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現在の住宅は二階建ての家が主流です。
都市部のような土地が狭いところでは三階建ての家を建てる方も多くなりました。
そんな住宅事情の中で平屋を建てる方は少数かもしれません。
しかし、二階建てや三階建ての家を建てるのではなく、あえて平屋を建てるということはそれなりの理由と魅力があるからです。
新築を建てる計画をされている方には二階建ての家を建てるか平屋を建てるかで迷っている方もいるのではないでしょうか。
今回の記事はこれから平屋を建てる方に向けて、実際に平屋を建てた方からアドバイスをもらい下記のポイントについてご紹介していきます。
当サイトでは実際に平屋を建て方にアンケートをとり、下記の設問について回答をもらいました。
実施方法 | インターネットによる択一選択式・記述式 |
---|---|
対象者 | 平屋を建てた経験のある方19名 |
実施時期 | 2019年12月 |
■以下が実際のアンケートの設問となります。
設問
1:平屋を建てる決め手となった理由はなんですか?
(50文字以上200文字以下)
2:建てた平屋の価格はいくらですか?
(20文字以下)
3:平屋の坪数(延床面積)はいくつですか?
(20文字以下)
4:平屋の不安な点はなんですか?
(200文字以下)
5:平屋と二階建てどちらの金額が高いと思いますか?
① 平屋
② 二階建て
6:上記の理由を教えてください
(50文字以上200文字以下)
ここでは設問のQ:平屋を建てる決め手となった理由はなんですか?についての回答をお伝えします。
平屋を建てる決め手となった回答で最も多かったのが、二階部屋や階段がなくなることの安全性や利便性でした。
平屋は二階建てと違い一階のみですから、掃除の時や部屋の行き来のときに階段の上り下りがなく安全で使い勝手が良いと回答されています。 平屋を建てた方の下記のコメントを見てみましょう。
平屋を建てた方のコメント
自分が老後になったときのことだけでなく、一緒に同居する両親のことも考えバリアフリーを意識して平屋を建てたと回答されている方もいます。
階段の昇り降りがなくなることの安全性の他にも洗濯物や掃除のしやすさなど家事導線が良いことも平屋を建てる決め手となっているようです。
平屋を建てた方のコメント
二人暮らしなど一緒に住む家族人数が少なく、そこまで家の広さを必要としないからと回答された方もいます。
平屋を建てた方のコメント
住む人数が少ない場合は、二階建てだと却って部屋数が余ってしまう可能性があります。
そんなときは生活に必要な分の広さをとった平屋の方が部屋の無駄をなくすことができます。
平屋を建てる決め手として「維持管理がしやすい」と理由に挙げている回答もありました。
平屋を建てた方のコメント
平屋の建築面積が大きい場合、屋根と外壁が広くなるので、その分の修理費用は高くなりますが、二階建てのように足場を設置しなくても工事ができる場合があります。
たとえ足場を設置しなければいけなくても、二階建てより少なくなりますので、足場にかかる費用は減ります。
「元々広めの土地を持っていたから平屋を建てることにした」という回答もありました。 その他にも同敷地内に母屋があり、平屋の広さで十分生活ができるからと回答されている方もいます。
平屋を建てた方のコメント
平屋は建築面積が広くなるほど土地も必要となります。
坪数が増えれば土地の価格も高くなりますので、元々土地を持っているということは平屋を建てるきっかけになっているようです。
ここでは設問のQ:平屋を建てることの不安点はなんですか?についての回答をお伝えします。
平屋を建てることの不安で最も多かったのが「避難できる場所がない」という回答でした。
最近は大雨や洪水などの水害が増えています。
地震による津波など自然災害による浸水のことを考えると、平屋は二階がないため逃げる場所がなく不安だと感じている方が多いようです。
平屋を建てることの不安コメント
平屋はすべての部屋が一階部分にあるため、泥棒に入られないだろうかと不安に感じている回答がありました。
平屋を建てることの不安コメント
二階に寝室がある二階建てとは違い、就寝時も一階で過ごすため防犯性への不安は大きいようです。平屋を建てる場合は、泥棒に入られないような対策をしておくことが大切そうです。
平屋は二階建てのように部屋数が多いというわけではありませんし、土地も限られているため「部屋数や広さが十分なのかと不安を感じていた」という回答がありました。
平屋を建てることの不安コメント
また、浴室やキッチン、トイレなど必ず配置する部屋に場所をとられて、家族が使う部屋の割り振りが大変だったという回答もありました。
平屋を建てることの不安コメント
屋根や外壁を修理する面積数が増えればその分金額も高くなります。
しかし、二階建てとは違い足場を設置する必要がない場合や足場を設置したとしても設置面積が減るため足場にかかる金額は安くなります。
これは修理する屋根材や修理方法によって費用を抑えることができるため、一概に屋根や外壁の修繕費が高くなるとは言い切れません。
今回のアンケートでも平屋の良い面で修繕費用を安くできるからとお答えしている方もいます。
平屋は建物高さが低いため、周辺の建物が高いと日当たりが悪くなる可能性があります。
特に土地が狭小地で高い建物に囲まれている場合は日が入りにくくなります。
平屋を建てることの不安コメント
アンケート設問のQ:平屋の坪数はいくつですか?について回答をもらいました。
対象者数は少ないですが、どれくらいの坪数で建てられているか参考にしてください。
平屋の坪数 | 人数 |
---|---|
約15坪 | 2名 |
約25坪 | 1名 |
約30坪 | 3名 |
約32坪 | 1名 |
約38坪 | 1名 |
約40坪 | 3名 |
約43坪 | 1名 |
約45坪 | 1名 |
約50坪 | 3名 |
約60坪 | 1名 |
約70坪 | 1名 |
約120坪 | 1名 |
今回いただいた回答の中で多いのが30〜40坪の範囲の平屋です。
坪数が15坪ほどと回答されている方は、そこまで広さを必要とせず「十分この広さで生活ができるから」という理由でこの坪数の平屋を建てています。
延床面積30〜40坪あたりは、二階建ての家の平均でもあるので、平屋でもこれくらいの広さを選ぶ方が多いようです。
住宅会社の広告に「坪単価〇〇万円の家」と宣伝されているのを見たことはありませんか。坪単価は家の費用額の目安としてよく使われている数値です。・・・
平屋は二階建てよりも金額が高いというイメージがあります。
実際に平屋と二階建てどちらの金額が高いと感じているかアンケートをとりましたので、下記の表をご覧ください。
Q:平屋と二階建てどちらの金額が高いと思いますか?
回答を見ますと平屋を建てる方が金額は高いと感じている方が多いようです。 では、平屋の方が高いと回答された方のコメントを見てみましょう。
平屋の方が金額は高くなると回答された方は、それなりの広さを持つ平屋は土地や基礎、外壁、屋根の面積数が広くなるので工事費用やメンテナンスの費用がかかるからと理由に挙げています。
平屋の方が高いと回答された方のコメント
その他の回答として、二階建ての家のように工法のバリエーションが少なく、手間がかかるからと理由に挙げている方もいました。
平屋の方が高いと回答された方のコメント
では、次に二階建ての方が金額は高いと回答された方のコメントです。
二階建ての方が高いと回答された方のコメント
「平屋はシンプルなつくりだから安く建てることができる」という回答がありました。
また、二階建ては延床面積が多くなると回答されており、その分の建築材料の費用や足場の費用がかかるため二階建ての方が金額は高くなると理由に挙げています。
その他に二階建ては地震対策に頑強な構造を設計しなければいけないからコストがかかると回答されている方もいました。
Q:建てた平屋の価格はいくらですか?
平屋の金額で多かったのは1000〜2000万円と回答された方でした。 1000万円以下で平屋を建てた方の金額は800万円と回答されています。
今回アンケートで3000万円以上と回答された方は、1名を除いて3000 万円を超えても3000〜3500万円の間で平屋を建てています。
上記のアンケートをご覧になって二階建てと平屋のどちらの金額の方が高いと感じられましたか。実際の平屋の費用相場はアンケートどおり1000〜2000万円ほどが相場と言われています。
しかし、平屋は一般的に二階建てよりも費用がかかると言われ、その理由として挙げられるのが下記の3つです。
二階建てと同じくらいの部屋数や広さを希望する場合、平屋だとどうしても建築面積が広くなってしまいます。建物は安全性と耐震性が確保されていることが重要ですので、基礎をしっかりとつくらなければいけません。
基礎工事は家を建てるときにかかるコストの中で多くの割合を占めていますので、建築面積が広くなる分基礎も大きくなり費用は高くなっていきます。
さらに建築面積が広くなると屋根の面積も大きくなりますので、屋根材や施工の費用も高くなります。
このような理由で平屋は二階建てよりも金額は高くなると言われています。
平屋は二階建てよりも割高と言われていますが、設計次第で費用は変わりますので一概に平屋の方が高いとは言えません。
なぜかというと、平屋は二階建てのように各階にトイレを設置する必要はなく1箇所あればいいですし、階段もいりません。
そのため二階建てに必要な場所が平屋には配置する必要がないので、その分の費用は抑えることができます。
費用を抑えていくポイントとしては、できるだけシンプルな設計にするといいでしょう。
複雑な建物形状や部屋割りにするのを避け、キッチンやシステムバスなどの設備機器のグレードを抑えることでコストダウンが期待できます。
平屋は二階部分や階段がないため全体的に平面になりがちです。
生活する空間に立体感を出すなら床の一部を低くするダウンフロアがおすすめ。
床を部分的に高低差つけることで動きのある空間となりメリハリのある間取りとなります。
ダウンフロアを取り入れる部屋でおすすめなのがリビングです。
リビングは家族や友人が集まる大切な空間ですから、より開放的であることが重要となってきます。
ダウンフロアは床を部分的に低くすることでベンチのように使うこともでき、家族や友人と食事をしたり、映画を楽しんだりすることができる楽しいリビングになります。
また、段差部分に収納を設ければ無駄なくスペースを活用できます。
通常建物の柱や梁は壁や天井に隠れて見えなくなってしまいます。
平屋の場合、二階部分がないので吹き抜けというものがありませんし、外観上も高さがないため、どこか窮屈なイメージを持ってしまうかもしれません。
平屋で吹き抜けのようにオープンで広々としたイメージを求めている方には、通常は隠れてしまう柱や梁を見せるつくりにしてみてはいかがでしょうか。
柱や梁を見せることで空間の奥行きが広がり、壁や天井に囲まれるいわゆる箱の中にいるイメージを感じさせない空間となります。
また、仕切りを設ける時も一面壁にするのではなく、格子状の壁にすることでプライバシーを守りながらも窮屈さを感じさせない空間にすることができます。
見せる柱や梁などの木材は、色味のある濃い茶色にすると最近流行の古民家のような落ち着いた平屋になります。
平屋は生活する部屋すべてが地面に近いつくりですので、屋内と屋外ともにプライバシーが確保できる住まいづくりが重要となってきます。
生活する場では、部屋間に生活音が筒抜けとなってしまうため間取りの工夫をしなければいけません。特にトイレやお風呂など音に気を使う部屋の配置には気を使わなければいけません。
リビングのそばにトイレを配置してしまうと音がリビングに届いてしまいお互い気まずい思いをしてしまうので注意しましょう。
平屋は屋外からの音やプライバシーにも気を使う必要があります。
例えば夜仕事に行き朝方に帰ってきて睡眠をとる生活の場合、寝室が隣家のリビングに近いと音が寝室まで届いて寝られない、といったことが起こる可能性があります。
また、音だけでなく外部からの視線にも気をつける必要があります。
平屋は地面に接している位置に部屋がくるため視線が入りやすいつくりとなっています。窓から視線が入らないように隣の家の窓の位置をずらす、歩行者から視線を遮るために植栽やフェンスを設置するなど工夫をしましょう。
平屋とウッドデッキの組み合わせは平屋がおしゃれになるポイントです。
リビングから延長するようにウッドデッキを設置してあげれば、リビングの奥行きが広くなったようなイメージとなります。
生活面でも洗濯物や布団を干す場としても活用することができます。
さらに子供の遊び場やバーベキュースペースにもなり家族の憩いの場としてウッドデッキは大活躍するでしょう。
ウッドデッキを設置するときは庭の植栽についても一緒に計画するといいでしょう。 植栽を計画するときはシンボルツリーなど樹木が成長するイメージを持つことが大切です。
ただし、植栽が多くなるということは手入れも多くなるということになりますので、植栽を取り入れるときは十分計画を立ててから行いましょう。
家の間取りに満足している方と、不満と感じている方の違いはなんでしょうか。今回、家の間取りについてアンケートをとり、失敗しない間取りとはどんな・・・
ここまで、平屋を建てる決め手や注意点、おすすめの間取りについてご紹介してきました。
平屋の場合は二階建てのように見学できるモデルハウスの数が少ないので、これから建てるか方にとってはなかなかイメージがつきにくいのではないかと思います。
今回の記事では、実際に平屋を建てた方のコメントを載せていますので、平屋を建てるための注意点やメリットについてご参考にしていただけたら嬉しく思います。
ちょっとまって!それはもしかしたら「失敗する家づくり」の第一歩かもしれません。
「3回建てないと理想の家は出来ない」と言われるほど難しい家づくり。ただしそれは一昔前の話です。 インターネット全盛期で、いまや多くのハウスメーカー・工務店の口コミや建てた家の住心地がわかるようになりました。
巨額なお金のかかる家づくり。そんな人生最大のプロジェクトなのに、いきなり住宅展示場に行って、誰とも知らない営業マンと話が盛り上がり、しまいには「いい人そうだから…」なんていう理由で契約し家づくりをスタートしてしまう人が後を絶ちません。
住宅展示場はある意味アウェーの場。豪華な設備やきれいな設えに気分が盛り上がるのはしょうがないことです。 ですから、冷静な頭で考えられる「ホーム」でしっかりと会社を比較検討することが大事なのです。
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