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徹底分析!施工方法とおすすめ工事、失敗しない床のリフォーム

徹底分析!施工方法とおすすめ工事、失敗しない床のリフォームのイメージ

住まい手がもっとも住宅と接する部分は床です。その床に対する知識は十分ですか?
ひとえに床と言っても多くの素材に分けられます。フロア、畳、タイル、クッションフロアなど様々な種類があり、それぞれ使用用途も分けられています。また床は一生使える素材ではなく、対応年数もあるので、適度なリフォームが必要となります。

  • 床に不満があるけどどうしたら良いかわからない。
  • どこに頼んだら良いのか?費用の相場はどれくらいか?
  • 床暖房に憧れるけど、なにをどうしたら良いか全くわからない。

と床のリフォームはしたいけど、どうしたら良いかわからない方は多いと思います。この記事をご確認頂ければ、それらの不安の解消になるはずです。この記事を通して床リフォームの知識を増やし、良いリフォームを選択するお手伝いをさせて頂ければ幸いです。

床の素材と適応箇所

床のリフォームには、いくつかの選択肢があることを御存じでしょうか?
ひとえに床と言っても、貼る場所と条件がさまざまであり、足触わりを優先するリビングの床、台所回りの油がはねる床、洗面所のように水が飛び散る床、和室の畳など、材質も材料もその場所や用途にあった素材があるのです。では、どのような素材があるか紹介します。

フローリング

フローリングは現在の住宅では最もポピュラーな建材でしょう。構造は表面の仕上げは木目のプリントや突板等の化粧材を数ミリ程度貼ることで美観を保ち、それ以外の材料は合板等で作られている建材です。

厚み自体は6ミリ、12ミリ、15ミリと既存の床に合せて選択する事ができます。これらのフローリングを複層フローリングといいます。

特徴としては、各メーカーが生産しているため品質も性能も日々向上していること、各社競争するためコストが抑えられること、などが挙げられます。フローリングは、主にリビングや廊下及び台所に採用され、最近では防汚機能や傷防止機能などがついているタイプもあります。

欠点は深いキズがついてしまうと、表面の化粧材の下の合板が見えてしまい目立つという点です。

無垢フローリング

複層フローリングのような合板を使用せずに、原木をそのままフローリングに加工した建材です。

特徴としては触り心地がよく、調質効果もあり、見た目が良いことです。
自然派志向の人に良く選ばれています。

無垢フローリングは原木でつくられているため、傷が付いたとしてもそれがかえって深い味わいになる点も魅力で、小さい子どもやペットがいる家庭にも好まれています。

欠点としては、無垢の原木を使っているがゆえに夏は膨張して冬には乾燥収縮すること。
季節によって木の隙間が目立つことがあります。

また、汚れや水に弱く、シミになりやすい難点も。
そのため、リビングや寝室などには向いていますが、水廻箇所には避けるべき素材です。

内装材

近年の内装材はプリント技術や生産ラインの向上により、ひとめ見ただけでは本物かプリントかわからない程の仕上がりとなっています。

また、その素材感も向上しており、タイルや大理石、フローリングやコンクリート調など、さまざまなデザインと本物に似せた凹凸も魅力のひとつ。

内装材は特に水廻りや油汚れの多い場所に適した素材であり、施工性も良い建材です。主にキッチンや洗面所、便所に採用されることが多く、ある程度の汚れであれば拭きとることができます。

欠点としては、重いものを置くと跡がつきやすい、ひっかきキズに弱く、表面が剥がれると下地が見えてしまう等あります。

クッションフロア

クッション性に優れた塩化ビニル素材のシートで下地合板に接着剤で貼る素材です。水に強くクッション性がります。1.8ミリ~4.5ミリ程度の厚さ、幅1,800ミリ程度でロール状のものを伸ばしながら貼るため、継ぎ目が少なく施工性も良いのが特徴です。

フロアタイル

塩化ビニル素材の床材で、クッションフロアよりもデザイン性に優れており、木目や石目などさまざまな種類があります。凹凸や色味も精巧に再現されているので本物と間違う程のクオリィティーです。

またキズにも強く施工性能も良いのですが一枚あたりのサイズが150ミリから900ミリ程度を一枚ずつ下地合板に接着剤で貼るため、継ぎ目から水が浸入しやすく、クッションフロアよりも防水性には劣ります。厚さは1.8ミリ~4ミリ程度で、主にLDKやバリアフリーを保ったままの簡易リフォームに採用されます。

Pタイル

炭酸カルシウムや塩化ビニルを混ぜ合わせた素材であり、デザイン性にも優れています。素デザインが多く、キズに強いのが特徴です。素材感や施工性も良いので店舗等にも多く採用されています。こちらも他の内装材と同じで下地合板に接着剤で貼る施工方法です。

タイル

タイルは陶磁器等の焼き物であり、耐久性、耐候性、防火性、防水性などさまざまな性能をもつ建材で、施工は職人でないと難しいです。内装材のタイルとは一味ちがう質感があり、夏は涼しい足触りの質感を楽しめます。しかし、室内の床に採用するのはなかなか難しく、熟練の業者でないと、提案しないでしょう。

日本人であれば畳を知らない人はほぼ皆無と言っても良いほどポピュラーな建材です。
構造は心材になる畳床(タタミドコ)の表面をイグサで編み込んだ建材です。

基本的には和室での採用が多いのですが、リビングの一部に畳を敷いてアクセントとする手法も昨今のトレンドになっています。また畳はキズや水ジミがつきやすいのですが、畳床はそのままでイグサのみを貼り替えるいわゆる表替えをするといつまでも新しい畳とイグサの良い香りを楽しむことができます。

床リフォームの施工方法

床のリフォームは採用する建材や材料、素材によって施工方法が変わるので、いくつかの建材と施工方法を紹介します。

フローリング張り工事

床フローリングの工事はリフォームの基本であり、その方法はいくつかに分けられるので紹介します。

フローリング上張り工法

この工法は既存の床の上にフローリングを張るため、既存の床を解体する手間と費用及び工期を抑える、家具の移動は工事をよけながら施工することができる上、キッチンや洗面化粧台など取り付けられた住設機器等の脱着が不要な工法です。

施工方法としては、既存床の上から下地材である根太へ向かってビスを締めて床鳴りの予防をします。次にフローリングをウレタンボンドと釘で留めていく工法が上貼り工法です。

デメリットは、既存の床が床鳴りや、許容範囲外の傾斜がついていても、そのまま継承される可能性がある点と、上張り施工をした部屋と他の部屋にフローリング一枚分の段差ができるところです。

フローリング張り替え工法

この工法は既存の床を解体して、傷み具合により、根太や大引を組み替えます。そして、根太組に下地用合板を張り、更にその上にフローリングを張るのです。そうすることにより、床鳴りや床の傾斜を矯正することができ、さらに高さ調整することで他の部屋との段差をなくすことや、床の補強を兼ねることのできる施工方法です。

デメリットは解体するため、解体費用や工期が延長すること、家具は別の部屋に移動しないといけないし、住設機器も脱着が必要となります。

内装材の張り替え

クッションフロアやフロアタイル、Pタイルの貼り替えはかなり施工難易度があがる工事となります。

一番の理由は、フローリングと違い、下地合板に接着剤を塗布して内装材を貼るため、それを剥ぐ時に下地合板の表面まで剥げてしまう可能性が高いからです。

内装材は貼り替えるのではく、新規で貼った方がはるかに良いです。新規で貼る方法は既存の内装材を貼った床を解体して、下地合板から貼り替えます。そうすることにより下地合板が傷むことがなくなり、場合によっては高さや傾斜調整もできるため一石二鳥です。

施工方法としては、既存の床を剥ぎ、新規に下地合板を貼ります。そして、フロアタイルやPタイルの寸法を計算して小さい切れ端が部屋の隅にこないように貼ります。この作業を目地割といい、かなり熟練の仕事となります。目地割が終われば、スタート位置に墨で線をひき、その基準線にずれないように一枚目を専用接着剤で貼れば、二枚目からは自動的に基準線と平行に貼れます。

床リフォームの費用と施工日数

6畳の部屋の床リフォームの費用と施工日数の目安を紹介します。

施工内容 費用目安 施工日数目安
複層フローリング上張り 80,000円 1日
複層フローリング張り替え(根太はそのまま) 120,000円 2日
無垢フロア上張り 110,000円 1日
無垢フローリング張り替え(根太はそのまま) 150,000円 2日
無垢内装床張り替え(根太はそのまま) 80,000円 2日

この試算や工期は目安のため、施工前には施工業者への確認をお願いします。

憧れの床暖房

床暖房と聞くとどんなことを想像しますか?高い、贅沢?機能性やメリットよりも先に高級感が先行して目を曇らせているのでないでしょうか。でも実際床暖房は手の届かない工事ではありません。ここでは床暖房について詳しく解説します。

床暖房の工法と仕組み

現在、最も多い床暖房の工法は温水配管に湯を通す温水パネル工法でしょう。

この工法は単純で、床の下地合板の上に温水パネルのマットを敷き、更にその上にフローリング等を張る施工方法です。

温水マットは温水配管を通して外部の熱源機とつながっており、熱源機でつくった温水が温水配管を経由して温水パネルマットの中を巡り、熱源機に帰ってくるという巡回をして、部屋の温度を調整する仕組みとなっています。

床暖房の特徴

床暖房での暖房のもっとも良いメリットは頭寒足熱の暖房が可能となることです。
ひなたぼっこのようなポカポカとした温かさで包まれる感覚はとても心地が良いものです。

性質上、快適でエアコンのように風と一緒にホコリを巻き上げることもないので理想的な暖房と言えるでしょう。

また、温水パネル式の温水マットであれば、ガス給湯器でも電気温水器でも床暖房対応の熱源機であれば使用可能です。しかも熱源機は故障しても温水マットはほぼ故障しないので経済的です。

床暖房のデメリット

温水パネルは温水管を幾重にも通しているため、パネルの上にグランドピアノのような超重量物をおくことで、温水配管をつぶす事例や、ビスや釘を無造作に床に打つことにより、温水配管を破るということがデメリットに挙げられます。

床暖房の目安費用

床暖房は高いと思われがちですが、リフォームで床を張り替えるときであれば、プラスαで床暖房への施工が可能です。既存の床の上から張る上貼工法と既存の床を解体して施工する張り替え工法があるので目安費用と工程を紹介します。

施工内容 費用目安 施工日数目安
床暖房上張り工法(熱源機除く) 300,000円 2日
床暖房張り替え工法(根太そのまま、熱源機除く) 500,000円 4日

床リフォームはどこに依頼すれば良いのか?

床のリフォームをいざ、依頼しようとしたとき、思い当たる業者はしますか?ここでは、床リフォームの種類による業者選定のコツを紹介します。

一般的な床リフォームの場合

一般的な床のフローリング工事であれば、大工に依頼すれば良いです。

リフォームに慣れていなければ、工務店に依頼すると、すべてをまとめて段取りしてくれるので予算が合えば安心して依頼することができます。

床暖房の床リフォームの場合

床暖房の工事には、温水パネルの敷設や温水配管、床暖房リモコンを配線設置する専門職人が必要となります。

知識がある工務店であれば施工可能ですが、もっとも信頼できるのがガス会社や電気会社に相談することです。知識も豊富で使い方の説明や故障時の対応もしっかりしているのでアフターフォローも安心して任せられます。

床リフォームの失敗事例

床リフォームは簡単そうに思えますが実は失敗事例が多々あります。
ここでは、その事例をいくつか紹介します。

① 床の張り替えで家具移動をしてもらった時に家具や壁キズがついた。
対応)早めに施工業者に確認してもらい修繕してもらう。

② 養生はしてもらっていたのに張り替えたばかりの床にキズがついていた。
対応)早めに施工業者に確認してもらい床補修職人に修繕してもらう。

③ 床鳴りが気になり既存の床を解体してフローリングを張ってもらったが床鳴りが鳴り止まない。
対応)施工業者に依頼して床下に潜って根太補強等床鳴りの原因を解消してもらう。

④ 契約していたフローリングと違うフローリングを張られた。
対応)契約書等の仕様書を施工業者に確認してもらい張り替えか値引き交渉をする。

床リフォームの施工後のメンテナンス

床は生活していく中でもっとも触れる場所であり、もっとも汚してしまいます。せっかく床をリフォームしても汚してしまうと意味がありません。汚す前や汚した後のメンテナンスをいくつか紹介します。

① 床リフォーム後、すぐにWAXをかける。WAXは汚れ防止やキズ防止に有効であるため、施工後や年に2回程度かけることにより耐久年数も変わってきます。最近ではWAXをしなくても良いフローリングも開発されていますが、数年経つとその効果も低下するので、WAXも視野に入れましょう。

② 床にキズがはいった時、補修する建材が量販でも手に入ります。床のキズ用クレヨンやキズ隠しペン及びアクリルキズ隠しなど。自分でも意外と簡単に施工できるので試してください。

③ もっとも基本的なことは汚れたり濡らしたりしたときにはすぐにふき取ることです。時間がたつと染み込みなかなかとれなくなるから、すぐにふき取りましょう。

まとめ

今回は床のリフォームを紹介しました。あって当たり前の床ですが、永久的に使えるわけではありません。きちんとお手入れをしていても、床の耐久年数を超すと床が凹んだり踏み抜いたりしてしまうので、リフォームが必要となります。当ページで解説した内容を元に、リフォーム計画を立ててみましょう。

 
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