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快適だった住まいに!リフォーム防音の施工方法

快適だった住まいに!リフォーム防音の施工方法のイメージ

住まいはさまざまな音で溢れています。
自分にとって心地よい音であれば、聞こえていてもまったく苦痛には感じませんが、不快な音は聞き続けることで心身ともにダメージを受けてしまいます。

実際、周辺環境の変化などで、「新築時になかった音で悩まされている」という人も多いのではないでしょうか。また、子どもが大きくなって、「大音量で音楽を聴いたり、演奏したりするようになった」というお悩みを抱えている人もいると思います。

当ページでは、

  • 防音基礎知識やそれぞれの音に対して有効な防音材
  • マンションの防音リフォーム注意点
  • 木造住宅やマンションの防音リフォーム例

などについて詳しく解説していきます。

音の種類と防音について

音には、車や飛行機、人の話し声やカミナリといった空気振動で伝わってくる音と、上階の部屋のフローリングを歩く足音やトイレや洗面所の排水音などの個体を伝わってくる音の2種類にわけられます。

音は直進方向にまっすぐ進み、そしてわずかな隙間からでも空気を振動して伝わっていく性質があります。

音を制御する項目には、吸音、消音、遮音、防振というものがありそれらを総称して防音といいます。

鉛やコンクリートのような質量のある材料を使ったり、ロックウールやグラスウールなどの空気層をよく含む多孔質の材料を使ったりすることで、防音効果を得ることができます。

どこまで防音性にこだわるかを事前に考えておこう

防音は本格的になればなるほど、リフォーム費用がかかってしまうので、
どのレベルまで防音性能を付けるかを考えておくと安心です。

不快に思っている音のレベルと、こういう環境で暮らしたいという音のレベルを把握した上で、リフォーム業者に相談するようにしましょう。

また騒音にはスプーンを床に落とした時やスリッパで歩く時に下階へ響く軽量衝撃音と子供がはねる時、重いものを落とした時などに下階に伝わる重量衝撃音があり、この騒音を防ぐにはそれぞれ別の工法が用いられます。具体的に、何のどのような音を抑えたいのかをハッキリさせておくのが肝心です。

リフォーム防音をする前に防音材を知ろう

防音材には、効果や性質の違いによって、以下4種類に分けることができます。

  • 吸音材
  • 遮音材
  • 防振材
  • 制振材

吸音材

吸音材とは、空気中に伝わる音を吸収して音のエネルギーを抑える材料のことで、グラスウールやウレタンスポンジが代表的なものとして知られています。室内の気になる生活音に効果的で、残響時間をコントロールするのにも最適です。

遮音材

遮音材とは、空気中に伝える音を遮る働きをする材料のことで、遮音シートなどがよく使われています。室内の音を外部へ漏らしたくないときなどに有効です。

防振材・制振材

防振材とは音による衝撃を吸収して振動をさせないようにする材料、制振材とは振動をエネルギーに変換させて振動を軽減させる材料のことを言います。

マンションの床リフォームでの注意点とそこから学ぶ防音の知識

マンションリフォームにあたって最も気をつけなければいけないのは床の仕上げ材選定です。

絨毯からフローリングにリフォームする場合は要注意

絨毯からフローリングにリフォームする場合は床衝撃音が問題になりやすいため注意が必要です。

ひと昔前までは、マンションの床は絨毯仕上げが主流でフローリングはほとんど使われていませんでしたが、現在ではダニやホコリによるアレルギーや喘息などの衛生上の理由から絨毯に変わり、フローリングが主流になっています。床のリフォームにあたっても既存の絨毯をフローリングに変える工事がほとんどです。

絨毯は床衝撃音の遮断性能に優れており、そのクッション性によって軽量衝撃音についてはほとんど問題ない性能が得られています。重量衝撃音に対してもコンクリートスラブの遮音性能を損なうことはありませんでした。

一方、フローリングは表面が硬い板であるから衝撃音を発生しやすい上にフローリングを貼る下地構造に根太構造を用いるとフローリングとスラブの間に空間ができこの空間で衝撃音が増幅して衝撃音の遮断性能は絨毯より悪くなる例が多いです。

リフォームにフローリングは使われ始めた当初には、リフォーム後に騒音が大きくなったと下階の住人から苦情が続出したり、管理組合から是正勧告を受けたりという例もあります。訴えられた当人は遮断性能が悪くなることを知らなかったため、さらにリフォームを施工した会社を訴えた例もあります。

遮音性能を付加した直貼工法ならフローリングも安心

こうした問題に対応して衝撃音遮断性能の優れたフローリング床工法として、根太をなくした直貼工法が開発されています。直貼工法とはフローリングの下にクッション材を入れ、根太なしで直にコンクリートスラブに貼る方法で、メーカーは軽量衝撃音にも重量衝撃音にも効果のある床構造の開発に工夫をこらしています。

防音のために床をリフォームする場合は、フローリングの直貼工法が可能かどうかを業者にチェックしましょう。

木造住宅でのリフォーム防音例

木造住宅は、音を通しやすい性質上、防音工事をする際には建物をしっかりと防音装備することが重要です。

木造住宅で感じる音の程度

一般的に快適に暮らせる音の程度は40 dB~60 dBと言われています。
木造建築自体は20dB程の防音性があるため、気になる以下の音から20 dBを引いて40 dB~60 dB程度になるよう防音リフォームを行うのがベストです。

木造住宅の防音リフォーム種類と費用

防音リフォーム施工できるのは、天井・壁・床・ドア・窓です。
気になる音の種類と程度を業者に伝え、どこをどれぐらいリフォームがすると良いのか聞き、見積もりしてもらいましょう。

施工内容と価格目安は以下です。ぜひ参考にしてみてください。

■天井の防音
既存天井仕上げ材解体 野縁間吸音ウール入れ 石膏ボードt=12.5貼れ 遮音パネル貼り 防音天井仕上げ材貼り
6畳程度約¥170,000程度

■壁の防音
既存壁仕上げ材解体 胴縁間吸音ウール入れ 石膏ボードt=12.5貼り 遮音パネル貼り
防音天井仕上げ材貼り 6畳程度約¥700,000程度

■床の防音
既存床解体 根太間吸音ウール入れ 遮音マット貼り 合板フロアt=12貼り
6畳程度約¥160,000程度

■ドアの防音
既存ドア廻り解体 防音ドア取り付け 1ヶ所で約¥210,000程度

■窓の防音
内窓取り付け 1ヶ所で約¥100,000程度以上、6畳の部屋の40dB目安のリフォーム防音工事の概算費用は約¥1,340,000程度となります。

マンションのリフォーム防音例

マンションの防音性能を高めるためには、壁や床のコンクリートの厚さを増すことが一番の対処方法ですが、壁や床のコンクリートを打ち増しして厚くすることは重量が相当増すことになり、マンション全体の構造にかかわることなので一般的には不可能です。

比較的軽量に壁の遮音性能を増すためには、振動伝達しないようにコンクリート壁から離し、独立して立てた間柱に石膏ボードを貼る必要があります。しかしこの工法は、室が狭くなるため、リフォームの計画としては、遮音性能を増したい壁面全体にクローゼットや押入れを配置する工法が有効となります。

床の場合は衝撃音対策を優先して考慮した方が良いでしょう。
絨毯はなるべく厚いものを選択してください。この場合、空気音の遮断性能はほとんど変わらないので、遮音性能を増やすには絨毯の下地として遮音シートを敷くと良いでしょう。

絨毯からフローリングに変えるのであれば、直貼工法として、リフォーム前の遮断性能以上のものを選択すると良いです。

窓の場合は、遮音性能はサッシの仕様とガラスの厚みで決まりますが、通常の引違サッシの場合は隙間の影響が大きく、ガラスの厚みを変えても遮音性能はほとんど変化しません。
既存のサッシを防音サッシに変えると遮音性能は5dB程度向上しますが、既存サッシはそのまま残して、サッシの間隔を10cm以上離して、防音サッシを増設する方法もあります。この2重窓により遮音性能は20dB程度向上します。

まとめ

いかがでしょうか。
防音リフォームをすることで、快適な住まいを取り戻すことが可能です。
そのためには、音の種類を把握し、何に対してどのようなリフォームをどれぐらい行うのか、を的確に決めることが重要です。
当ページを参考に、防音リフォームを進めていただければ幸いです。

 
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