家を建てると一口に言っても、いざ動き出そうとすると「……で、いったい何から始めればいいの?」と戸惑ってしまいませんか?
一生に一度の超高額な買い物であり、誰もが絶対に失敗したくない家づくり。まずは家を建てるための全体像をつかむところから始めましょう。
このページでは、家を建てるためのスケジュールをひと目見て分かるようにまとめています。
- 家を建てたいが、何から始めたら良いのかわからない
- 家づくりの計画をどうやって立てればいいのか知りたい
- 「〇月までに家を完成させて入居する」ためにはいつからスタートすればいいのか知りたい
こういった悩みをお持ちの方はぜひご覧ください。
メーカーを決めて、土地を決めて、家を建てて…
うーん、やっぱり1年ぐらいはかかるのかな?
納得のゆく家づくりのためには、いくら時間があっても足りないものじゃ。
どのぐらい期間をもてば「ゆとりをもったスケジュール」と言えるのか、解説するぞ!
家を建てる平均期間は約1年!ただし、スケジュールにはゆとりをもって
家づくりにかかる期間は、早くて半年、長いと1年半以上。
実際に以前に当サイトで「実際に家を建てた先輩100名」にとったアンケートでは、「家を建てるのに、1年~1年2ヶ月かかった」との回答が最多の20名でした。
家を建てる期間についてのアンケートを詳しく知りたい方はこちらへどうぞ!
ただでさえ長くかかるものですが、さらに家の建て方やデザインにより予想よりも時間がかかる可能性もあります。
そのうえさらに、予想外に希望の土地が見つかるまでに時間がかかったり、打ち合わせに時間がかかったり、職人の都合や天候によって工事が順延したり……なんてこともあります。
家づくりの最終目標は、「自分たちが今後長く住むのにできるだけ快適な家を仕上げること」。期限に追われて「本当はこうしたかったけど、時間がないからしょうがない」なんて妥協することだけは避けたいものです。
家づくりに予想外の事態は必ず起こるものと想定し、家づくりには最初から余裕をもったスケジューリングをするように心がけましょう。
今回は、木造2階建ての場合で、ハウスメーカー・工務店と建築事務所で依頼した場合の一般的なスケジュール表をまとめてみました。
ハウスメーカーや工務店で依頼して家を建てるスケジュール
ハウスメーカーや工務店に家を建てる依頼をする場合は、一般的にこのようなスケジュールになります。(木造・2階建ての場合)
家づくりの工程はまさに十人十色。ゆっくり時間をかけて吟味し打ち合わせを重ね、2年以上かかったという方もいれば、自分の中に確固たる家づくりのビジョンがあり超スピードで完成まで行き着いたという方までさまざまです。
一般的には、家づくりには1年程度かかりるものですが、スケジュールとしては1年半と見込んでおけばゆとりをもって進められるのではないでしょうか。
設計事務所で依頼して家を建てる場合のスケジュール
設計事務所で家を建てる場合は、ハウスメーカーや工務店で建てるのに比べてやや期間が伸びがちです。なぜなら、標準規格等から選ぶよりも、オーダーメイドで設計・施工する割合が多くなるためです。
そのため、ハウスメーカー・工務店などに比べるとややスケジュールに幅が生まれやすく、「引っ越しまで間がない!」という方には不向きと言えます。
設計事務所のスケジュールでは、ハウスメーカーや工務店と異なり設計と工事を手掛ける会社が異なることから、家づくり期間中に工事費の支払いに加えて、別口で設計費の支払いも加わるのが特徴です。図では、ハウスメーカーや工務店に比べて増えている箇所について赤字で示してあります。図中の支払回数や金額は目安ですが、一例として参考にしてください。
「〇月までに入居したい」という場合の家を建てるスケジュールは?3月入居には注意が必要
子どもの小学校入学にあわせて、3月に引っ越し完了したい
賃貸の退去の時期に間に合うように家を建てられるかな?
こういった場合は、どうでしょうか。
基本的には、スケジュール表どおりハウスメーカー・工務店で家を建てる方は「1年~1年半」、 設計事務所で家を建てる方は「1年半~2年」程度見込んでおけば大丈夫でしょう。
ただし、「3月に入居したい」という方は、スケジュールにゆとりを持ち、上の期間に加えて「+半年程度」見込んでおくと安心です。なぜなら、3月は購入も賃貸もハイシーズンだからです。
- 建築の繁忙期により、職人不足が起こりやすい
- 地域によっては12~2月の積雪などにより工事ができなくなったり、工事車両が動かなくなったりする
こういった理由により、工期が順延することがあります。
タイトなスケジュールを組んでいると最悪の場合、引っ越し期限に間に合わなくなる可能性があります。
意外と知らない!家を建てる工事についてのアレコレ
家を建てるためのスケジュールの内訳は2種類に分けることができます。
ひとつは、情報収集や土地探し、設計の打ち合わせなど、施主の側である程度期間のコントロールができるもの。
そしてもうひとつは、設計や工事など、施主でその期間がコントロールできないものです。
しかし、そうでありながら工事では「順延」が起こりえます。
期限までに入居したい人にとっては本当に困ってしまいますよね。
どうして工事は順延することがあるのか?
順延を防ぐことはできるのか?
ここでは、こういった疑問について解説していきます。
なぜ工事期間が延びるの?
工事期間が想定より長くなってしまう理由には、このようなものがあります。
- 土壌のトラブル(地中埋設物など)
- 工事に伴う騒音、振動、破損などの近隣トラブル
- 長雨、大雨、強風、猛暑、積雪、地震などの天災
- 設計変更
- 職人不足
「早く完成させて!」って急がせて欠陥住宅が出来上がってもヤダもんねえ
うむ、そのとおりじゃ。
基本的には、工事請負契約書に引き渡し期限は明記しておるぞ!
契約前に「遅延した場合は〇〇で計算された賠償損害金を支払う」等の記述があるかしっかり確認しておけばより安心じゃな。
そして、もし延期となった場合には、再度引き渡し期限を書面で設定しておく!コレ大事!
ふつう何人ぐらいで作業をしているもの?
家を建てる工事では、ふつう何人ぐらいで作業をするものなのでしょうか?
これは規模や工期、工事の段階によって決まります。
一般的な一軒家であれば、基本的な木工事は大工1人、多くても2人ということは珍しくありません。ただし上棟時は、3~10人程度の大工を呼び、その他、電気・ガス・水道・風呂・屋根・左官などさらにさまざまな専門の職人を入れます。
大工1~2人なんて、すごく時間がかかるんじゃないの?
もっといっぱい入れれば早く仕上がるのでは?
こういった疑問はもっともですが、建築においては間違いです。
大工が多ければそれだけ工事が進むわけではありません。
並行してできる作業もありますが、順番でなければできない作業もあります。
作業人数が増えることで仕上がりが均一でなくなるといったデメリットが生まれることすらあります。
休日も工事をやっているのか?
工事につきものなのが騒音や振動。
工期には間に合わせてほしいけれど、近所に迷惑はかけてほしくないですよね。
「朝早くから大きい音を出して、赤ちゃんが起きてしまった!」
「土曜日も工事をやってるのだけど、どうにかならないの?」
家を建てる工事をめぐり、近隣トラブルにつながってしまうことも残念ながらあります。施主からすれば、住む前から近隣住民とのトラブルだなんて頭を抱えてしまいそうです。
いったい建築工事はどういった規制があるのでしょうか?
工事時の騒音や振動については、「騒音規制法」によって特定の作業を行うには届け出が必要になっています。
自治体においてはそれぞれに規制がありますが、例えば神戸市では、市の住居地域、商業地域などで
と決められています。
実際の工事では、規制よりも配慮し、朝8時や9時にスタートしたり、土曜日も工事を控えたりする場合が多いようです。
もし自治体で決められた時間以外の時間に騒音や振動を発する工事をしている場合は、業者や自治体に工事の中止を求めることができます。
工事期間は工法によって異なる
上のスケジュール表では「木造・2階建て」の場合でお伝えしましたが、それ以外の工法の場合はどうなるのでしょうか?
工法は、大きく分けると木造と鉄骨造があります。一般的には、木造のほうが鉄骨造よりも工期が短く仕上がります。
工法 | 工期の目安 | |
---|---|---|
木造 | 在来軸組工法 | 4~6ヶ月 |
2×4工法/2×6工法 | 2.5~3ヶ月 | |
鉄骨造 | 4~6ヶ月 | |
鉄骨コンクリート造(RC造) | 4~6ヶ月 | |
プレハブ | 鉄骨系 | 3~5ヶ月 |
木質系 | 3~4ヶ月 | |
ユニット系 | 2.5~3ヶ月 |
「それぞれの工法について詳しく知りたい!」という方はこちらのページへどうぞ!
まとめ
家づくりのスケジュールについてまとめました。
せっかく家を建てるなら、自分の理想の住まいを追求したいけれど、期間や予算の制限がない人はほとんど居ないものです。
天候で工事が延びるのはしょうがないですが、情報収集やプランの打ち合わせを効率的に行えばスケジューリングを短縮することは難しくありませんよ。
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「3回建てないと理想の家はできない」と言われるほど、難しい家づくり。
ただし、それは前のお話。今はインターネットが普及し、ハウスメーカーや工務店の口コミや住み心地が分かるようになりました。
はじめて家を建てるけど、大きい買い物だし絶対に失敗したくない・・・!
家づくりで失敗しないために、間取りやデザイン、資金計画などを相談する「ハウスメーカー選び」が最も重要です。
ハウスメーカー選びの段階で情報収集を怠ると、
「こんなはずじゃなかった!」「別のハウスメーカーと契約するべきだった」と後悔する可能性が高くなります。
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