イエウールの提携不動産会社ってどこ？利用料金やキャンセル時の違約金、注意点などを解説

イエウールと提携している不動産会社は、ヒアリング審査を通過した企業のみで構成されています。

しかし、いざ利用しようとすると、

イエウールと提携している不動産会社の質ってどうなの？

イエウールって本当に無料？一括査定を依頼する時に、料金はかからないの？

と、不安を感じる方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、イエウールと提携している不動産会社の情報や、料金体系を詳細に解説します。
最後まで読めば、安心してイエウールを利用できるでしょう。

イエウールと提携している不動産会社はココ！

大手不動産会社から地元不動産会社まで提携しているイエウール。
具体的にどの不動産会社と提携しているのでしょうか。下記の図とリストをご覧ください。

2018年の東京商工リサーチ調査によると、他の一括査定サイトと比較しても大手不動産会社が含まれる数が多いことが分かりました。

査定サイト名	大手不動産会社提携数
イエウール	35社
イエイ	26社
スマイスター	22社
ソクうーる	20社
HOME4U	18社

※株式会社東京商工リサーチが行った2018年7月時点の調査結果

以前のイエウールは、超大手である住友不動産販売や三井のリハウスなども提携していました。

現在、この2社は提携を解除しています。理由は、2017年に超大手のみで構成される不動産一括査定サイト「すまいValue」を立ち上げたからです。

住友不動産販売や三井のリハウスに査定をしてもらいたい方は、すまいValueを利用しましょう。

ただし、不動産一括査定サイトは複数のサイトにまたがって査定することも可能です。
「地域密着型の不動産会社にも査定してほしい！」という方は、イエウールとすまいvalueを併用して利用すると効率的に売却を進めることができますよ。

不動産一括査定サイト・イエウールの仕組みを徹底解説

ここまでイエウールと提携している不動産会社を紹介しました。大手・地域密着型の不動産会社と提携しているので、不動産売却に対応できるエリアが広い点が強みと言えます。

とはいうものの、そもそも「不動産一括査定サイトってどういう仕組み？」と感じている方もいるのではないでしょうか。

利用者である売主からお金を取らずに一括査定をしてくれるサイト。何か裏にからくりがないのか不安ですよね。
イエウールをもっと安心して利用できるためにも、ここでは仕組みについて解説します。

イエウールの利用料金は完全無料です。これは登録している不動産会社が手数料を支払っているために成り立っている仕組みです。

不動産一括査定サイトは、不動産を売却したい利用者と売買活動をサポートし仲介料を得たい不動仲介産会社をつなぐサービスです。

この仕組みは、利用者と不動産会社のどちらもが得をするwin-winの関係になっています。

イエウールはヒアリング審査を実施しているから、悪徳業者を排除できる

イエウールは、利用者と不動産会社をスムーズに繋げる工夫が施されています。
そのひとつに登録する不動産会社のヒアリング審査があります。

ヒアリング審査とは、その不動産会社をイエウールに登録していいかどうかを決める審査のことです。

担当者が実際にその企業に赴き、売却の実績やトラブルがないかどうかを調査します。

具体的に何を視ているのかというと、顧客の対応を重視しているそうです。特にインターネット上の対応をチェックしています。

このように、登録する不動産会社を事前に選定することで悪徳業者を排除し、サービスの質の向上に努めています。

イエウールの査定後、キャンセル時の違約金は要注意

イエウールの利用者（売主）は無料でサービスを利用できますが、どのような場合でも完全に無料なのでしょうか？

不動産一括査定サイトのお金の動きは、利用者が不動産会社に紹介されたタイミングで発生する紹介料のみ。したがって利用者が料金を支払うことはありません。

しかし、査定後の「キャンセル時」は要注意です。

査定申込み後に何らかの理由でキャンセルしたい場合、不動産会社に対して紹介料金が発生するのかどうかという問題が出てきます。
利用者は無料だから関係ないかもしれませんが、不動産会社から見れば課金対象外かどうかが気になるところです。

あなたが不動産会社ならば、見込み客ではない集客に対して紹介料を支払いたくないと思うでしょう。もしかすると、売却活動に繋げようと躍起になって営業電話をかけてくるかもしれません。

利用者の口コミの中には、

資産価値を調べたくて机上査定を行ったが、不動産会社が直接家に来てしまい「査定のキャンセルは出来ない」と言われた。

といったケースもあるようです。

こういったトラブルを避けるためにも、資産価値を調べるためだけに一括査定サイトを利用するのは控えた方が良いでしょう。

【不動産会社側】イエウールに加盟するための条件は3つ

最後に、不動産会社からの視点でイエウールを見ていきたいと思います。

不動産会社がイエウールと提携し加盟するためには、最低限必要な資格、条件が３つあります。

条件を見ると、ほとんどの不動産会社が当てはまることがわかります。大手に限らず地方の不動産会社もイエウールに参画することができますし、加盟するメリットはたくさんあります。

そのひとつに、得意であるジャンルの物件に限った情報を得られる点があげられます。たとえばマンションの売買に強い不動産会社であれば、マンションの売却を希望している売り手の情報だけを収集することができます。営業、集客の面でとても効率的ですね。

また、市区町村単位で地域を限定することができるので必要のない集客に料金を払う必要もありません。初期費用・掲載費用も無料のため、広告経費の削減にも貢献できます。掲載課金型のサイトでは、広告を打つだけで経費が掛かりますが、イエウールなら見込み客の紹介時のみの課金になります。

ジャンルの限定や地域の限定ができることは、利用者から見てもメリットになります。先ほどのようにマンションを売却したい利用者は、マンションに特化した不動産会社を利用することでよりスムーズに、より高値で売却できる可能性がアップするからです。

イエウールは利用者・不動産会社どちらにもメリットがある仕組み

イエウールは、売り手は無料で複数の不動産会社に一括で査定でき、不動産会社は欲しいジャンルのみの集客ができるというすばらしい仕組みになっています。

どちらの側も手間が省け、お互いの必要を満たしあえる便利なサービスです。しかし、やむを得ないキャンセルなど、取引がスムーズにいかない場合の対処法も知っておく必要があるでしょう。

自分が利用するサービスの内容を理解し、納得のいく売却活動ができるようにしましょう。