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ドアは大きく分類すると屋外用と屋内用にわけることができます。風雨から家を守る屋外ドア、いつも家族が使う屋内ドアなどと使い勝手も多様です。そのドアも年数が経つと、開閉の劣化が目立ち、機能が不十分になるときがやってきます。
当ページでは
について詳しく解説していきます。
この記事を最後までご確認頂ければ、外部ドア、内部ドアの種類や取り替え費用はもちろん、ドアの構造や施工方法等の情報をご紹介しますのでリフォームドアに対する心配を解消できるはずです。
ドアは用途や使い勝手によって分類されます。ここではまずドアの種類について解説します。
もっともポピュラーなドアの開き勝手がこの開き戸です。
ドアの片側についている金物が、支点となり孤を描いて開閉する仕組みとなっています。基本的には内側に向けて開けるのか外側に向けて開けるのかを決定してからの取り付けとなります。
メリット
デメリット
両開きドアとは、開き戸を二つ合わせた形状のドアのことです。二枚のドアが同じ寸法の両開きドア(観音扉)、メインで開閉するドアを大きく、普段開閉しないドアを小さくした親子ドアなどがあります。
ドアを横へ滑らせて開閉する開き勝手のドアが引き戸です。一般的に敷居や鴨居などの溝やレールの上を滑らせて開閉するのですが、昨今のバリアフリーブームに合わせ、敷居がなく、ドアを鴨居と金物で吊る上吊タイプも人気です。
メリット
デメリット
2枚の扉が左右どちらにも動いて開閉するタイプの扉です。
名称の通り3枚の戸をすれ違いながら開閉させる戸です。
主な用途は部屋を間仕切る時に採用され、普段は開けて解放感のある空間を楽しみ、来客時に閉めるという使い方ができるため便利です。
最近の3枚引き戸は連結タイプとなっているものがあり、1枚を閉めようとして動かすと、後の2枚も一緒に動き簡単に開閉できる構造となっています。
折れ戸は本体が半分にたたまれるように閉まる形状の戸です。
メリット
デメリット
外部ドア、内部ドアには便利な機能が多々付属しています。これから紹介するドアの便利機能を念頭に入れていれば、リフォームでドアを選択するときに役に立つはずです。
雨の日も雪の日も夏の暑さや冬の寒さを常に受けている外部ドアですが、最近ではいろいろな便利機能があるドアが開発されているのでいくつか紹介します。
今までは熱気や湿気が部屋を覆っている時に、窓の解放は当然として、玄関ドアや勝手口ドアを開放してそれらを放出していたのですが、それでは防犯性が悪い上に虫も侵入してくると悪いことづくしでした。
そこで開発されたのが採風ドアです。
玄関ドアや勝手口ドアを施錠したままで、風を取り入れることのできる便利なドアです。ドアの一部に上げ下げ可能なガラスと網戸を設けており、通風が必要な時には、そのガラスを上げ下げすることにより、網戸が表立ち、換気することが出来るのです。
しかも、そのガラスや網戸部分には格子を装備しているため防犯性も高いのです。これなら梅雨の湿気や夏の暑さからもある程度解放されます。
今までの玄関ドアはキーで施錠していましたが、キーだと、荷物で手がふさがると不便、キーがバックの奥に入り込みなかなか出せないなどの事例が多く不便でした。
そこで開発されたのが、キーレスドアです。キーレスリモコンタイプであれば、それを持っているだけで、ドアノブに触れると開錠され、カードやスマートホンタイプであれば、ドアにかざすと開錠する便利ドアです。これでキーを持ち歩く煩わしさから解放されます。
夏の暑さや冬の寒さに対応するために開発されたのが断熱ドアです。
ドアの内部に断熱材を装備させることで、断熱性能を上げています。
部屋と部屋を繋ぐ内部ドアにも生活に便利な機能が多々あります。
ここでは内部ドアの便利機能を紹介していきます。
開き戸や引き戸等、ドアを閉める時、勢いよく閉まり大きな音がでたり、指を挟んだりする事例が多々ありましたが、その不便を解決するために開発されたのが、ソフトクローズモードです。ドア枠に細工がしてあり、ドアを閉める時に途中からゆっくりと閉まり衝撃を軽減する機能です。
部屋でペットを飼っている方は最近では多いと思いますが、そんな家庭用に開発されたのがペット用ドアです。
開き戸にペットが押す力で開くようなペット専用の出入り口を一部設けることによりドアを閉めた状態でもペットが行き来できるような構造になっています。これにより、ペットを飼っている家庭は空調コントロールにもプライバシーにも悩まされることは少なくなります。
外部ドア・内部ドアの取り替え費用は、ドアの商品次第でかなり費用の差が出てしまうため、これから紹介する取り替え目安費用は標準仕様のドアで積算しています。
施工内容 | 費用目安 | 工期目安 |
---|---|---|
玄関ドア取り替え (既存ドア及びドア廻り壁解体、新規ドア取り付け、ドア廻り補修塗装) |
¥400,000程度 | 工期5日~7日程度 |
玄関ドア被せ工法 (既存ドア障子のみ撤去、既存ドア枠に被せ玄関トドア枠取り付け建具調整) |
¥250,000程度 | 工期1日程度 |
勝手口ドア取り替え (既存ドア及びドア廻り壁解体、新規ドア取り付け、ドア廻り補修塗装) |
¥250,000程度 | 工期4日~5日程度 |
施工内容 | 費用目安 | 工期目安 |
---|---|---|
開き戸から開き戸へ取り替え (既存ドア及びドア廻り壁解体、新規ドア取り付け、ドア廻り補修内装) |
¥100,000程度 | 工期3日程度 |
開き戸から引き戸へ取り替え (既存ドア及びドア廻り壁解体、控え壁造作、新規ドア取り付け、ドア廻り補修内装) |
¥150,000程度 | 工期4日程度 |
ドアはその種類や用途によって施工方法がことなります。ここでは、ドアの種類と施工方法をいくつか紹介します。
玄関ドア・勝手口ドアの取り替えはリフォームの試金石となる工事です。どちらも4日から7日程度かかる工事で防犯には注意が必要となります。
工程はドア廻りの壁を解体して既存のドアを撤去します。次に新規のドアを取り付けて位置確認し、解体した壁廻りを補修していく作業となります。この時に気を付けたいのが、既存のドアを解体して新規ドアを取り付けるまで、おおよそ一夜、ドアがない状態となってしまうことです。撤去後の開口部にはベニヤ板を貼る等して防犯対策をしましょう。
玄関被せ工法とはその名称通り、既存ドアの枠はそのままで、被せ枠を既存のドア枠に被せて新規にドアを設置する工法です。この施工方法であれば、工期を大幅に短縮させることができ、ドア廻りの壁も改修しないで済むので外観のイメージも変わることがありません。
引き戸は開き戸と比べて使い勝手が良いドアだと広く認識されていますが、開き戸から引き戸へ取り替える時はかなりの制限に邪魔をされてしまいます。
その制限とは、引き戸を引くための控え壁を造作するスペースがあるかどうか?また控え壁を造作する既存の壁の内部には筋交いや柱がないか?などを確認しないといけません。
それらの条件がクリアしている時は、既存の開き戸廻りの壁を解体して、引き戸の控え壁造作範囲の既存壁を解体する、そして引き戸の枠を取り付けて、壁補修クロス貼りをする、というのが一般的な施工方法となります。
ちなみに、開き戸から引き戸へ変更する工事は、建具変更という項目で介護保険工事の対象工事となるので、被保険者が家族にいる場合は一度地方自治体に確認すると良いでしょう。介護保険工事可能な業者であれば介護保険給付金が出る場合があります。
外部ドアも内部ドアも一生使えるとは限りませんが、一日でも長く使えるようにお手入れや補修をすると良いです。ここでは、その方法をいくつか紹介します。
外部ドアやドアノブの普段のお手入れは、水拭きでOKです。
汚れがひどい場合には中性洗剤を使って拭くと良いでしょう。
ドアの色あせが気になる場合は、木製であればキシラデコールという防腐防蟻塗料、アルミ製であればアルミ専用のペンキやダイノックシートを貼れば、それらの不満も解消されます。ドアノブや鍵のかかりが悪くなったときは、メーカーの既成ドアであれば交換部品があると思うので一度工務店に相談してください。
また、ドアの開け閉めがしにくくなったり、変な音が鳴ったりする場合は、潤滑油を吹き付けて動きを良くしましょう。
内部ドアは使用頻度が多い為、動作不良の不満が多いようです。開き戸や折れ戸のように金物で動作をするドアは潤滑油をこまめに吹き付けましょう。
引き戸の場合は、たまに外して、戸車のゴミをとるように心がけましょう。これだけでも無理にドアを開閉することが減るので寿命が長くなります。
また、キズが入った時の補修方法ですが、ひっかきキズや少しのヘコミキズであれば、量販店で販売している床フロアのキズ隠しクレヨンで十分対応ができます。あまりに大きい穴等は、木目にシールを貼るなどして補修しましょう。
今回はリフォームドアの紹介をしました。ドアは住宅の中で時にはプライバシーを守り、暑さ寒さから家族を守る縁の下の力持ちです。このドアの動作不良や色あせ、キズは、住宅にとっても一大事なのです。補修や手直しで直せるときは自分で直し、自分では手の施しようがなくなれば、この記事を参考にして素敵なドアのリフォームを検討してみましょう。