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ベランダリフォームの相場は?8つの注意点も紹介

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ベランダリフォームの相場は?8つの注意点も紹介のイメージ

「ベランダやバルコニーを快適にするためにリフォームをしたいけど、料金相場がわからないし工事で失敗したくない…」

このように考えている方もいるのではないでしょうか。

たしかに、ベランダは物干しの機能だけではなくくつろぎの場所としての機能も果たすので、リフォームをして住まいにとって快適な場所にしたいですよね。

そこでこの記事では、各種リフォームの費用相場や施工をするにあたっての8つの注意点などを紹介します!

事前に費用相場や注意点などを知り、ベランダやバルコニーのリフォームを成功させましょう。

ベランダの定義

ベランダとバルコニーの違い

ベランダ・バルコニーはどちらも住宅の外に張り出た屋外のスペースですが、
屋根付きのものを「ベランダ」、屋根が付いていないものを「バルコニー」と言います。

ベランダかバルコニーかでできる施工内容も変わってきますので、お住いの住宅にあるものはどちらかを事前に知っておきましょう。

ベランダ・バルコニーリフォームの相場

上記グラフはリフォームに費やす際の相場を表しており、ベランダ・バルコニーリフォームの中心価格帯は50万円以下で、約半数を占めているのが分かります。

もちろん、50万円以上かかるような大掛かりなリフォームもありますが、防水施工やウッドデッキの設置などの人気のリフォームはほとんど50万円以下で行うことができると考えていて良いでしょう。

【予算別】ベランダ・バルコニーリフォームプラン

50万円未満でできるベランダ・バルコニーリフォーム

ベランダ・バルコニーのリフォームはほとんど50万円以下で行うことができますが、 具体的には以下のような内容が可能です。

  • 防水施工【約7~30万円】 

  • スチール製ベランダのサビ止め塗装【約8~15万円】 

  • バルコニーに屋根を設置【約10~20万円】 

  • ウッドデッキの設置【約20~30万円】 

  • 拡張【約30~40万円】 

  • スチール製ベランダの取り替え【約30~50万円】

それぞれ詳しく説明します。

防水施工【約7~30万円】

作ってから数年経つとベランダやバルコニーの塗装が剥がれやひび割れが起きてしまい雨漏りの原因となるため、防水施工を行い、防水機能を高める必要があります。

約7~30万円と金額差があるのは、防水補修の施工方法には以下の3種類があるためです。

平米単価 耐久年数 特徴
ウレタン防水 約3,000~7,500円 10~14年(5年ごとを目安にトップコートの再塗装) ・ベランダとバルコニーの両方に対応可能
・ひび割れに強い
・複雑な形にも対応
FRP防水 約4,000〜8,000円 5年 ・耐熱性/耐久性が高い
・簡単なので人気
シート防水 約2,500〜7,500円 5年 ・シートを上から貼り付けるので、複雑な形には対応不可
・低価格(既存の防水シートの撤去費用がかかる)

それぞれ特徴や値段が違うため、値段や耐久年数など、どれを優先するかを決めて施工方法を選ぶようにしましょう。

スチール製ベランダのサビ止め塗装【約8~15万円】

もしベランダのサッシや手すりがスチール製のもので作られている場合、サビが発生し、ベランダが崩壊してしまう可能性があります。

後ほど紹介する全てを取り替えてしまう方法もありますが、コストを抑えたいという方におすすめなのが塗装リフォームです。

その名の通りサビ止めの塗料を今あるベランダに塗布するリフォームで、安価に施工を行うことができます。

しかし、時間の経過とともにサビや塗装剥がれが起きるため、その度にメンテナンスをして結果的に費用がかさむというケースも少なくはありませんので、長い目で見てどちらがお得かを考えましょう。

バルコニーに屋根を設置【約10~20万円】

屋根がないバルコニー屋根を追加する施工です。取り付ける面積によって料金が変わります。

ただ一口に屋根の設置といっても、屋根選びはとても大切です。

まずは雨を防げるかどうか。雨を防ぎたくてリフォームをするのに、いざ屋根を取り付けたらサイズが違ったなんてことも少なくはないので、事前にサイズをきちんと測っておきましょう。

また、UVカット機能も大切です。UVカット機能がある屋根は肌やカーテンの日焼け防止だけでなく、部屋への日光を抑えて暑さを和らげてくれるので、クーラーの電気代を抑えられます。

どんな機能が欲しいかしっかりと検討しておきましょう。

ウッドデッキの設置【約20~30万円】

アルミなどで作られるベランダやバルコニーはどこか殺風景ですが、
木を敷き詰めることで一気におしゃれな空間にすることができます。

自分でウッドデッキを作ることもできますが、複雑な形をしている場合に採寸がうまくいかず、思い通りのサイズにならないなんてこともあるので、失敗したくない方は業者に頼むのが安心です。

ベランダ・バルコニーを拡張【約30~40万円】

今あるベランダやバルコニーが少し狭く感じるという方におすすめなのが、
デッキバルコニーを繋げて拡張するリフォームです。

これは約幅180cm×奥行90cmのサイズ(床面1.62平方メートル)の場合ですが、サイズにより料金は大きく変動します。また、ウッド調にしたい場合は材料費が追加でかかるので、あらかじめ把握しておきましょう。

既存のベランダの横なのか前面なのか、どこに拡張したいかを業者と相談し決めるのがおすすめです。

50〜100万円でできるベランダ・バルコニーリフォーム

ベランダ・バルコニーの後付け【約50~60万円】

ベランダがなかった窓に、ベランダやバルコニーを後付けする施工です。

物干しスペースが欲しい方や、ミニガーデンなどにして植物を育てたいといった方におすすめのリフォームです。

ベランダなら2階に取り付けるのが一般的で柵が必要になりますが、その際には間隔が広すぎない110cm以上のデザインのものを選ぶと、大人も子どもも安心・安全に使えます。

アルミ製ベランダの取り替え【約50~60万円】

ベランダの劣化に伴い、ベランダを全て取り替えてしまうリフォームです。

塗装リフォームと比べて1回の出費が多くなってしまいますが、
メンテナンスが簡単なアルミ製のものを使用すれば耐久性が上がるため長く使えます。

また、サビ止め塗料の塗替えの必要がないため、スチール製ベランダと比べると長期的に見て出費を抑えることが可能です。

ベランダをサンルームにする【約50~100万円】

今あるベランダやバルコニーに、屋根や壁をガラス張りにしたサンルームという部屋に変える施工です。

天候や花粉に左右されない部屋干しのできる空間にできることや、子どもやペットとの遊びの場、ガーデニングスペースにできるなど様々なメリットがあります。

持て余してしまっているベランダをサンルームにして有効活用しましょう。

ベランダ・バルコニーリフォームで注意すべき8つのポイント

ここからは実際にベランダ・バルコニーのリフォームをする際に気をつけたい8つのポイントを紹介します。

事前にこのポイントを知っておくことで失敗のリスクを下げられるので、しっかりと把握しておきましょう。

1. 「理由」と「目的」を明確にする

リフォームをする上で最も大事なのが、「理由」と「目的」を明確にすることです。

これらがはっきりとすることで、後から「これもやりたかった…」とならなかったり、逆に業者の方に上手く乗せられて必要のないオプションを追加してしまったりするリスクが少なくなります。

例えば、以下のように考えましょう。

リフォーム内容 理由 目的
防水リフォーム 雨漏りがしてきて、見た目も悪くなってきたから 防水性を高めるために防水施工をする
サンルーム設置リフォーム 結婚して家族が増え、一緒に遊べるスペースが欲しくなったから 子どもと一緒に遊ぶためのサンルームを設置する

2. 防犯面や安全面

泥棒や侵入者がベランダを隠れ家にするケースも少なくはないので、
網目の細かすぎない柵を使用し、見通しをよくするのがおすすめです。

また、矛盾してしまうようですが、網目を広くしすぎると子どもが落ちることもありますし、床が滑りやすいと転んで怪我をしてしまう可能性もあるので、小さなお子さんがいる場合は事前に業者に聞いておきましょう。

3. 建ぺい率、容積率に余裕があるか

実は、建物の大きさは、建ぺい率と容積率の2つによって制限されているため、
増築などを行う場合にはその中に収まるリフォームを行わなくてはいけません。

建ぺい率と容積率は、それぞれ以下のようなものです。

  • 建ぺい率:敷地面積に対する建築面積の割合
  • 容積率:敷地面積に対する建物の延べ床面積が占める割合

例えばバルコニーのように1m飛び出た部分がある場合、1mから先の部分が建築面積になります。

また、容積率については、2m以上飛び出た場合だけ2mより先の部分からが延べ床面積に入ります。これらはそれぞれの地域ごとに細かく変わっているので、自分で判断するよりも業者に問い合わせるのがおすすめです。

4. ご近所への迷惑にならないか

先ほどの建ぺい率や容積率をクリアしていれば、ベランダ増築で日照権が問題にあがるケースはほとんどありません。

しかし、ベランダをリフォームしたことによって生まれる近所トラブルは多々あります。
とくに趣味の場として使う場合は注意しましょう。

5. 風通しの良さや目隠しになるか

風通しが悪いと、部屋の中まで風が通らず部屋に湿気がたまってしまいますし、同時にプライバシーを確保するために中まで見えないように目隠しになる柵を取り付ける必要があります。

そこでおすすめなのが、後付けで木製のフェンスを取り付けること。風を通しつつ目隠しにもなり、さらにナチュラルなおしゃれな雰囲気も出せます。

また、シェードもおすすめです。シェードは通気性がとてもよく、フェンスよりも確実に視線を遮ってくれます。さらにデザイン性も高いのも魅力の1つです。

6. ウッドデッキの場合は材質に注意

ウッドデッキを作る上で必要になる木材はとても腐りやすい素材なので、腐りにくい材質の木材を選ぶ必要があります。

ウッドデッキには人工木と自然木の2種類があり、それぞれの特徴は以下のようなものです。

素材 メリット デメリット
人工木 樹脂 ・腐りにくく、劣化しにくい
・長期間使用できる
・硬い質感
・木の雰囲気を感じられない
自然木 天然の木 ・木の雰囲気を感じられる ・腐りやすいものが多い

人工木を使い機能性を重視するのか、自然木を使って風合いを重視するのか、自分にとって最適な木材を選び後悔のない選択をしましょう。

7. 増設は申請が必要な場合がある

以下の2つの基準を満たしていない場合は確認申請を提出する必要があります。

1. 10㎡以下の増築 

2. 建物所在地が防火地域、準防火地域になっていないこと 


確認申請には専門的な知識が必要なものが多いため、業者に代行してもらうのが一般的です。

その際には見積もりの中に「申請代行費」として含まれており、約15~25万円が料金相場になるので、あらかじめ予算として考えておくと余裕を持ったリフォームができます。

8. マンションのベランダはリフォームできるのか

基本的に、マンションのベランダは占有部分ではないので、サッシ交換や増築などのリフォームはできません。

しかし、ウッドデッキを設置したり木製のフェンスを設置したりと、簡単に元の状態に戻せる程度の規模ならばできる場合も多いです。

しかし、このようなリフォームでもマンションの管理ルールで禁止されている場合があるため、事前に管理ルールを確認したり大家さんに問い合わせたりしてみましょう。

見積もりを比較検討して後悔のないベランダリフォームをしよう!

今回紹介した相場は、あくまで一例です。そのため、もし正確な金額を知りたい場合は、リフォームをする前に現地調査を受けて見積もりを出してもらう必要があります。

この際に大切なのが、複数社に見積もりをお願いし比較検討すること。同じリフォームでも金額が全く違ったり、同じ金額でも行ってくれる施工に違いがあったりと様々な気づきがあります。

しかし、「複数社に何回も同じ説明するのが面倒くさいし、そもそもどの会社が良いか分からない…」と悩んでしまう方も多いと思います。

そんな方には、無料で簡単に比較見積もりをもらえるサービスがおすすめです!

ハウスメーカーや地方の工務店など様々な会社が加盟しているので、ベランダリフォームをする際に安心して利用できます。

今回紹介した注意すべきポイントや比較検討をして、後悔のないリフォームをしましょう!

 
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