どうもどうも!髙田ナッツです。普段はネコノラ通信で夫婦マンガを描いています。

家中のそうじや片付けをすると、運気が上がり、お金が入ってくる…そんな話を聞いたことはありませんか?アタシ(富士額わがはい)は、そんな記事を美容院で手渡された雑誌で知りました。

そうじをして我が家をパワースポット化したい!そう決意したアタシがまずとりかかった場所。それは押し入れです。

押し入れを占拠しているナゾの物達のふたをあけてみるとそこには…。

今回は、我が家の押し入れを占拠している、断捨離の真逆をいく「捨てるに捨てられない物」を3つほど、ご紹介させていただきます。

【著者】髙田ナッツ
20歳以上年の差のある、猫のようにマイペースな夫婦です。ささやかだけどポカポカな日常生活を、楽しく四コマ漫画で描いています。

大天使ミカエルさまの肖像画

段ボールを開けた直後に目の合った方がいました。

アメリカのボストンにある、正教会では、イエスや天使などの有名な宗教画を印刷し、ラミネートしたものを、厚さ3~4cmの板に接着し、イコンとして有料(寄付)で、配布しているそうです。

その制作の過程で、ラミネートが上手くいかなかったものがたまに出てくるらしく、不良品になってしまう所を、若かりし黒猫クインシーは、旅行中、偶然そこの神父さんに頂いて帰ってきたんだとか。

自分の持ち物ではないので、黒猫にどうするのか聞いてみると、

「いつかはどこかの壁に貼ろうと思ってるッス!でも台所に貼るわけにいかず、自室はいま物が乱雑に散らかっていて、唯一貼れそうな寝室は、日本の神様のお札だらけな我が家なので、コンフリクトしちゃうとまずいッスから!」

という理由でとりあえず、9年間、押し入れのこやしになっています…長いな!w

「それにこんなありがたいもの捨てたらバチが当たるッスよ!」

ひぇ~(;^ω^)

「理想の自分像」を捨てられない!

アタシには、本来こうありたいという「理想の自分像」がいくつもあって、夢見るたびに、その時々の「理想の自分」に近づけるようなアイテムを購入してしまいうクセがあります。

お手軽版画セット

かつて思い描いていた「理想の自分像」の1つに、版画作家があります。山奥にこもって 自給自足の生活をしつつ、毎日制作に没頭し、一年に1,2度都会に出向き、個展を開いて生計を立てるような、ステキな暮らし…。

実際そんな憧れちゃう生活を実践されている、作家さんの展示を観に行ったことも手伝って、版画をやってみたい気持ちがムクムクと湧き上がり…

ついついアマゾンで、お手軽版画セットを購入!(小学生が夏休みの自由研究で使うような気軽な物)

届いた段ボールを開け、覗き込んで「わぁ~ステキ(´▽`*)!」

毎日版画セットを眺めては胸が高鳴りました。

しかし、困ったことに、「どんなものが作りたいか」という一番大切なことが決まっていなかったために、版画セットの出番がありません。

結局、買っただけで満足してしまい、一度も使うことなく、届いたそのままの状態で、今も押し入れの中で、使われることを夢見て、版画セットは眠っていることでしょう。

アタシは版画をやりたかったんじゃなくて、憧れの版画作家さんの田舎で、どっぷりロハスでサステナブルな暮らしをするようなライフスタイル(実際はきっと色々大変なのだと思いますが…)に惹かれていただけだったんだなぁ~…反省(;^ω^)

ワンダーコア

30代になってから、お腹の肉が気になるようになりました。アタシの場合なのですが、脂肪が全部お腹につくようになってきたんですよね。

そんな悩みを抱えつつも、運動が大の苦手なもので、どうすることもできずにいたのですが、ある日、テレビCMで「ワンダーコア」の存在を知ってしまったのです。

20代の女性から、70代の女性まで、ラクラクで腹筋をしている姿を見て、「これならアタシにもできそう!」と思いこんでしまったんですね。

翌日、近所のセイユ―でテレビ通販価格帯で売っていると知り、すぐに購入。対応して下さった店員のおじさんも、毎日ワンダーコアで鍛えていると、腕の力こぶを見せてくれたことも手伝って、「これさえあれば、もう大丈夫!目指せスレンダーボディ!」って感じで、目の前がパーッと明るくなりましたね。

それからしばらく、飽きずにワンダーコアを続けられていたのですが、しかしそれからほどなくして、別件でギックリ腰を発症してしまいました。

整形外科へ行くとリハビリの先生に、「腹筋をつけるより、まずは腹式呼吸とストレッチ、普段の姿勢をよくすること」と言われてしまい、ワンダーコアによるトレーニングは断念することに。

このように、しばらく座イス化していたのですが、現在では、ちゃんとした座イスも購入したため、結局、ワンダーコアは押し入れにしまってあります。

中華街で購入したお面ファミリー

このお話は、アタシがブログでマンガを描こうとする前のお話なのですが、アタシは人の絵が上手く描けず、マンガを描くことを躊躇していた時期があったのです。

そのことを黒猫に相談してみると…

黒猫に画像で見せてもらったお面がこちら↓

この不気味な笑みを浮かべるファミリーは、「かぶり面」といって、中国で大きなお祭りがある際に、このお面を頭からすっぽりかぶって、お祭りムードを盛り上げるそうです。

おお!これなら描けそうだ!と思ったアタシは、黒猫と共に、「資料集め」という名目で、横浜中華街へと旅立ち、(途中、中華粥休憩や、肉まん休憩をはさみつつ)かぶり面グッズを買いあさって、その日は満足して帰ってきたのでした。

しかし、翌日中華街で買ってきたアイテムたちを部屋に飾ってみて唖然…。

「な、なんだか圧がすごいッス…」っと黒猫。

よくよく考えてみると、こんな気色悪いお面が、ほっこり日常マンガに、はたして合うんだろうか?

…ナイわ、うん。
例のごとく、押し入れにしまいこんでしまいました。ま、まあ中華街で遊べたし、良しとしようかなっ(‘◇’)ゞ

以上、我が家の押し入れを割拠している、「捨てるに捨てられない物」を3つほど、ご紹介させていただきました。

結局、我が家の押し入れは、色々な物を、のみこんで、まるでなかったことにする、大きなブラックボックスなのです。それらはしかるべき整理をされることなく、なおざりにしておいています。

読んでくださった方々は、このような事態にならないよう、くれぐれもお気を付けくださいね(;´д`)トホホ

【著者】髙田ナッツ
20歳以上年の差のある、猫のようにマイペースな夫婦です。ささやかだけどポカポカな日常生活を、楽しく四コマ漫画で描いています。
ブログ:ネコノラ通信
Twitter:nut_1107

 
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