これから不動産売却を行う予定のある方は、不動産の売却経験が全くない方も多いのではないでしょうか?
一般の方にとって不動産取引は、そう何度も売却したり、購入したりすることはありませんから仕方ありません。
プロである不動産会社に全て丸投げして業者の言いなりになりたくない。そんな方も多いと思います。
不動産売却で成功したい方は、当サイトをご覧いただければ、全く問題ないと考えておりますが、どうしても本による情報で知識を得たい方もいらっしゃると思います。
しかし「本をたくさん読めばいい。」というわけではありません。
中には、自社サービスの宣伝をするために書いたとしか思えないような本も中にはあります。
そこで、不動産売却における必読書を3冊ご紹介します。
当サイトのメディア編集長が客観的に見て、当サイトの訪問者にとって有益と思える本のみを厳選してご紹介します。
相場より高く、早く売る方法を具体的に記載
あなたの持ち家を相場より高く、早く売る方法
・橘 真優
・幻冬舎 (2014/9/19)
この本は、東京池袋の大型書店ジュンク堂で手に取った一冊です。
正直、本のタイトルを見た瞬間「またか・・・」という印象です。
なぜなら、「早く高く」という何とも耳障りなフレーズのタイトルの本を今まで何冊も読みましたが、正直、内容が本のタイトル通りになっている本を見たことがありません。
「高く売りたいなら市況が高騰しているオリンピック前を狙え!」
などわざわざ紙にして書かなければいけない内容なのか?と思わず突っ込みたくなる内容であったりと、とにかく中身が薄く読者として読了後の納得感を得られる本が皆無です。
しかし、この本はいい意味で期待を完全に裏切ってくれました。
この本の感想を一言で言いますと、「売りづらい物件であっても、適切なターゲットにリーチできれば相場以上で売れる。」ことを筆者の不動産業者としての取引事例として解説しています。
例えば、二世帯住宅は新築時と比べると価格が大きく下がってしまう代表的な不動産です。
なぜなら、二世帯住宅に住みたいと思う人は、大家族が前提ですから需要が非常に限られます。
仮に二世帯住宅を購入しても良いというターゲット層がいたとしても、働き盛りの現役世代と資産を持つ老夫婦ですから、資金も豊富ですから注文住宅で二世帯住宅を建てることが多くなります。
従って、わざわざ中古の二世帯住宅を購入する人は非常に少なくなります。
実際、購入できるターゲット層が狭まる物件は、不動産会社の査定は厳しく、販売は苦戦します。二世帯住宅はその代表例と言えます。
こういった売却が難しい二世帯住宅をどうやって売却したかと言いますと、
「賃貸併用住宅として、片方がオーナー、もう片方を賃貸物件とする提案によって、多くの買い付けを得ることができ、売却が難しい物件でも知恵を出せば売却できた。」という事例が満載です。
まさにタイトル通りの本です。しかも中身が濃い割には、非常にコンパクトな本ですので、一気に読めます。
不動産売却における税金解説がとてもわかりやすい
不動産を買うとき売るときの税金でトクする方法
・弓家田 良彦、石田 博英
・日本実業出版社 (2015/4/28)
・Amazon
不動産売却に関する税金本を数十冊読んできましたが、その多くが専門書であったり、一般の方向けに記述されている本が極端に少ないのが現状です。
実は不動産を売却して売却益が発生した場合は、所得税と住民税を支払う必要があります。
また、売却損(損失)が発生した場合でも給与所得などと損益通算ができます。
しかし、初めて不動産売却される方にとって、税金面に精通されている方は、皆無だと思います。
しかも、売却益は自分で計算して確定申告しなければなりません。
また、売却損が発生した場合でも税制面で恩恵を受けるにしろ確定申告が必要です。
不動産売却では、高く売ることも重要ですが、同時に税金面に関する知識を得ておくことも非常に重要です。
不動産売却において税金に関する本はたくさんありますが、「不動産を買うとき売るときの税金でトクする方法」の1冊があれば十分です。
例えば、不動産売却において非常にメジャーな特例として、「3,000万円特別控除」があります。
不動産売却においては、多くの方が利用されますので、国税庁のサイトを見れば、「3,000万円特別控除」の適用要件が全て書かれています。
しかし、税の専門家でない限り理解不能だと私は思います。
一般の方には、あまりにも馴染みが無さすぎるため、平易に解説している本で情報収集する必要があります。
当サイトでも税金面については、初めて不動産売却される方のためにも詳しく解説しています。
不動産を買うとき売るときの税金でトクする方法の書籍と当サイトをうまく活用いただければと思います。
不動産売却における手続きや流れの全てが理解できる
・畑中 学
・かんき出版 (2018/1/24)
この本は不動産と言ってもマイホームが前提となりますが、不動産売却における手続きや流れが完全に網羅されています。
不動産売却は、販売活動から物件の引き渡しに至るまで、数か月かかります。
また、何回かに分かれて取引が進められるのが通常です。
まずは、全体の流れを把握して、各取引の際に注意しなければならないポイントがあります。
断片的な情報でしたら、多くの書籍で解説されていますが、全体の流れと各手続きの詳細について解説している書籍は皆無です。
また、手前味噌ではありますが、以下のページでも手続きや流れの全てが理解できますので、家を売る人買う人の手続きがわかる本と当サイトを併せてご参照いただけますと幸いです。
私は一般の方が不動産売却する際には、今回ご紹介した3冊で十分だと思います。
日々、不動産売却に関する各種本を読み漁った上での感想です。
ご参考になりましたら幸いです。
不動産を高く早く売却したいなら一括査定がおすすめ
不動産を高く、そして早く売りたいなら、不動産会社に仲介を依頼する必要があります。
しかし不動産会社なら、どこに頼んでもいいわけではありません。
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一括査定サイトを使って、あなたの不動産売却が得意な不動産会社を効率よく探そう
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不動産一括査定サイトを使えば、自分が売ろうとしている不動産売却に強い会社を効率よく探すことができます。
納得のいく査定根拠を示してくれる不動産会社なら、不動産売却が得意な業者であると言ってもいいでしょう。
また具体的な売却時期が決まっていなくても大丈夫、査定だけでもOKです。査定結果を見て、売却するか?しないか?を検討しても問題ありません。
【超効率的】複数サイトを利用して高く早く売ろう!組み合わせ紹介
実は、不動産一括査定サイトは30サイト以上もあります・・・。
まともに稼働していないのを除いたとしても、どれを使えばいいか迷ってしまいますよね。
そこで不動産いろは編集部は、運営歴や利用者の評判などを加味し、本当におすすめできる5サイトを厳選しました。
サイト名 | メリット | デメリット | 対応地域 | サービス 開始年 |
---|---|---|---|---|
★★★★★ 公式サイトへ | ・日本初の不動産一括査定サイト ・大手NTTデータグループの運営だからセキュリティ万全 ・売却ノウハウ本を無料ダウンロードできる ・ 同時依頼数は6社 | ・提携社数は多くない | 全国 | 2001年9月 |
★★★★★ 公式サイトへ | ・超大手の不動産会社だけに査定依頼できる ・中小の不動産会社との提携はない ・同時依頼数は6社 ・仲介サポートやライフプランニングなどのサポートが充実 | ・中小の不動産会社とは提携していない ・大都市に偏っている | 全国(大都市) | 2016年10月 |
★★★★☆ 公式サイトへ | ・東証プライム上場企業が運営する ・売主の味方としてのエージェント制 ・AIと不動産会社の査定結果を比較できる | ・大都市に偏っている ・AIの査定結果は参考程度に留めておく必要あり | 全国(大都市) | 2015年11月 |
★★★★☆ 公式サイトへ | ・提携社数が多い ・不動産会社ごとの専用ページがあり、特徴やアクセス、スタッフ紹介の詳細を見ることができる ・農地査定ができる ・LINE感覚で入力するだけだから簡単 | ・運営歴が浅い | 全国 | 2014年1月 |
★★★☆☆ 公式サイトへ | ・提携社数が多い ・売却相談をメールor対面で可能 ・運営10年以上の老舗 ・査定後フォローをしてもらえる ・農地査定ができる | ・運営会社が非上場 | 全国 | 2007年 |
不動産一括査定サイトの”かしこい使い方”は、お住まいの地域に合わせて組み合わせて利用するのが一番です。
不動産一括査定サイトを1つだけ利用しても、地域によってベストな不動産会社が見つかるとは限りません。
複数の不動産一括査定サイトを組み合わせて使うことで、ご自身の不動産売却にぴったりの不動産会社が必ず見つかります。
不動産のいろは編集部は、以下の組み合わせがベストな選択だと考えています。ぜひ複数の不動産一括査定サイトを利用してみてくださいね。
3大都市圏・札幌市・福岡市
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