上のコメントは、当サイトで以前に行ったアンケートで実際に聞かれた後悔です。
実際に家づくりが始まってしまうと、なかなか考える時間をゆっくり取れなくなります。
(実際のアンケートについて、詳しく知りたい方はこちらへどうぞ!)
「理想の家を建てよう!」そう決めて家づくりをはじめたものの、やらなければいけないことは多いのに、わからないことだらけで途方にくれていませんか?・・・
そうは言っても、実際何から始めるべきなのでしょうか?
「家づくり」と一口に言っても、やるべきことは数多くあり、いくら時間があってもすべてを完璧にこなすことはほとんど不可能です。
そこで、このページでは「家づくりの最初にまずおさえておいてほしい必要な知識」を3つのポイントに絞ってまとめました。
こういった不安をお持ちの方は、ぜひこのページを読んでいただきたいと思います。
家を建てるのに最低限おさえておきたい知識とはなんでしょうか?
それは、ズバリ「どういうステップで家を建てるのか」「家を建てる資金をどう計画するのか」「家を建てるのをどこに依頼するのか」の3つです。
これらを知らずに家を建てようとすると、どうなるのでしょうか?
「欲しいと思ったときが家の買いどき」なんて言われます。
特に、家を1から建てるならば、多くの打ち合わせなどの手間がかかります。「家が欲しい!」という熱量が無ければ、理想通りの家を建てることは難しいので、たしかにそのとおりではあります。
ただし、「欲しい」という勢いだけで家づくりをすすめるのは危険です。
たとえば、「今を逃すとこれ以上のいい条件は見つからないですよ!」なんて営業マンに言われてしまったら、誰でも「どうしよう」と考えてしまうものです。「あの営業さんが言うなら」と購入をすすめてしまうかもしれません。しかし、もし後になってそれ以上の条件が見つかったとしたら、「やっぱり、信用するんじゃなかった!」なんて後悔するのではないでしょうか?
もし知識があれば「本当にそうなのか?」と疑問を持ち検討することができます。
家づくりという大事な計画なのだから、誰かの言うことだけを鵜呑みにするのは危険ですし、後悔のもとです。
といっても、家づくりを始めたばかりのみなさんは、「知識をつけろといっても、いったい何から始めればいいの?」とよくわからないと思います。
次からは、家づくりに最低限必須の知識について、一つ一つ解説していきましょう。
家づくりにおいて検討しなくてはいけない項目は多くあります。
価格、ロケーション、土壌、家づくりの工法、設備、ローンの組み方……他にも色々あります。
これらすべてを網羅する「完璧な家づくり」というのは、誰にとっても難しいものです。
しかし、少しでも後悔しない家づくりを目指すことはできます。
そのためには、情報収集をして比較し、モデルルームを見に行ったり、実際に家を建てた人に意見を聞いたりして、しっかり知識をたくわえておくことが大事です。
まずは、家づくりの「基本のき」である、「家を建てるためのステップ」をしっかりとおさえておきましょう。
家づくりのステップをざっくりと分けると、
「下準備」→「設計」→「工事」→「完了」
の4つに分けられます。
このうち、最も施主が忙しいのが、「下準備」と「設計」のステップです。
「下準備」で行うことは
などです。
簡単に済ませようとすれば短時間で終わらせられますが、
ここでしっかりと準備をしていたかどうかが住む家の満足度に大きく直結します!
「設計」で行うことは、
などです。
家を建てる手順についてもっと詳しく知りたい方は、下の記事へどうぞ!
人生の多くの時間を過ごす住まい。型にはまった規格型住宅ではなく、本当に自分にマッチした家がほしい。家を一から建てることの魅力には代えがたいも・・・
「家を建てるなら土地探しから」これは間違いです。
なぜなら、土地の形状によっては建てたい家が建てられなくなるかもしれないからです。
土地には見えない制限が多くあります。
接道条件や斜線制限、建ぺい率や容積率などによっては、例えば「3階建てを建てたかったけれど、2階建てまでしか建てられなかった……」などということが起こってしまうのです。
それを避けるためには、土地と不動産を知り尽くしたプロに、建てたい家とセットで土地も相談するのが一番です。土地探しと家を建てる会社選びは並行して探すようにしましょう。
土地探しについて詳しくはこちらに解説しています。
家づくりよりも重要かもしれない、家を建てる場所選び。どんなエリアに建てるのか?実家との距離は?さらには、土地そのものによっては階数・・・
親族が土地を持っていて、そこに自分たちの家を建てられそうな場合はどうすれば良いのでしょうか。
こういった場合、いくつかパターンがあります。
その前に、土地と建物の名義についておさらいしておきましょう。
土地や建物は大きな財産ですし、税の対象です。ですので「誰が権利を有しているか(所有権)」が役所に登記してあります。これがいわゆる「名義」です。
親族の土地に家を建てるということは、親族の名義の土地に自分たちの名義の家を建てる
ということになります。まず、これはそもそも可能なのでしょうか?
自分たちの名義ではない土地に家を建てることは可能です。
特別な間柄にもとづく「使用貸借」=「ちょっと借りている」という扱いになります。
ただし、土地と家とで名義が異なると、住宅ローンを組む際に土地所有者が連帯保証人になる必要がある場合があります。
また、土地の所有者が死亡した際には、相続が発生し手続きが必要になります。
その際、相続人が何人かいる場合は財産分与になり、土地もその対象になります。
土地の分与では、分筆(土地分割)となる場合もあります。
そうなると家を立ち退かなくてはいけなることもあり得ますし、仮にもし住み続けられても土地面積が変わったことで建築基準法や条例に抵触する場合は、再建築などが不可能になったりする場合があります。
土地にはそれぞれ「建ぺい率」が決められています。
たとえば、100平方メートルの土地に70平方メートル分までしか建てられないというものです。
相続時に土地分割になって再建築不可になると、のちにリフォームなどを考える際に難しくなります。こういった面倒を避けるためには、相続より前もって土地の扱いをどうするか相続人で相談して決めておくのがベターです。
では、土地の名義を変更して家を建てる場合はどうなるのでしょうか?
まず、そもそも家や土地などの名義を変更するためには、「売買」「贈与」「相続」などの理由が必要になります。ですので、たとえ親から「土地を子に譲りたい」ということがあっても、無料で名義変更することはできないのです。
土地を親族等に引き渡す場合、「適正な価格で売り買いする」か、「生前に贈与税を払って贈与する」か、「死亡時に相続する」か、という三択になります。
贈与税は、年110万円以上の贈与にかかる税ですが、高額な取引ほど高税率になります。したがって、特別な場合(値上がり傾向にあったり、財産そのものから収益が得られたりする場合)を除きあまりオススメできません。
アザラシ先生
ペンギン生徒
アザラシ先生
ペンギン生徒
「相続時精算課税制度」は、相続税と贈与税が一体化した課税方式です。
60歳以上の父母(または祖父母)から20歳以上の子(または孫)への生前贈与について、2,500万円まで非課税になる制度です。(※2021年末まで)
ただし、この制度には注意があります。
一度この制度を利用してしまうと、「年110万円まで非課税」という贈与税のルールは適用されなくなります。暦年課税を利用した分散贈与を考えている方は注意しましょう。
「住宅取得等資金の贈与税の非課税制度」は、自分用の家の新築・取得・増改築にあてるための資金として親などから援助があった場合、最大3,000万円まで非課税になるという制度です。ただし、期限が細かく決められていますので、利用するならばしっかりとしたスケジューリングが必要になります。
住宅取得の契約日 | 省エネ等の優良住宅 | それ以外の住宅 |
---|---|---|
~2020年3月 | 3,000万円 | 2,500万円 |
2020年4月~2021年3月 | 1,500万円 | 1,000万円 |
2021年4月~2020年3月 | 1,200万円 | 700万円 |
「農地」に家を建てたいという場合はどうでしょうか?
土地には「地目」というものが定められています。
地目は、「その土地がどういう種類の土地か」を簡単に表したもので、
「山林」「池沼」「雑種地」などの23種類があります。
農地は、地目上「田」「畑」とされるもので、家を建てることは農地法上できません。
もしこの土地に家を建てたい場合は、これらの地目を「宅地」へと変更する「農地転用」の手続きを行う必要がありますが、やっかいなことに「農地転用」は常に可能というわけではありません。
国としては優良な農地は農地のまま確保しておきたいので、土地の場所や広さによって農地転用は制限され、許可が下りません。許可基準の原則としては、都市部に近かったり狭かったりするほど農地転用は許可されやすくなっています。
農地転用について詳しく知りたい方は、以下の章をご覧ください。
「自分の家を建てよう!」と思ったとき、たまたま探していたエリアにちょっとお得な価格のいい土地を見つけたけど市街化調整地域だった・・・
家を手に入れるために多くの人が利用する住宅ローン。
「賃貸並の支払いで家を買えますよ」というのは住宅会社のよくある文句ですが、当サイトが以前に行ったアンケートでは、100人中約6割の住宅購入者が「月々の支払額が増えた」と回答しています。
実際のアンケートはこちらのページです。
家に対する理想はあるものの、家づくりはいろいろ面倒なことがあって億劫に思うこともあります。とくに日々仕事や家事・育児で忙しい人にとっては・・・
住宅ローンは、数十年に及びます。それだけ長期の計画なのに、もし「これぐらいなら頑張ればなんとかなるよ」とちょっと背伸びした金額を組んでしまったらどうなるでしょうか。
順調なときは良いのですが、病気や出産、教育費、転職などで収入が変化し返済が厳しくなった場合、苦労することになるのは想像に難くありません。そしてもし返済が滞れば、せっかく建てた家を手放さなくてはならなくなることもありえます。
住宅ローンを組む際にはくれぐれも「どうにかなるよ」と楽観的な予測は止めて、収入の変化を見込んだ余裕のあるプランを目指すようにしましょう。
家を建てるのに最も重要なのが資金計画です。資金計画がしっかりとしていないと、せっかく家を建てても数十年後資金不足となり家を手放さなければならない事態になる可能性もあります。
貯金額や将来設計、家に重視するものによって住宅ローンの計画はひとりひとり違います。しかし、そうはいっても「自分の収入にはだいたいどれぐらいの家が妥当なのか?」をざっくりは知りたいですよね。
年収に応じた適切な家の目安を考えるのに、簡単な式があります。
それが、「自分の年収を6倍する」ということです。
年収別にまとめると以下のようになります。
年収 | 家の購入価格の目安 |
---|---|
300万円 | 1,800万円 |
400万円 | 2,400万円 |
500万円 | 3,000万円 |
600万円 | 3,600万円 |
700万円 | 4,200万円 |
ただし、どんなに年収があっても、適正な借入額というものはあります。
あくまで上記は目安であり、年収のほかに、実際には貯蓄額や年齢、収入の安定/不安定、扶養家族の有無なども関わってきます。
住宅ローンについて詳しくはこちらのページをご覧ください。
家を建てる時は、ほとんどの方がローンを利用するのではないでしょうか。ローンを利用するには金融機関の審査を受ける必要があり、基準を満たし通過することで・・・
家づくりの資金計画で注意してほしいのが「住宅ローンの返済以外にも出費がある」ということです。住宅ローンの返済以外にある出費で大きいものは、メンテナンス費と固定資産税などの税です。
■ メンテナンス費
家の塗装や修理などに必要な資金。
一般的に、10~15年に一度は100万円単位の修繕・改修が必要。
■ 固定資産税
土地と建物にかかる税で、毎年1月1日時点の所有者に対し、4~6月に納付書が送付される。「固定資産税評価額」×1.4%で、評価額は3年に1度計算され直される。
どちらもそれぞれ、一般的に毎年約10万円~の支払いが生じます。
うっかり「用意してなかった!」ということのないように注意しましょう。
資金計画となると、つい住宅ローンや教育費などばかり目が行きがちですが、実際には家に費用も計算して積み立てておく必要があります。抜け目のないようにしたいですね。
家はいざというときのセーフティネットとして機能しますが、高額な買い物なので、国として住宅取得を支援する制度が整えられています。
これらの制度はそれぞれ自分から申請しなければ使えないものばかりです。
しっかりとチェックして該当するものは申請して利用しましょう。
家を建てる時は、様々な税金がかかってきます。 また、住宅ローン減税や消費税増税による特例制度もあり節税ができますので、ぜひ利用して家を建てたいですよね。
家を建てる会社には大きく分けると、「ハウスメーカー」「工務店」「建築設計事務所」の3種類があります。これらにはそれぞれ特色があり、家づくりで重視するものによって向いている人が異なります。
これから家を建てようと計画されている方は、きっとたくさんの住宅会社を探しているのではないでしょうか。住宅会社によって構造や金額に違いがあるので・・・
ただし、家を建てるスケジュールがタイトだという方は注意が必要です。
設計事務所では家へのこだわりを反映させやすい一方で、やや家づくりの期間が長くなる傾向があります。
家を建てると一口に言っても、いざ動き出そうとすると「……で、いったい何から始めればいいの?」と戸惑ってしまいませんか?・・・
このページで書いてあることは、家づくりのいわば「さわり」であって、実際に家づくりに着手するためにはもっと多くの知識が必要になります。 家づくりの勉強をするためにはどうすればいいのでしょうか?
まず、手軽なのは「不動産のいろは」のような専門サイトを基本に、他には業界の人や経験者が発信しているブログやインスタグラム、Twitterなどを使って情報収集をすることです。
「いつかはもっと広くておしゃれな家を建てたい」と思っているけど、お金の不安や将来の不安はつきもの。いったい何をどのように準備すれば、理想の住まいを手に入れられるのでしょうか?
ただし、ブログやインスタなどはどうしても部分的になってしまい、全体像が分かりにくいので、もうすこししっかり勉強したいという方には本を何冊か読むのがおすすめです。
多くの人にとって、人生で最も大きな出費になるだろうマイホーム。その決断には、慎重さと多くの知識が求められます。・・・
対面のほうがやりやすいという方は、こういった相談カウンターを活用すると良いでしょう。
住宅情報サイトのLIFULL HOME’Sは、賃貸情報を始め、様々な不動産情報が掲載されています。Webサイトの使いやすさや物件情報の充実度などに定評があり・・・
家づくりに詳しい方なら「長期優良住宅」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これは、簡単に言えば「長持ちする質のいい家」ということです。
もし建てた家が長期優良住宅と認定されれば、税制や保険料などの優遇があります。
しかし、なぜ、長期優良住宅は優遇されるのでしょうか?
国は、日本の長期的な人口減少や、限りある資源の有効活用といった観点から、「いっぱい家を建てて、いっぱい建て直す」という従来のやり方から「質の良い家を建てて、手入れしながら長く住む」という方向に転換しようとしています。
ただし、質の良い家にはどうしても初期費用がかかってしまいます。
そこで、国が費用や税制の補助を行うことで少しでも普及させようとしているのです。
高性能住宅はやはり住心地が良いですし、長期的に見てランニングコストがオトクです。
国として推奨されていることもあり、積極的に検討したいですね。
あれやこれやと、これから建てる家の姿を想像するのは楽しいもの。せっかく建てるならいい家を建てたいですね。カタログを見ていると気になるのが、省エネルギーや・・・
「風水」とは、三千年前の中国で、都づくりのために考え出された当時の環境学です。「大地や気候などのエネルギー(気)を取り込んで運気を上げる」という考え方です。
一方「家相」とは、その風水が奈良時代に日本に伝わり、江戸時代に日本独自の「鬼門」思想とミックスしたものです。
どちらにも推奨される間取りや家の方角があります。
詳しくは以下リンク先でご確認ください。
家を建てる時に風水を気にされる方は多くいます。風水に関心がなくても、いざ家が建った後に運気が悪い間取りだったと知るとあまりいい気分ではありませんよね。
家を建てるという事は一生に一度の大きな買い物、せっかくなら良い運勢の時期に家を建てたいですよね。家にまつわる占いはいろいろあります。・・・
後悔のない家づくりには「納得感」がなにより大事です。
どんなにお金がなくても「ここだけはこだわった」というポイントがあれば、満足のいく家を建てられることもあります。
家づくりにとりかかる前にしっかりと知識を身につけ「知らなかった!」ということのないように万全の準備をしておきましょう。
ちょっとまって!それはもしかしたら「失敗する家づくり」の第一歩かもしれません。
「3回建てないと理想の家は出来ない」と言われるほど難しい家づくり。ただしそれは一昔前の話です。 インターネット全盛期で、いまや多くのハウスメーカー・工務店の口コミや建てた家の住心地がわかるようになりました。
巨額なお金のかかる家づくり。そんな人生最大のプロジェクトなのに、いきなり住宅展示場に行って、誰とも知らない営業マンと話が盛り上がり、しまいには「いい人そうだから…」なんていう理由で契約し家づくりをスタートしてしまう人が後を絶ちません。
住宅展示場はある意味アウェーの場。豪華な設備やきれいな設えに気分が盛り上がるのはしょうがないことです。 ですから、冷静な頭で考えられる「ホーム」でしっかりと会社を比較検討することが大事なのです。
「カタログ一括請求」ってご存知ですか?」
家を建てたい地域やイメージ、希望の価格などを入力し、気になる会社にチェックをするだけで、その会社のカタログが自宅に届けられるというものです。
家づくりのカタログの一括請求のサイトはいくつかありますが、こちらのサイトはどちらもオススメです。
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「まだよく決めていない人」~「細かい希望がある人」までカバー可能。本気の家づくりをするあなたに寄り添います。
家づくりのイメージが固まっていない初期段階のうちにカタログ請求を使うのは抵抗がある方もいるかもしれませんが、それは逆です。
複数社のカタログを見ているうちに「これは好き」「これは嫌い」とどんどん自分の好みの家のカタチが分かってくるのです。そして、カタログの良いところはなんといっても「家族と見られる」ことです。
ご自身と、大事な家族と一緒にカタログを並べて、理想の家について話し合ってみてください。今度の週末は、こちらのカタログを見ながら、家族で家づくりの会議をしませんか?
たった一度の無料資料請求で注文住宅のカタログをまとめて取り寄せできる
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