイズしやすいキッチンとなっています。

クリナップ

日本初のシステムキッチンを制作したクリナップは安心感が違う

ローコスト住宅で選びやすいクリナップは、ステンレスに強みを持ったキッチンメーカー。日本初のシステムキッチンを製作したのはクリナップだったことから、キッチンづくりの歴史を持っているメーカーです。

高品質なステンレスを採用したキッチンが特徴で、ワークトップからキャビネットまでがオールステンレスの商品もあります。ステンレスのキッチンを考えている方はぜひ検討したいですね。

クリナップで人気のキッチン「ラクエラ」

意匠性高いデザインながら低コストなのが魅力

ステンレスに強いクリナップでローコスト住宅におすすめなのがラクエラシリーズです。こちらのシリーズは約50万円からの価格帯となっていて、各社を比較しても低コストな部類に入ります。

なお、比較表で記載した約30万円からの商品もありますが、そちらはコンパクトキッチンなので幅が狭め。他社と比較するために、今回はスタンダードな広さのラクエラシリーズを紹介します。

こちらのシリーズは、「キッチンからインテリアのコーディネートをスタートする」というコンセプトで開発された商品。意匠性の高いデザインが魅力で、単一的なカラーとは異なる雰囲気があります。他社のようにハイスペックな機能は搭載されていませんが、おしゃれで安いキッチンを選びたい方におすすめです。

タカラスタンダード

ホーローに特化したキッチンを展開

ローコスト住宅で選びやすいキッチンメーカーとしておすすめのタカラスタンダード。
こちらのメーカーはホーローという素材に特化したキッチンを提供しています。

ホーローは熱や湿気に強いという特徴があり、鍋などにも使用される素材です。表面がガラス質であり汚れにくいので掃除のしやすさはトップクラス。見た目も他社のキッチンとは一線を画しているので、ホーロー素材に魅力を感じる方が選びやすいキッチンメーカーです。

タカラスタンダードで人気のキッチン「エーデル」

約30万円から導入できるエーデルシリーズはローコスト住宅に最適

タカラスタンダードでローコスト住宅におすすめのキッチンは、エーデルシリーズです。約30万円からという低価格を実現しているのに、メーカーの特徴であるホーロー素材が採用されている人気商品。

扉のカラーは全部で7色から選ぶことができ、インテリアに馴染みやすい淡い色合いをしています。さらに、センサーに手をかざして水を出すタッチレス水栓も導入可能なので、機能性を向上させることもできます。価格を抑えつつある程度の機能性も確保したい方にとって選びやすいシリーズですね。

トクラス

人工大理石を使ったキッチンを選ぶならトクラス

最後に紹介するローコスト住宅におすすめのキッチンメーカーがトクラスです。トクラスの特徴は人工大理石の技術にあります。人工大理石のキッチンはそのデザイン性の高さが魅力。

一方、熱に弱く汚れがつきやすいというデメリットも存在しています。鍋やフライパンを置く時には鍋敷きが必須ですし、調味料をこぼしたまま放置するとシミがついてしまいます。そのため、人工大理石のキッチンはあくまでインテリアとして考えておくことが大切です。

そんな人工大理石のキッチンに憧れる方は、ぜひトクラスを検討するべきです。トクラスはピアノで有名なYAMAHAのグループ会社であるため、人工大理石に関するノウハウはバッチリです。

トクラスで人気のキッチン「Bb」

人工大理石ならではの高級感とシンプルな設計が魅力

人工大理石に強みを持ったトクラスで人気のキッチンがBb(ビービー)シリーズです。約70万円からのプランが用意されていて、必要最低限な機能だけを搭載した飾らないシンプルなキッチンです。

人工大理石の弱みである耐熱性の低さや汚れやすさに対策が施されていて、ある程度の熱には耐えられ、汚れにくいように設計されています。低価格でありながら様々な部分を自分好みにカスタマイズできるので、「価格は抑えつつ使い勝手がいいようにカスタマイズしたい」という方におすすめです。

まとめ

今回の記事では正しいキッチンの選び方や、ローコスト住宅における主要なキッチンメーカー、さらにそれぞれの特徴や価格についても紹介しました。キッチンを選ぶ際には様々なポイントがあるので、自分に最適な仕様にカスタマイズすることが大切です。

また、キッチンメーカー各社には異なる特徴や強みがあり、展開している商品の価格帯も様々です。家族が思う理想のキッチンの条件に合うメーカーを選んだ上で、価格帯を考えていくといいでしょう。こちらの記事を参考にして、ローコスト住宅のキッチン選びに役立ててみてくださいね。

二級建築士・インテリアコーディネーター監修者コメント

河野由美子

ローコスト住宅に導入されるキッチンは低価格シリーズではありますが、どのメーカーも十分な機能を備えています。好みや使い勝手には個人差がありますから、2~3社に絞った後はショールームで実物を見て比較するといいでしょう。
二級建築士・インテリアコーディネーター:河野由美子の詳細


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