「おしゃれな家を建てたいけど、あまり予算はかけたくない!」
「安い料金でデザイナーズ風の家を建てたい」
このように考えている方には、1,000万円台で建てられるローコスト住宅がおすすめです。
本当に建築費を抑えて、おしゃれな家を建てることができるのでしょうか?
この記事を最後まで読めば、「安い料金でおしゃれな家を建てられる!」と自信がつくでしょう。
- ローコスト住宅はシンプルなデザインを採用
- 自由設計でおしゃれな家を建てられる「ヤマダホームズ(旧レオハウス)」がおすすめ!
- 安くておしゃれなローコスト住宅を建てるなら、ハウスメーカー選びが重要
- コスト削減は「妥協できるポイント」を明確にすることが大事
- デザインにこだわっているハウスメーカーもある!まずはカタログを一括請求して比較検討しよう
おしゃれなローコスト住宅メーカーおすすめ5選
それぞれのローコスト住宅メーカーの「デザイン性」や「設計」に関する内容を中心に紹介します。
おしゃれな家を建てたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
なお、総合的に評価し万人受けするおすすめのローコスト住宅メーカーは、下記の記事で詳しく解説しています。お時間のある方は、ぜひこちらもご覧ください。
ヤマダホームズ(旧レオハウス)
1.自由設計だから、理想の家を建てられる
2.ペットに配慮した空間づくりも得意
3.CADによる外観・間取りイメージの提示
最初に紹介するおしゃれなローコスト住宅メーカーは、レオハウスです。レオハウスの特徴は、ローコスト住宅でありながら、自由設計でおしゃれな家を建てられる点にあります。
設計担当者は親身になって相談に乗ってくれ、どんなおしゃれな間取りも叶えられるよう最大限に努力してくれるでしょう。レオハウスで建てられるおしゃれなローコスト住宅の例は、次の通り。
・吹き抜けリビング
・BBQを楽しめるガーデン
・猫が高いところへ登るための板を設置
・ガレージにDIY空間を設ける
特に、「吹き抜けリビング」や「友達を呼んでBBQを楽しめる庭」に憧れを持っている方も多いのではないでしょうか?レオハウスの自由設計なら、様々な要望に柔軟に応えてくれます。
ローコスト住宅の中には、注文住宅とは名ばかり、少ない選択肢の中からプランを設計しなければならないメーカーも存在しています。その点、ヤマダホームズであれば自由度の高いおしゃれな家づくりが行えるのです。
レオハウスはローコスト住宅のハウスメーカーの一つでした。
2021年2月ヤマダホームズと合併し、現在はレオハウス事業本部として完全自由設計の注文住宅を展開しています。
看板商品であるYAMADA スマートハウスも、レオハウス事業部が手がけています。
参考:ヤマダホームズ
家の外観から内観まで、デザインは多種多様じゃ!ハウスメーカーの公式サイトを一つひとつ確認するのは時間がかかる・・・。
そこで3分でカタログを一括請求できるLIFULL HOME’Sやタウンライフの利用がおすすめじゃぞ!
クレバリーホーム
1.タイル外壁が標準仕様
2.本当にローコストでおしゃれな家を建てられる
3.知名度のある大手メーカーだから、安心
次に紹介するおしゃれなローコスト住宅メーカーは、クレバリーホームです。クレバリーホームは、歌手の倉木麻衣さんを起用したテレビCMで有名な、ローコスト住宅メーカーにおける大手。
クレバリーホームの1番の特徴は、タイル外壁が標準仕様で搭載されている点にあります。タイル外壁は一般的なサイディング外壁よりも高価で、他のメーカーで導入しようと思ったらオプションで100万円以上の追加料金がかかることも。そんなタイル外壁が標準仕様で付いているのは、嬉しいポイントです。
タイル外壁には外壁塗装のメンテナンスが不要なので、「維持費が安い」という大きなメリットがあります。しかしタイル外壁のメリットはそれだけではなく、高級感があり見た目がおしゃれであることも大きな利点。
当サイトが独自に行ったアンケートによると、実際にクレバリーホームで家を建てた方は全員が「1,000〜2,000万円代で家を建てられた」と回答しています。他社でタイル外壁のおしゃれな家を建てられたとしても、費用が高くなっては負担が大きいですよね。クレバリーホームなら、安い価格でおしゃれな家を建てられます。
クレバリーホームのタイル外壁は”おしゃれ好き”にはたまらんな〜!
デザインはハウスメーカーによって違うから、LIFULL HOME’Sやタウンライフでカタログを一括請求し、一気に比較すると効率がいいぞ!
なお、タイル外壁やクレバリーホームに関する詳細情報は、次の記事で詳しく解説しています。
トヨタホーム
1.大手メーカーだが、最安1,600万円台から建てられる
2.鉄骨ラーメン構造なので、大空間も設計可能
3.業界トップクラス!60年の長期保証
次に紹介するおしゃれなハウスメーカーは、トヨタホームです。トヨタホームと聞くと「大手メーカーだし、高いのでは?」と感じてしまうかもしれません。
確かにトヨタホームの多くの商品はローコスト住宅とは呼べない価格に設定されています。しかし実は、選ぶ商品によってはローコスト住宅に匹敵するほど安い金額でおしゃれな家を建てられるのです。
トヨタホームでおしゃれなローコスト住宅を建てたいのであれば、「LQシリーズ」を検討しましょう。LQとは「LIFE STYLE+QUALITY」の略称で、このシリーズなら1,600万円台からという優良的な価格設定となっています。
トヨタホームのLQシリーズでは、外壁や内装材、インテリアなどを、ご家族の好みに合わせてカスタマイズ可能です。さらに、トヨタホームでは鉄骨ラーメン構造という間取りの自由度が高い住宅構造を採用しているため、大空間の間取りも実現可能です。
例えば、「広々としたリビングを作って、家族とゆっくり過ごしたい」「2階には大空間を設けて、自分だけの趣味の部屋にしたい」などの要望も叶えられます。ローコストでありながらおしゃれなカスタマイズもしやすい、そんな家こそトヨタホームのLQシリーズなのです。
大手のトヨタホームなら、安心して家づくりを任せることができるぞ!
他の大手住宅会社もローコスト住宅を販売しているから、LIFULL HOME’Sやタウンライフで一気にカタログ請求をし、大手に絞って比較検討してみてはどうじゃろ?
センチュリーホーム
1.無借金経営だから、倒産のリスクが少ない
2.モダンな住宅もおしゃれな洋風住宅も対応
3.少数精鋭で、現場にこだわった施工
次に紹介するおしゃれなローコスト住宅メーカーは、センチュリーホームです。センチュリーホームは「とにかく安く、良い家を作る」というコンセプトで営業を行っているローコスト住宅メーカー。
1983年から無借金経営を続けているため、財政的にも信頼を置けます。中小ローコスト住宅メーカーだと経営状況の悪化による倒産が心配ですが、センチュリーホームならその心配はなさそうです。
センチュリーホームの公式サイトでは外観ギャラリーが掲載されていて、建てられる家のイメージを掴むことができます。モダンでおしゃれな住宅はもちろん、洋風のクラシックな外観にも対応。外観デザインにこだわれるローコスト住宅となっています。
アーデンホーム
1.ローコストでもおしゃれな輸入住宅を実現可能
2.過剰な設備やスペックは排除。必要最低限のシンプルな住宅
3.地域の特性を知り尽くした地元工務店による施工
最後に紹介するおしゃれなローコスト住宅メーカーが、アーデンホームです。アーデンホームの特徴は、ローコスト住宅でありながら輸入住宅を提供している点にあります。
「輸入住宅は高いもの」というイメージを抱えている方もいますよね?その点アーデンホームなら、企業努力によりローコストでおしゃれな輸入住宅を実現しているので、心配ありません。
具体的な企業努力の内容とは、例えば「小屋裏利用の3階建てを標準仕様にする」というものが挙げられます。屋根裏スペースを3階として活用することで、住宅の敷地面積を広くしなくても一般的な40坪程度の床面積が確保できるようになっています。その結果、同じ床面積の住宅でのコストダウンに成功しているのです。
アーデンホームではなるべく安いおしゃれな輸入住宅を実現するために、過剰なスペックを排除し、必要最低限のシンプルな性能の家づくりを基本理念としています。そのため、「高性能じゃなくてもいいから、安くておしゃれな家を建てたい」と考えている方におすすめのローコスト住宅メーカーです。
ローコスト住宅のデザインの特徴
そもそも、ローコスト住宅はどういったデザインの家なのでしょうか。
実物を見たことがない方のため、ローコスト住宅のデザイン面の特徴を解説します。
基本的なシンプルなデザインが採用されている
ほとんどのローコスト住宅メーカーは、共通してシンプルなデザインを採用しています。
なぜかというと、デザインが複雑になればなるほど建築費や材料費がかさみ、結果的に住宅価格が高くなってしまうからです。
例えば、カクカクとしたデザインよりも、丸みを帯びたデザインの方が建築費用は高額になります。また、凹凸のある外壁を作ったりベランダの数を増やしたりする場合にも建築費用は高くなってしまいます。
ローコスト住宅は少しでも住宅価格を安くするために、シンプルなデザインを特徴としているのです。
内装や外装のデザインにこだわっているハウスメーカーもある
先ほどは「ローコスト住宅のデザインはシンプルだ」とお伝えしましたが、全てのローコスト住宅メーカーがそうだとは限りません。ローコスト住宅の中にも、デザインにこだわりを持っているメーカーは存在しています。
例えば内装に特徴があって自社オリジナルのフローリングを採用しているメーカーや、外装に特徴があってメンテナンスの手間が少ないタイルを使用しているメーカーなどがあります。
もしあなたが「デザインにはこだわりたいけど、価格も妥協できない」と考えているのであれば、ぜひデザインに特徴のあるローコスト住宅を探してみてくださいね。
住宅の形は正方形や長方形であることが多い
ローコスト住宅の特徴として、住宅の形は正方形や長方形になっているケースが多いです。
これは、住宅の形を四角形にする方が建築費用は安いからです。そのため、変わった形の土地の場合は規定の間取りでは建てられず、オプション料金が必要になるケースがあります。
なお、住宅の形を四角形にすることには価格が安くなる以外にもメリットが存在しています。
それは、耐震性の向上です。複雑な形よりも四角形の住宅の方が地震には強いので、安全性は高まるのです。
注文住宅といえども、デザインの自由度は低い
できる限り住宅価格を抑えているローコスト住宅には、注文住宅といえどデザインの自由度が低いという特徴があります。
坪単価50万円以下のローコスト住宅は本当に安いので、あまり自由度の高い家づくりは期待しない方がいいでしょう。
どうしてもデザインにこだわりたい方は、ローコスト住宅ではなく通常のハウスメーカーを利用するのがいいかもしれません。
ローコスト住宅でも輸入住宅を建てられる
「輸入住宅は高いもの」と感じている方もいらっしゃいますが、実はローコスト住宅の中にも輸入住宅を提供しているハウスメーカーは存在しています。輸入住宅の特徴に憧れを持っている方でも、ローコスト住宅だからといってその夢を諦める必要はありません。
ただし輸入住宅は建材の輸入などに時間がかかり、工期が予定以上に長くなってしまうケースがあります。ローコスト住宅の輸入住宅を検討する場合は、入居までの期間に余裕を持つことが大切です。
安くておしゃれなローコスト住宅を建てる方法とは
安くておしゃれなローコスト住宅を建てるためには、完全にハウスメーカーに頼りきりになるのではなく、あなた自身が「建築費を安くするポイント」を知っておかなければなりません。ぜひこちらの項目で、知識を吸収してくださいね。
ハウスメーカー選びが重要
安くておしゃれなローコスト住宅を建てたいのであれば、ハウスメーカー選びが最重要です。大手ハウスメーカーはおしゃれで性能の高い住宅を建てられますが、住宅価格は標準仕様のままでも驚くほど高いです。「こんな機能はいらないんだけど…」という内容を外すことができなければ、不必要な部分に対してお金を支払わなければならないケースもあります。
子供を育てたり、家族と旅行に出かけたり、週末にちょっと美味しいディナーに出かけたり。私たちがお金を使う先は、住宅購入だけではありませんよね。だからこそ、「なるべく安い家を建てたい」と誰しもが考えるのです。
しかし、憧れのマイホームだからこそ、細かい部分にこだわりたいのも事実。特におしゃれを重視したい方なら、床材の色やドアの形、外観の装飾など細かいところまでこだわりたいですよね。
そういった方は、ぜひ大手メーカーではなくローコスト住宅メーカーを検討してみてください。ローコスト住宅の多くは、企業努力により建築コストを抑えることで、安い家づくりを実現しています。基本となる価格が安ければ、自由にカスタマイズして多少料金が上がっても、予算内で納得のいく家づくりが行えるでしょう。
注文住宅は、予算管理がしやすい
なるべく安く家を建てたいと考えた時に、「ローコストな注文住宅か建売住宅か、どっちを選ぶ方がいいだろうか」と疑問に思うことがあるでしょう。結論を申し上げると、おしゃれにこだわりたいのであれば、ローコストでも注文住宅を選ぶのがおすすめです。
その理由は、建売住宅と違って注文住宅は自分の管理次第で住宅価格を調節できるからです。完成品を購入するわけではないので、お金をかける部分とそうでない部分をカスタマイズできます。
もちろん「あれも、これも」とこだわりすぎると、大幅に予算オーバーしてしまう可能性はあります。しかし、自分に必要な性能やデザインだけを選んで住宅価格を調節できるのは、注文住宅ならではのメリットなのです。
建築費を安くするポイントを覚えておこう
家づくりの現場では、建築費を安く抑えるためのポイントがいくつもあります。
代表的なものをリストアップしました。
・家の形状を四角くする
・部屋数を少なくする
・ウォークインクローゼットを活用する
・住宅設備のメーカーにこだわりすぎない
・丸みを帯びたデザインは高い
これらのポイントを実践してみると、住宅の建築コストを抑えられます。
「ウォークインクローゼットの活用」については、各部屋にクローゼットを設けるよりも、1つのスペースにクローゼットを集約する方が建築費用は安いと考えておきましょう。
ローコスト住宅のデザイン性をアップする10つコツ
おしゃれなローコスト住宅のハウスメーカーや、具体的な建てる方法を解説しました。
記事を読んでいる方の中には、施工エリア外であったり、どうしても大規模なハウスメーカーで建てたいなど、デザインにあまり力をいれていない会社で建築することになる場合もありますよね。
そんな人のために、自分たちで建築家にお願いしたようなステキな家を建てるポイントをまとめてみました。
家の外観デザインは間取りより先に決める!
ハウスメーカーなどのデザインを重視していない会社は、外観デザインを決めるのは間取りを決めたあとになることがほとんどです。
外観のデザインにこだわりたい場合は、そのタイミングでは遅すぎます!
外観にこだわる場合は、必ずその分コストが上がります。
間取りや設備を選んだあとでは、もう予算は残り少なくなっているので本当に選びたいデザインが選べないこともあります。
会社選びと並行して自分が建てたい家のデザインを決めておき、契約する前にそのことを担当者に伝えておきましょう。
そうすれば、その分のコストも考えて予算配分ができます。
外観のテイストをしっかり決めておくことで、内装のデザインも決まってくるので、統一感のあるオシャレな家ができます。
使いたい建材や設備がある場合は、あとで思い出して後悔することがないようによく下調べをしておきましょう。
アプリやネット検索を活用しよう!
まずは「こんな外観がいいな」「このテイストが好き」という、インスピレーションを得ることから家づくりははじまります。
そのために、できるだけたくさんの建築実例を見ておきましょう。
オシャレだと思う会社のカタログを集めるのもとても参考になります。
今は昔とちがって、インターネットで情報を集めることもできます。
建築実例を検索して、たくさんオシャレな家を見て目を肥えさせておきましょう。
インテリア専門のアプリもたくさんあります。
手軽にいろんな建築実例やアイデアを見つけることができますよ!
ここでは、人気のインテリアアプリを3つご紹介しますので、活用してみてくださいね。
・RoomClip(ルームクリップ)
ユーザーが実際の部屋やインテリアの写真を投稿して共有することができる無料アプリです。
200万枚以上の写真を参考にできます。
キーワードで検索することができ、気に入った写真は自分のフォルダで保存できます。
一般の人からプロの人までたくさんの人のインテリアを参考にできるので、たくさんのアイデアをもらうことができますよ。
・Pinterest(ピンタレスト)
“アイデア”をみつけることができる無料アプリです。
検索ワードを入れると、インターネット上にあるすべての写真から関連性のあるものをみつけてくれます。
気に入った写真はピンをつけて保存でき、自動で関連性のある写真をピックアップしてくれます。
全世界のネット上の写真が見られるのでアイデアがほしいときには最適です。
知りたいものが漠然としているときにおすすめのアプリです。
・Houzz(ハウズ)
インテリアの写真共有・検索・相談ができる無料アプリです。
アイデアを検索して保存するのはもちろん、気になることがあればお住まいの地域の専門家や業者を探すこともできます。
レビューや過去の実例も見ることができるので会社探しのツールとしても便利ですね。
すぐに知りたいことがあるときは、ユーザーコミュニティに質問もできます。
リアルな回答をもらえると、とても参考になりますよ!
統一感をもたせる
いろいろなアイデアやテイストを見て、自分がどんな家のデザインが好きかわかってきたら、次は建てたい家のテイストを決めましょう。
今はたくさんのテイストの家があって、どれもステキで目移りしてしまう人もいるかもしれません。
“デザインの良い家”とは、“すっきりとした統一感のある家”です。
あれもこれもと、自分が好きな物を詰め込んでしまうと統一感がなくなり、オシャレというよりちょっとうるさい印象になってしまいます。
デザイン性を高くするためには、“引き算”が必要なこともあります。
やってみたいことがたくさんある時は、一度優先順位をつけて下位のものを引いてみると、理想に近づくこともあります。
統一感を出すためには、外観だけではなく、外構・内装・設備すべてのバランスがとれている必要があります。
候補の会社にプランを出してもらう前に、家の細部にわたって具体的にイメージしておき、予算内でできることをおおかた選んでおくと良いでしょう。
また、完璧な統一感の中に一つ崩しを入れたポイントがあるのもデザイン性を良くしてくれます。
接道面の外観から間取りを考える
前面道路から見える家の外観のみが、その家の外観といえます。
よほど広い土地に建っていない限り、サイドや裏の外観がほかの人から見えることはないですよね。
ハウスメーカーで打合せを始める時、普通は間取りから考えます。
しかし間取りから決めてしまうと、窓の位置や形が間取りに合わせたものになります。
ベランダの位置も間取りに合わせて決まります。
すると、どんな家になるでしょうか?
接道面の壁に、ベランダや窓がデザインとは関係なく付けられます。
これではデザイン住宅とは程遠いものになってしまいますよね。
デザインを重視したい場合は、接道面の外観を考慮しながら間取りを決めるようにしましょう。
南玄関の場合、よくあるのが日光をとり入れるために大きな掃き出し窓を付ける間取りです。
道路から家の中が丸見えになってしまうので、外構を工夫するなどして目隠しをする必要があります。
その目隠しが家の外観を決める重要なポイントとなりますので、外構に予算を多くとる必要が出てきます。
外観から間取りを考えることで全体の予算配分が早い段階でわかるというメリットもあります。
この実例のように北玄関や西玄関の場合は、日光はほかの面からとり入れるので接道面に大きな窓が付くことはありません。
窓の少ないシンプルな外観にすることができます。
屋根の形で印象が変わる
家の外観は屋根の形でかなり印象が変わります。
シンプルな、切妻屋根・陸屋根・片流れ屋根もとてもオシャレですが、2種類の屋根を組み合わせるという方法もあります。
写真の屋根は、片流れ屋根と陸屋根を組み合わせています。
片流れ屋根の2つの傾斜を組み合わせるのもおすすめです。
左右非対称にすることで、モダンなイメージがより出ます。
屋根の裏の軒(のき)にこだわるのもおすすめです。
あえて軒を広くして木目調にすると印象がガラリと変わります。
コストはあがりますが、予算的に叶いそうであれば検討してみてください。
玄関にもこだわる
家の外観の印象を決める要素は、屋根や外壁が占める割合が大きいですが、玄関のデザインも家の印象に大きく影響します。
この実例では、外壁はホワイトのラップサイディングで窓も一つだけととてもシンプルですが、ポーチの形や玄関ドア・玄関まわりにこだわることで、外壁のシンプルさと玄関の木のあたたかみがお互いを引き立てあっています。
シンプルなデザイン住宅では、玄関まわりだけは木目調のものや本物の木材を使用されることが多いです。
玄関ドアを開けたとき家の中が通りから丸見えになる場合は、壁を建てるなどして隠す方法もあります。
その壁もデザインの一部として生かせば、また印象を変えることができます。
バルコニーの位置もデザインの一部
バルコニー(ベランダ)をどこに付けるかも、家のデザインに大きく関わります。
特に南玄関の家の場合、バルコニーを正面にもってくることが多いです。
いかにも“ベランダ”という感じで正面に飛び出していると、どうしても不格好になってしまいます。
洗濯物を干すと生活感が丸見えでさらに“デザイン住宅”とは程通り感じになってしまいます。
上の実例では、正面やサイドに飛び出したバルコニーはありません。
この家の正面やサイドにバルコニーが飛び出ていたらどうでしょうか?
この家のデザインの良さをじゃましていたはずです。
バルコニーは裏側に付けたり、サイドにインナーバルコニー(建物の壁面より内側に作るバルコニーのこと)を作るなど、外から見えないようにするだけでも家の形に影響を与えることがないので、オシャレさをじゃましません。
また、バルコニーをデザインとして作ることもできます。
下の実例をご覧ください。
この実例では、広いバルコニーをあえて正面に張り出して作ることで家の外観に立体感を与え、上端にラインを付けることでこの家のデザインの一番のアクセントになっています。
バルコニーの壁を高くしてあるので洗濯物が通りから見えることもなく、プライバシーの面でも安心です。
家のデザインを優先するなら、バルコニーは正面には作らない・作るならデザインの一部として設計する、このどちらかがおすすめです。
外壁は選択肢が少ない!安っぽくならない外壁を選ぼう
ローコスト住宅でデザインにこだわりたい場合、外壁材選びが非常に悩ましい問題です。
初期費用とメンテナンス費用を出せる経済的余裕があるなら、塗り壁やガルバリウム鋼板にしたいところですよね。
でも予算的に厳しいことも多いはずです。
その場合は、窯業系サイディングを採用することになります。
窯業系サイディングでも安っぽくならないように
どうしても安っぽくなってしまう窯業系サイディング。
やはりサイディング材の継ぎ目が安っぽさの感じさせる要因です。
それは重々わかっていても、コストの問題でどうしても窯業系サイディングしか使えない、という人も多いと思います。
でもオシャレさを諦めたくはありませんよね!
下の実例をご覧ください。
とてもオシャレなこの家。
よく見ると外壁は窯業系サイディングです。
シンプルでとても素敵ですよね。
ポイントは、陸屋根のキューブ型の家であることです。
切妻屋根や片流れ屋根に窯業系サイディングを組み合わせると、どうしてもよくあるローコスト住宅の外観になりがちです。
玄関やインナーバルコニーの部分が四角く切り取られた感じになっていてセンスの良さや、さりげない植栽のおかげでサイディングの継ぎ目にあまり視線がいかない効果があります。
また、思い切ってグリーン系やブルー系の窯業系サイディングを使ってみるのも斬新かもしれません。
よく選ばれるのは、ホワイト・ブラック・ブラウンですので異彩を放つ存在になると思います。
デザイン住宅とはあまり相性の良くない窯業系サイディングですが、だからこそ工夫を凝らして素晴らしいデザインの家になった時、唯一無二のすてきな家になると思います。
ツートンはオシャレと安っぽさが紙一重
外壁に窯業系サイディングを使っている家は、二色を組み合わせるツートンにしているものをよく見かけます。
でも窯業系サイディングのツートンは、ハウスメーカーのローコスト住宅や建売住宅で本当によく見かけるのもあってか、ありきたりでどうしても安っぽく見えてしまいます。
ツートン自体は上手に組み合わせればオシャレになります。
たとえば素材の違う壁、ガルバリウム鋼板とモルタルを組み合わせるととてもオシャレな家になります。
窯業系サイディングのツートンも、上手く組み合わせるとオシャレになります。
この実例では、正面の壁をホワイトに、奥の壁を深いグリーンにしています。
とてもすっきりしていてオシャレですよね。
この家のポイントは、2つの箱から出来ているような形だということと、片流れ屋根と陸屋根を組み合わせていることです。
バルコニーのウッドフェンスやシンプルで少ない窓もポイントです。
このように、窯業系サイディングのツートンでオシャレにしたい場合は、一面の壁をツートンにするのではなく、箱を組み合わせたような家の形にして箱ごとに色を分けるとセンスが光る素敵な外観になります。
前後に箱を組み合わせる場合、手前の箱に明るい色を、奥の箱に暗めの色を選ぶのがおすすめです。
デザイン性の決め手はじつは“窓“
ここまでさまざまなポイントをお伝えしてきましたが、今までの実例写真を見ていて家のデザインを決める一番のものは何だったでしょうか?
お気づきになりましたか?
それは“窓”です。
人がオシャレだと感じる家は、窓にこだわっていると言っても過言ではありません。
窓は間取りに合わせて形や大きさや位置を決めるのが普通かもしれませんが、そうやって窓のことを決めると外観パースを見て、「あれ?何かちがう…」と思ってしまうかもしれません。
家のデザインを良くしたいと思うなら、少なくとも接道面の窓だけは外観の面から考えてこだわることをおすすめします。
実例を見ながら解説します。
この実例では、正面の壁に窓が1つもありません。
“窓にこだわる”というのは、こういうことなのです。
正面の壁に特別にこだわってたくさん窓を付けるのではありません。
窓の配置デザインは“引き算”が大切です。
上の実例は、窓が2つだけです。
玄関とバルコニーが建物の内側にあり、四角い空間が作られているのでほぼ真四角の2つの窓とバランスが良くすっきりした中に可愛らしさもある外観になっています。
3つめの実例は、窯業系サイディングのツートンの家です。
とてもオシャレでかわいい家ですよね。
この家のデザインのポイントは窓といえます。
ブラウンの窓枠のカントリー風の窓を4つ付けたことで、シンプルでありながら欧風の優しい雰囲気のあるデザインになっています。
もしブラウンの窓枠がなかったら、全然違ったデザインになっていたでしょう。
このように、窓一つで家のデザインは良くも悪くもなるのです。
どんなに外壁や屋根にこだわっても、何の計画もなく間取り次第の窓を付けた途端、全くオシャレじゃない家になってしまうこともあります。
逆に言えば、窓にこだわって家を建てておけば、外壁材などに少しくらい気に入らないところがあってもあとから外構や植栽で満足できるオシャレな家にしていくことができますよ。
ただ、南玄関の場合は日当たりの関係でどうしても接道面に大きな窓を付ける必要があると思います。
その場合は、何らかの目隠しをすることをおすすめします。
デザインの良いもので目隠しをすれば、それがアクセントにもなります。
窓から家の中が外から見えてしまうと、プライバシーの問題はもちろん、生活感が外観の一部になってしまうので、家のデザインを損ねてしまいます。
外構プランも決めておく
どんな家でも、土地が決まった段階で建物と同時に外構についても決めておく必要があります。
しかし一般的に外構プランは家の設計プランが決定してから考える人が多いようです。
しかしアプローチやガレージなどは家の間取りととても関係してくるので、後回しにすると家づくりの失敗の一因となります。
特に家のデザインにこだわる場合は、玄関まわりやアプローチ、カーポートなどの外構プランも含めて外観の印象となるので、必ず建物と同時に考えておきましょう。
外構業者を建築会社とは別に探さなければいけない場合は、土地探しと並行して候補を絞っておくと後々焦ることがなくてスムーズです。
おしゃれ度も機能性・安全性も捨てられないなら
「住宅のおしゃれ度は大事だけど、断熱性や機密性、耐震性も捨てられない…」とお困りではありませんか?残念ながら、これら全ての要素にこだわろうとすると、住宅価格を安く抑えるのは不可能です。
そのため、なるべく安く抑えたいのであれば、「本当にこだわりたいポイント」と「妥協できるポイント」を明確にし、コストカットの努力をする必要があります。おしゃれにこだわるのか機能性にこだわるのか、はたまた地震などの災害対策に力を入れるのか、どの部分にお金をかけるかはあなた次第。
当サイトではローコスト住宅や家づくりに関する様々な情報を発信しているので、ぜひ家づくりに関する知識を深めてくださいね。そして、ハウスメーカーに任せきりにするのではなく自分自身で家づくりを主導していき、納得のいくマイホームを手に入れましょう。
まとめ
今回の記事では、安くておしゃれな家を建てられる、おすすめのローコスト住宅メーカーを紹介しました。興味のあるローコスト住宅は見つかりましたか?
記事内で取り上げたローコスト住宅メーカーは、どれも大手ハウスメーカーより安い価格で建てられる業者ばかり。さらに、外観だけではなく内装デザインにもこだわりのあるメーカーなので、おしゃれな家を建てられること間違いなし。「どのメーカーで家を建てようか迷っている」方は、ぜひ紹介した各メーカーの公式サイトをチェックしてみてくださいね。
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