三井のリハウスの評判は悪い？仲介手数料が高い？デメリットや強み、口コミを紹介

「三井のリハウスって仲介手数料高くない？」
「評判が悪いって本当？トラブルがないかも知りたい！」

三井のリハウスは、38年連続取引件数全国No.1の大手不動産仲介ブランドです。
三井不動産リアルティ株式会社がサービス展開していて、全国に286店舗（2023年4月現在）あります。

ただ、両手取引（両手仲介）の数が多く、「囲い込みが起きている」など悪い評判もあります。

この記事では、実際にSNSで収集した口コミなどを元に、三井のリハウスの評判やデメリット、強みについて解説しています。

三井のリハウスは仲介手数料が高い？
売主・買主それぞれの計算方法！

仲介手数料は、宅地建物取引業法46条で上限金額が決められています。

不動産価格	上限金額
200万円以下	建物の売買価格（税抜）×5％+税
200万円超～400万円以下	建物の売買価格（税抜）×4％+2万円+税
400万円超	建物の売買価格（税抜）×3％+6万円+税

特に大手不動産会社が提示する仲介手数料は、ほとんどの場合、法律で定められた限界まで引き上げられています。三井のリハウスの仲介手数料も上記の計算方法で試算した金額が提示されるかと思います。

もし安いなら、「三井のリハウスは仲介手数料の値引きあり！交渉次第でさらなる減額も」内で解説するように、値引き理由が必ずあるはずです。

また、この仲介手数料は売主（売却側）・買主（購入側）ともに発生します。後述する「囲い込み」にも関わる仕組みなので、覚えておくと三井のリハウスのデメリットも理解しやすくなりますよ。

三井のリハウスは仲介手数料の値引きあり！交渉次第でさらなる減額も

三井のリハウスは、仲介手数料の値引きを公式で行っています。

以下の条件に当てはまる人は、公式の割引を利用するとよいでしょう。

参考：三井のリハウス

三井のリハウス公式の割引は、リピーターや紹介の新規顧客に対する特典として提供されています。

これ以上の値引きをするには、三井のリハウスに限らず、他社でも難しいです。仲介手数料は不動産仲介業者ほぼ唯一の利益であり、理由なく値引きすることはないからです。

それでも、以下の条件が当てはまる物件であれば、さらに値引きされる可能性はあります。

仲介手数料を値引きする可能性がある物件とは

また、人気エリアであればすぐに売却ができるため、取引が確約する物件を他社に渡さないために値引きをする可能性はあります。

ただ、仲介手数料よりも物件自体の価格交渉の方が幅も大きく、営業担当者の腕の見せどころとなります。あくまでも仲介手数料の値引きは、おまけとして考えておくとよいでしょう。

くわしくは、不動産売却の仲介手数料を極限まで値引きする方法を全て解説します！でも解説しています。

三井のリハウスで売却＆購入して起きたトラブル事例・苦情などの悪い評判

では、実際に三井のリハウスで不動産売買をした人たちの評判や口コミは、どういった内容なのでしょうか。売主（売却）側、買主（購入）側ともに、悪い評判も良い評判もみられました。

ここでは、最も気になる悪い評判について解説します。

三井のリハウスの悪い評判は、主に以下3つです。

一つ一つ解説していきます。

1.営業担当者のクオリティが低い

三井のリハウスの評判で少なからず見られたのは、「営業担当者のクオリティが低い」ということでした。中には態度が悪いのか、印象が良くないという意見もありました。

三井のリハウスのサービス展開をしている、三井不動産リアルティ株式会社は4,499名在籍の大企業です。（単体、2024年3月時点）

参考：三井不動産リアルティ

毎年200～300人の新卒採用を行っている会社なので、知識や技術不足の営業担当者に当たってしまう可能性はあるでしょう。一方、人が多いからこそ、経験豊富な営業担当者も各営業所に多数在籍していると考えられます。

もし、どうしても知識不足ややり方に納得がいかない時は、担当を変えると上手くいくかと思います。三井のリハウスならではの強みでもありますね。

また、不動産売買を行う時は家の引き渡しが完了するまで、担当者と頻繁に連絡を取る必要があります。
知識ややり方に問題がなさそうでも、態度が悪い担当者はかなりストレスがかかるのです。こういった場合も担当の変更を営業所に相談してみるとよいでしょう。

2.囲い込みらしき事例がある

三井のリハウスを利用された方の評判を調査し、一定数見られたのが「囲い込み」についての口コミです。

tar********さん
2012/11/12 13:06

三井のリハウス（困っています）
前に会った三井のリハウスの営業マンの印象が悪かったので、信頼できる他社の営業マンに、買いの交渉をお願いすることにしました。

ですが、レインズに売物件として載せているのに、その営業マンが三井に何度、電話をしても、いつも「外出中」「内見中」と言って、折り返しの電話が来ないため、その物件を見に行くことが出来ません。

そのような場合は、どうしたら良いでしょうか？

ちなみに、三井の専属専任になっているようです。

ベストアンサー
dam********さん
2012/11/12 15:43

多分、他社の仲介お断りか、あなたには売らないかのどちらかです。
大手は、売主買主双方から仲介手数料をもらおうと
他社の仲介を嫌う場合があります。直接そのようなことは
言えませんので、のらりくらりとしていると考えるか。
あなたが買主とわかったので、直接契約せず、仲介業者を
入れるのが不愉快なのです。
かわいそうなのは、売主です。
諦めて、別な物件を検討したらと思います。
担当者など契約までの付き合いです。業者ではなく
物件の良し悪しで検討しましょう。
なるべく、売主か専任媒介業者と直接契約がよいです。

引用：Yahoo!知恵袋

囲い込みとは、売主と買主のどちらからも仲介手数料を得るために、あえて自社の買主候補にしか紹介しないという、自社利益最優先の営業方法のことです。

不動産売買の悪習慣としてよく話題にのぼる行為であり、「両手取引（両手仲介）」の仕組みを悪用した売主の利益を損なう行為です。くわしくは「三井のリハウスは囲い込みあって最悪？デメリットは2つ」で解説します。

囲い込みよりひどい「専任返し」も！その他「三井のリハウスの利益が優先された」という悪い口コミ

前述した「囲い込み」より悪質な「専任返し」と思われる口コミも、一部ですが見られました。

1406 匿名さん 2022/01/07 15:54:50
以前三井のリハウスで土地の購入申し込みをしました。
契約日も決まっていたのに、突如、金額を上げないと売らないと言って来ました。
もっと高値で買う人が出てきたと。
土地の持ち主は、建築不動産業の会社でした。
常連の三井のリハウスの営業と仲良しのようで、結託している感じでした。
私は行きずりのエンドユーザー。
夫が腹を立て、この契約はお流れにしました。

その土地には、しばらくして持ち主の建設不動産業者の分譲住宅が建ちました。
高値で買いたい新しい飼い主ってウソですよね。
本当に気分が悪い経験でした。

のちに友人の不動産屋に話したら、「違法ではないけど、業界では慣例として先に申し込んだ人が優先だよ。倫理観に欠けてるね。」と言われました。

引用：マンションコミュニティ

1379 評判気になるさん 2021/07/24 10:27:34
マンション売却を三井に依頼
手口、まず相場より安く値段提案
相場5000万なのに4500万で売り出しましょう
仮に4500万で売り出すとする
内覧の問い合わせがないから売れないかもと洗脳
タイミングみて4000万で買う業者登場で売ってしまう→業者は4000万で買ってリフォーム5500万で売る
三井は5500万の売買手数料も入るので2度美味しい
結果１つのマンションで三井は手数料２倍で550万
買取業者1000万儲け→損するのは売り主5000万で売れるのに4000万でうる、5500の買い主は相場より高く買ってしまう

1380 口コミ知りたいさん 2021/07/24 23:44:43
>>1379 評判気になるさん
三井に内覧したいと申し込んだのになかなかスムーズにいかない
いつまでも先延ばしにされてなかなか内見できない、または待たされた挙句もう売れたなどなどの不思議な現象
この時三井がやっているのは何としても業者に売りたいので三井は一般の方には内覧させない。売り主には問い合わせがないので業者に売りましょうと何とか追い込む、こんな感じです、皆さんこれでわかりましたよね！三井など不動産屋が儲かる仕組み

1390 名無しさん 2021/09/20 20:04:34
>>1379 評判気になるさん
「専任返し」ですね。

引用：マンションコミュニティ

1400 検討板ユーザーさん 2021/11/05 21:22:15
1ヶ月前から専属専任媒介でお願いしていましたが、まさに今日、業者が購入したいと提案がありました今出している金額の600万円マイナスで　今後どの様な対応をしていけばいいですか？

1402 通りがかりさん 2021/11/27 08:30:22
>>1400 検討板ユーザーさん
私も専属専任媒介で頼みました
すぐに買いたい業者が数社いますと連絡あり
数社が部屋を見にきましたが
売却金額下げる気はなかったので売りませんでした。
私の場合は専任返し、囲い込みもあったと思いますが
専属契約がきれそうになる頃には急に内見も増えて
すぐに売却できましました。

1403 匿名さん 2021/11/29 13:23:08
専任媒介契約で売却依頼していますが、まさに教科書通りの対応です。

・高めの査定金額で契約ゲット（←これは私も反省してます）
・1か月後、値下げ提案
・契約期限が切れる寸前に「有望な買い手が出てきた」と契約継続を要求

分かりやすすぎて笑えますｗ

引用：マンションコミュニティ

専任返しとは、下記の図のように売主と買主を囲い込みした上で、別の会社を経由して販売を行い、仲介手数料を多く得る手法です。

もちろん、建築会社が物件を一度買い取って新しい建物を建てたり、リノベーションして再販売することはよくあることです。

ただ、売主はより高く、早く売ってほしいにも関わらず、実際は買いたい人がいるのに無視してしまったり、不用意な値下げをしてしまうのが問題だと言われています。

大手仲介業者だからこそできる手法だともいえます。

1342 匿名さん 2021/02/04 19:15:52
世田谷区の某三井のリハウス、友人から聞いていたけどローンで三井住友をお勧めしてきて、金利もあまり変わらないから、事務手数料が高いから事務手数料が比較的安いネット銀行でといったら、「三井住友かメガバンクでまず固めたい」とか言い出して、「ネットとか地銀は事前審査が甘くて本審査でトラブルになるが、メガバンクはそんなことはない」とか言い張った。
しぶしぶ住信SBIだけは事前審査手続きにかけることに応じたが、三井住友系列の銀行に手数料をもうけさせることしか考えていない。
不誠実極まる対応なのでこちらから断りました。
友人は三井住友勧められた際に一喝して、地銀にしたそうですが、甘い顔見せたのがあだになったなとつくづく思います。
大手だけどこのレベルでがっかりしました

1348 現役社員 2021/02/10 16:08:27
>>1342 匿名さん
三井住友銀行なら紹介手数料が三井のリハウスに入ります。金額は言えませんが入ります。

1350 匿名さん 2021/02/13 09:52:28
>>1342 匿名さん
以前のことですが
うちも三井住友銀行が提携ローンと言うことで即審査になりOk出たあとに
三井住友信託銀行のほうが金利安いからと審査申し込んだら
こちらも提携優遇ありより金利低くなりました

引用：マンションコミュニティ

上記口コミは囲い込みや専任返しではありませんが、同じ三井グループのサービスを強く勧められたと書かれています。

グループでサービスを提供できるのは強みでもありますが、顧客の利益を損なうまでの営業があるとしたら、問題ですね。

3.CMやチラシが嫌い

三井のリハウスの広告についても、一部、悪い評判がみられました。

実際に三井のリハウスを利用された方ではないので、参考としてご覧ください。

三井のリハウスは賃貸関連の悪い口コミが多い

今回、三井のリハウスの評判を調査したところ、賃貸関連のネガティブな意見も多く見られました。

賃貸物件の管理のずさんさや窓口の対応について、指摘する声が多くみられます。

三井のリハウスの売買に関しては悪い口コミの分、良い口コミも多くありましたが、賃貸に関しては悪い口コミが優勢でした。

なお、良い口コミについては「三井のリハウスの強みは3つ」でもくわしく解説します。

先に、次の項目で三井のリハウスのデメリットについて、解説していきましょう。

三井のリハウスは囲い込みあって最悪？デメリットは2つ

三井のリハウスを利用する時のデメリットは、以下の2つです。

順番に見ていきましょう。

デメリット1.両手取引が多く、囲い込みの可能性が高い

不動産業界では、特に大手企業による囲い込みが問題視されています。

悪い口コミでも「囲い込みらしき事例がある」とお伝えした通り、三井のリハウスも例外ではありません。

繰り返しになりますが、囲い込みとは、売主と買主のどちらからも仲介手数料を得るために、あえて自社の買主候補にしか紹介しないという、自社利益最優先の営業方法のことです。

物件を独占的に取り扱ってしまうので、買いたい人が物件をすぐに見つけられず、結果買えなくなり、売主の利益を損なうことにつながります。

囲い込みが起きてしまう理由として、両手取引（両手仲介）で物件の取引ができてしまうのが一つあります。両手取引とは、不動産売買取引に関わる業者は1社のみで、売主と買主が同じ不動産会社が仲介すること。
売買が成立すると不動産会社は、売主と買主双方から仲介手数料を受け取ることができます。

参考：不動産売却に強い仲介会社ランキングTOP10を紹介！大手と中小どっちがいいの？プロが選び方を解説します

では、どのくらいの割合で両手取引をしているのでしょうか。公益財団法人不動産流通推進センター『2024年不動産業統計集（3月期）』のデータを利用して、以下に試算してみました。

【三井不動産リアルティ（三井のリハウス）＋大手6社仲介手数料比較表】

	取扱高	仲介件数	手数料収入	手数料率※
三井不動産リアルティグループ（三井のリハウス）	1,918,415	39,106	91,047	4.75
東急リバブル	1,821,310	29,577	82,644	4.54
住友不動産販売	1,396,127	34,906	72,549	5.2
野村不動産ソリューションズ	1,060,313	9,985	45,257	4.27
三井住友トラスト不動産	566,112	8,128	24,981	4.41
オープンハウス	363,324	8,497	15,780	4.34
積水ハウス不動産グループ	262,605	7,075	12,339	4.7

これを見ると、手数料率が約4％以下の企業がないと分かります。

仲介手数料は「建物の売買価格3％＋6万円」と法律で定められているので、大幅に超えている分、両手取引が多いといえるのです。

参考：三井のリハウスは仲介手数料が高い？売主・買主それぞれの計算方法！

ちなみに、専属専任媒介契約・専任媒介契約を締結した場合、物件情報を広く伝える「レインズ」に登録する義務が発生します。登録しないことは宅建業法違反となります。

違法性が認められた場合、不動産会社に対してきちんと罰則が適用されますよ。

ただし、一般媒介はその限りではありません。また、載せた状態であれば、囲い込みが疑われても、現行の宅建業法では違法と断定するのは難しいでしょう。

現時点では複数の不動産会社に相談し、情報を比較検討する他、囲い込みの対策はできません。

サイト名	特徴
HOME4U	2001年にサービスの提供を開始し、業界では老舗中の老舗。 運営会社は株式会社NTTデータ・スマートソーシング（親会社が東証一部上場）。 月間サイト訪問者数は100万人、売却査定数が累計55万件(2023年11月現在)と圧倒的な人気を誇っている。
すまいvalue	誰もが知っている大手のみに一括査定を依頼できるサイト。 大手のみを対象としているのは「すまいValue」だけ。
おうちクラベル （1都3県or大阪）	売主専門の片手仲介を行うソニーグループのSREホールディングスが運営する不動産総合サイト。ソニー不動産が一括査定に参加するのはおうちクラベルだけ。エリア内の売却を検討するならぜひ押さえておきたいサイト。

上記のような不動産一括査定サイトから複数の会社を比較検討し、違和感があったらすぐに別の会社に依頼できるようにしておくといいでしょう。

三井のリハウスでは不祥事があった

2023年2月に三井不動産リアルティの元部長が脱税に関わったと、不祥事を報じられたことがあります。

以前、東京の不動産仲介業者「ビルド」とその代表が脱税の疑いで告発されました。

この事件に関連して、三井不動産リアルティの元部長が、ビルドから数千万円を受け取りながら税務申告をしていなかったことが判明したのです。三井不動産リアルティは、この元部長を社内規則違反として懲戒解雇しています。

デメリットというほどではありませんが、お金にまつわる不祥事があったというのは少し不安な点かもしれません。

参考：日本経済新聞

デメリット2.地方に弱い

三井のリハウスの支店は全国展開してるものの、19都道府県にとどまります。

支店から離れた地方のエリアは、強いとはいえないかもしれません。

三井のリハウスの強みは3つ

口コミや他社比較をした結果、三井のリハウスの強みは3つあることが分かりました。

一つ一つ見ていきましょう。

優秀な営業担当者がいる

「三井のリハウスで売却＆購入して起きたトラブル事例・苦情などの悪い評判」では、営業担当者の質の低さを指摘する口コミを紹介しました。

しかし反対に、三井のリハウスの対応や担当者の優秀さを指摘する声も多くありました。

三井のリハウスは、全国に286店舗（2023年4月現在）を展開し、54年以上の歴史を持つ大手不動産仲介業者です。長年の経験から、お客様一人ひとりのニーズに合わせた最適な住まい探しや売却プランを提案するノウハウがあり、その量は他社を圧倒します。

また、「リハウスの3つの約束」で公表している通り、三井のリハウスの営業担当者は、全員が宅地建物取引士です。実際に筆者が中古物件を購入した時の担当者も宅建所持者でした。参考：三井のリハウス

サービス展開をしている三井不動産リアルティは、毎年、男女合わせて250人以上の新入社員が入社する大企業。3年後の定着度は79.4％と、働きやすさが数字に表れています。参考：リクナビ2025

じっくり育成された人材が多い分、優秀な営業担当者も多いといえるでしょう。

38年連続取引件数1位！大手の安心感

三井のリハウスは、不動産仲介大手の安心感があります。

それを裏づけるように、2024年6月6日、三井のリハウスは「38年連続取引件数全国No.1」となったことを公表しました。

参考：三井のリハウス

前述の「優秀な営業担当者がいる」ともつながりますが、営業担当者を育てる土台は長く不動産売買を扱ってきたノウハウあればこそ。また近年、ユニット制も導入し、必ずチームで対応にあたってくれます。

人材も資金力も余裕がある、三井のリハウスならではの強みといえるでしょう。

360°サポートが買主にも売主にも魅力的

三井のリハウスでは、「360°サポート」と呼ばれる独自のサービスを提供しています。

売り出しから引き渡し後までサポートしてくれるサービスで、物件のチェックや補修費用を三井のリハウスが負担してくれます。買主だけではなく、売主にもメリットが大きいサービスです。

例えば、通常、売主は引き渡し後の3か月間に見つかった「建物の契約不適合」を自分の負担で修繕しなければなりません。
これを最大500万円まで三井のリハウスが負担してくれます。

一方、買主は、引き渡し後2年間までの住宅設備の不具合を、三井のリハウスに負担してもらうことが可能です。
また、他の会社が媒介している家を購入する買主も、一般媒介契約の売却をする売主も対象になるので、三井のリハウスで仲介するすべての家が対象となります。

この対象の広さは売主買主双方にとって、魅力的です。360°サポートは、三井のリハウスにとって大きな強みなのです。

ただし、360°サポートについては、以下のような口コミを発見しました。

1435 匿名さん 2022/11/24 11:55:04

売買はスムーズで、担当者も気持ちの良い対応でした。売主との値段交渉もしてくれて、この点に関して三井のリハウスに不満は全くありません。むしろお勧めしたいくらい。

ただ、360°サポートは酷い。浴室乾燥機が壊れた状態でしたが対応してもらえず、すでに廃盤になっているリモコンを何ヶ月も待たされて交換するのみ。外部の業者を呼んだら本体もダメだと思うと言われたものの、360°サポートはこのまま補償対象年数が経過するまで対応してくれなさそう。メーカーの対応も最低だったし、現地に来た修理業者も横柄で問題あったが、なにより360°サポートの対応が酷い。こんなものは最初から無い方が良かった。期待させといて対応しないってのは、満足度を下げるだけ。

引用先：マンションコミュニティ

今回の調査では1件しか見つかりませんでしたが、期待しすぎるとがっかりする可能性はあります。

また、三井のリハウス以外にも、東急リバブルなどこういったサポートを提供している不動産仲介業者はいくつもあります。

もし、サポート充実の大手不動産仲介業者で家を売りたいと思ったなら、すまいValue（公式サイト：https://sumai-value.jp/）で複数社一括査定もできます。

3大都市圏や札幌市、福岡市以外の地方で売りたいなら、HOME4U（公式サイト：https://www.home4u.jp/sell/）で地方に強い会社を複数社一括査定するとよいでしょう。

どちらの会社も無料で利用できるので、ぜひ試してみてくださいね。

では、本当に360°サポートは使えるのでしょうか。次の項目では筆者が三井のリハウスに決めたきっかけから、買主視点でくわしく解説します。

三井のリハウスで中古物件を購入したら感動した口コミ【筆者体験談】

ここでは、三井のリハウスで中古物件を購入した筆者自身の体験をまとめます。

結論、買主側としては三井のリハウスで物件を購入してよかったと思いました。

一つ一つ見ていきましょう。

売主とも和やかにやりとりでき、値引きもできた

まずは、「売主とも和やかにやりとりでき、値引きもできた」点です。
同じ地域で他社の扱う他の物件も見ていましたが、三井のリハウスが一番返信が速く、初回の内見までスムーズでした。
また、他社だと2回目3回目の内見申し込みで、売主側の都合によって返事が遅くなることもありましたが、購入物件ではそういうこともありませんでした。

売主の人柄もありますが、住んだ後の地域のちょっとしたルール（私道だけど地主さんの好意で近所の人たちの臨時駐車スペースになってるなど）を教えてくれたりと、最初から和やかでした。
営業担当者は売主とも良い関係が作れているようで、値引き交渉も積極的にしてくれました。

360°サポートを使ってみたら感動するほど良かった

2つ目は、「360°サポートを使ってみたら感動するほど良かった」点です。
前述の通り、360°サポートについては悪い口コミもありました。

しかし、本記事を公開する1週間前に360°サポートを初めて利用したところ、ほぼ負担なく住宅設備が直りました。筆者の場合は、360°サポートに非常に満足しています。

物件購入からほぼ1年経ったあと、リビングの照明が点かなくなり、同時期にキッチンの照明も通常利用の範囲で壊れてしまったため、営業担当者に電話しました。
本来であれば360°サポートの窓口に電話するべきでしたが、営業担当者からサポートに電話をするよう予約を入れてくれました。

その後、サポート担当者から電話があり、すぐに予約が取れました。実際に業者が派遣され、リビングの照明は派遣当日に直りました。
キッチンの照明は部品の取り寄せが必要だったため、見積が補償限度額の3万円を超えてしまいましたが、超えた分の3,000円程度を支払うことで同じ業者に修繕を依頼できました。

「照明」という住宅設備としては補償されづらい範囲を、無料でついてきたサービスですぐに直せたことは、「三井のリハウスでよかったな」と思う一番の出来事でした。

三井のリハウスならではの360°サポートがあるから売りやすく買いやすい不動産仲介会社

この記事では、三井のリハウスについて実際にSNSで収集した口コミなどを元に、評判やデメリット、強みについて解説してまいりました。

38年連続取引件数全国No.1の大手不動産仲介ブランドとあって、「囲いこみ」など悪い口コミがあるものの、強みも多くある不動産仲介業者といえます。

ただ、1社だけで決めてしまうと理想的な価格、タイミングで売買することが難しいです。特に不動産売却を考えている方は複数社で物件の査定をしてもらうことをおすすめします。